内向的な人はなぜ折れないのか|静かに積み上げる人の成功法則と実例
強い内向的な人は、途中で折れない
―静かに積み重ねて、竹のように根付いて、竹のように撓(しな)る―
わたくしは
杉本幸雄(すぎもとゆきお)。
自由が丘の片隅で、ひとり静かに経営コンサルタント会社を続けて20年になる。
派手さはない。ほんとうに、ない。
話すのは上手じゃないし、ドモる。
飲み会には基本的に参加しない。
参加しても、乾杯だけで帰るタイプだ。
(あれこれ理由をつけて帰るのではなく、ただ単に“帰りたいから帰る”だけの人間である。)
でも、そんなわたくしがずっと確信していることがある。
「内向的な人は、案外、強い。折れない」ということだ。
もちろん、
鋼鉄のように硬いわけではない。
むしろ逆で、竹のようにしなやかだ。
風が吹けば撓(しな)る。
撓るけれど、折れない。
そして、気づけば根が深く、静かに伸びている。
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■ わたくしの大切なクライアントの話をしよう
彼は、起業前、何のスキルも知識もなかった。
本当に「何にも」なかった。
“ゼロから始めるって、こういうことか”と、こちらが思うほど真っ白だった。
でも、逃げなかった。
わたくしも、彼も。
派手なことはしない。
SNSでバズらせようともしない。
ただ、目の前の課題をひとつずつ、静かに、淡々と積み上げた。
一日も休まなかった。
その姿は、雨の中でも黙って根を伸ばす竹そのものだった。
そして起業2年目。
彼は商業出版を果たした。
出版社から声がかかったわけではない。
こちら側から、数多の出版社に企画を売り込み、認めてもらったのだ。
わたくし達の積み重ねが、周囲を動かしたのである。
その後は、顧問契約の依頼が次々と舞い込んだ。
派手な営業ゼロ。
インフルエンサー活動ゼロ。
ただ、静かに、地味に積み上げた結果が、静かに実を結んだだけだ。
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■ 内向的な人は、派手に見えないだけで「強い」
世の中は「声が大きい人」「手を叩いて笑う人」「派手な人」を評価しがちだ。
テンション高く盛り上げる人が“正義”とされる。
でも、わたくしは違うと確信している。
なぜか?
本当に強いのは、結果を出す人だからだ。
自分にも、関わる人にも、具体的に役に立ち、しあわせに貢献している人だ。
そして、そういう人は往々にして内向的だ。
誰も見ていなくても、やる。
拍手がなくても、続ける。
評価されなくても、淡々と前に進む。
それは、内向的な人の最大の武器だ。
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■ わたくし自身も、野良猫のように生きてきた
たとえば、このビジネスブログ。
毎日更新して、気づけば16年目になる。
一日も途切れていない。
「すごいですね」と言われるが、すごくもなんともない。
ただ、毎日書いただけだ。
多忙な日も、体調が悪い日も、気分が乗らない日も。
書く。
淡々と。
これは、自己理解のためでもあり、ノウハウの整理でもあり、
そして何より、クライアントへの静かなエールであり、同時に“圧”でもある。
「あなたは大丈夫。
今日も一歩、積み上げればいい。」
そう伝えるために、わたくしは毎日書いている。
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■ 野良猫は、強く生きる
内向的な強い人は、途中で折れない。
折れないように見えるのではなく、実際に折れないのだ。
なぜか。
派手に伸びようとしないからだ。
高らかな宣言もしない。
自分磨きも、他者貢献も惜しまない。
それは、まるで猫が自分の毛も、仲間の毛も、丁寧に舐めて整えるように。
称賛が欲しいからではなく、
生き延びるための戦略として、静かに積み上げる。
わたくしのクライアントも、わたくし自身も、
そして、これを読んでいるあなたも、きっとそうだ。
静かに積み上げる人は、強い。
強いけれど、柔らかい。
柔らかいけれど、折れない。
竹のように。
猫のように。
今日もまた、静かに、必要なことを淡々と積み上げればいい。
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