『真夏のオリオン』 Last Operations Under the Orion
太平洋戦争末期の日本海軍所属
潜水艦イ-77の米海軍との激闘を描いている。
いわゆる戦争ものだけど、
この手のよくみられる戦争ものとは、
趣きが異なる映画ではないかなと思う。
あの悲しい人間兵器・回天も登場する。
潜水艦と駆逐艦の闘いで頭脳戦描写は
さることながら、イ-77潜水艦艦長
倉本(玉木宏)の人物像を掘り下げて
描いている。
またタイトル『真夏のオリオン』に
ちなんだエピソードが
大事な場面で盛り込まれている。
現代と戦時中を北川景子が1人2役
やっているのだが、その必要性が
稀有だと感じた。
堂珍嘉邦(CHEMISTORY)が
イ-81潜水艦艦長を演じているが、
かなりの大根ぶりにがっかりさせられる。
CHEMISTORYの歌は好きなんだけど。
平岡祐太、黄川田将也らも出演している。
残念な点は、緊迫感があまり伝わらず
面白みが半減していること。
ただ御国の為に一辺倒や、
あの戦争懺悔などそういった
堅苦しさはないので、
手軽に鑑賞しやすくなっている。
今回の点数は少し物足りなく56点。
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(原作)
- 雷撃深度一九・五 (文春文庫)/池上 司
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- 真夏のオリオン/福井 晴敏 (文)
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