脚本家の北川悦吏子さんの初監督作品。
ちょうど一年ぐらい前に公開されています。
製作総指揮に小林武史、岩井俊二
もちろん脚本は北川悦吏子さん。
- ハルフウェイ
- ¥3,455
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※モバイル非対応
主演は
ヒロ(北乃きい)シュウ(岡田将生)
この二人は織田裕二主演の『太陽と海の教室』
で共演していますね。
- その友達に溝端淳平と仲里依紗
この二人も『ハチワンダイバー』で主演。
- そして脇を固めるのが
- 北川悦吏子作品
『オレンジデイズ』に出演の
成宮寛貴、白石美帆。
岩井俊二作品
『リリイ・シュシュのすべて』
大沢たかお。
それぞれが先生を演じています。
この作品はどこにでもあるような
普遍的な高校生の恋愛を描いています。
北海道を舞台に進学を目前に控えた
ヒロとシュウは付き合うようになります。
これ以上はちょっと内容は書けません。
これ書いちゃうと映画の良さが
半減してしまいそうで…。
北海道を舞台にしているので
風景が綺麗だし、ほんと
自然の良さが映像から滲み出ています。
それとカメラが固定でとっていないと
いう事に気づくでしょう。
カット割りも極力減らしていると
感じます。
この手法がこの映画では、
とてもあっていると感じられました。
ドキュメンタリーじゃないんだけど、
ファインダー越しに、演者の
気持ちや動きが
伝わりやすかったんじゃないかな。
※実際、手持ちのデジカメで撮影したそうです
それと台詞が、
自然な感じで台詞っぽくない。
皆、演者があえて
自然に演じていると
感じるんです。
もちろん役作りはしています。
それにも理由がありました。
もともとは台詞があったんだけど、
それを自分の中に取り込み、
自分の言葉で表現するというスタイルを
やったそうです。
なので、ここで出てくる言葉は、
演者のアドリブが多いそうです。
納得でした。
この演出はとてもいいと感じました。
ある高校生のカップルの
会話を垣間見るような感覚で
微笑ましい心のキャッチボールや
コミュニケーションが伝わってきます。
青春ですね。
悩む生徒たちを先生たちが
うまくフォーローしてくれてます。
特に大沢たかおがいいですね。
それとタイトルが何故に
『ハルフウェイ』なのか
それが気にかかっていました。
それは、ちゃんと劇中に明かされます。
北川さん、うまい。
観ながら、さすがやなと思ったのでした。
こういうのって気になる人は、
気になりますから。
書きたいんだけどね。
それについてのこぼれ話も…。
まずは、映画を観た方がいいかな。
エンドロ-ルで流れる
Salyu「HALFWAY」が
またすごくいいんだ。
余韻に浸りますね。
- コルテオ~行列~/HALFWAY
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※モバイル非対応
ほんと、北川&岩井テーストが
溢れた作品だと思います。
今回は70点です。
自分の今回の日記のタイトルは、
『ハルフウェイ』に
『リリイ・シュシュのすべて』を
もじってみました。
おそまつ (→o←)ゞ