せっかく起業したのに、年1000万円越えないイマイチさんの共通点


はい、110億円売った

ぼっち起業家の杉本幸雄です。

もちろん、陰キャです。


20年ほど前に、コンサルタント業で独立起業いたしました。


わたくしの人生の目的は、関わる人みんなに、人生を勝って欲しい!、勝って、お金もメンタルも余裕がある【お金持ちで、いい人】を、コンサルタント業を通じて、日本に増やしていることです。


これまで

1万人の起業家や経営者を見てきて、2万回のコンサル指導をして、110億円売って、本は6冊目の商業出版を果たしたところです。


わたくしが20年間経営を持続してきて、確信したことは、起業したら年1千万円は誰でも越えられること、もし越えられないなら、ある共通した3つの問題点があるということです。


せっかく起業したのに、年1000万円越えないイマイチさんの共通点


起業は「何を誰にどう売るか」を自分で決められる自由があります。

だからこそ、多くの労働者(従業員)では難しい年1000万円というラインは、十分、誰にでも達成可能性があります。それにもかかわらず、1千万円を越えられないイマイチさんには、共通する構造的な原因があります。


今日のブログ記事では、問題点を3つに整理し、それぞれに対する実践的な対応策をお示しします。


そして文末では、せっかく起業したら「年3000万円」を狙うべき理由を述執筆いたします。



せっかく起業したのに、年1000万円越えないイマイチさんの共通点


1.環境が悪い

2.ビジネスモデルが悪い

3.単なる量不足


それでは、それぞれ解説いたします。




1.環境が悪い


- 問題点  

  - 影響力の強い人間関係に囲まれている。否定的、消耗させる相手が多ければ行動が萎む。 これには友人や知人だけではなく、家族や親類も含まれています。

  - 居所、つまり生活環境が収益志向と噛み合っていない。適切な情報・機会・マインド・習慣が得られていない。  


- 要因

  環境は行動の確率を変える。小さな意思決定の累積が売上を作るため、日常から売る方向に引っ張られるかどうかが重要。貧乏とバカは伝染ります。大前研一氏が云うよう、一人で引っ越せばいいのです。


- 具体的な打ち手  

  1. 関係の選別、人選びと距離感について、月単位で行う。会う頻度を減らしてエネルギーと時間の最適化を目指し続けます。  

  2. 売上に直結する人脈を優先する。ターゲット、見込み客、影響力がある人、学べる人を重視する。  

  3. 物理的な最短手段として居住エリアの見直し。お金持ちエリアに住む。環境投資は自己投資の一種で、暮らしと行動の「場」を変えることで習慣が変わります。


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2.ビジネスモデルが悪い


- 問題点  

  - 商品と値付け、ターゲットが噛み合っていない。リピート性、拡張性が弱い、欲しい人を見つけられていない、欲しくない人に無理やり売ろうとしている。  

  - 値付けが購買心理と合っていない。価格が価値を伝えられていないか、粗利が取れない。  

  - 販売の流れ(集客マーケティング→提案セールス→売上)に摩擦があり、スムーズな流れを作れていない。顧客の課題や欲望に合わせて設計されていない。  


- なぜ致命的か  

  不整合なビジネスモデルは努力を、疲弊熱に変えてしまいます。どれだけ働いている気になっていても、売上が伸びないのは、流れのどこかでターゲットが離脱しているボトルネックがあるから。


- すぐ実行できるチェックリスト  

  1. 商品×顧客マップを手書きしてみる。どの課題を誰のために解決するかを一枚にする。  

  2. 価格検証を5段階で行う。今の価格で3人に売れるか、1.2倍にしたらどうかを短期実験で検証する。  

  3. 販売ファネルを分解する。流入、接触、意思決定、決済、それぞれのコンバージョンを計測する。ボトルネックだけ改善する。  

  4. 継続課金か単発高単価かを明確化する。どちらかに集中し、混乱を避ける。




3.単なる量不足


- 問題点  

  - 売る行為が十分に行われていない。特別なノウハウは年1千万円レベルでは不要です。ただ、ひたすらに売ることに集中します。反復する接触とセールスが足りていない。  

  - 検証と改善のPDCAサイクル、OODAループが回っていない。試行回数が少ないため正しい仮説に到達できていない。  


- 要因

  年1000万円は、多くの業種で「合理的な単価 × 一定数の販売」で到達する水準だ。特別な才能よりも「売る回数」がとにかく大切です。


- 量を増やすための戦術  

  1. 1週間単位の販売KPIを設定する。新規接点数、提案数、成約数を数値化する。  

  2. テンプレ化と外注で反復可能にする。最初は自分で回し、テンプレを作ってから他者に任せる。  

  3. 最低実行ラインを作る。週に必ず20件の接触を行うなど、習慣化する。  

  4. 失敗を早くする。早い試行錯誤で勝ちパターンを見つける。





結論

せっかく起業したら、

目標は年3000万円を狙え


- 理由  

  年1000万円は起業すれば、誰でも達成可能だが、狙いが低いと成長のための仕組み化や資源配分を怠りがち。


労働者では、

ほぼ無理筋な年3000万円を目標にすると、スケーリングを前提とした設計(高粗利商品、再現性のある集客、外注・自動化、そして日常生活のあり方の工夫)が生まれる。

これが長期的な安定と拡大につながります。


- 実際の設計指針  

  1. 売上を「単価×転換率×件数」で因数分解し、3000万円のための具体目標を設定する。  

  2. 仕組み化優先で投資する。広告、CRM、外注、人材に先行投資し、回転率を高める。  

  3. 基準を持つ。利益率、顧客取得コスト、LTVを最低ラインとして設置する。




まとめ


起業した「だけ」で売り上げるための要素の全てが自由、あなた次第になります。そういう意味で、労働者時代より高収入へのハードルは下がるが、突破するか否かは環境、ビジネスモデル、量という三点の掛け合わせで決定されます。


まずは自分の弱点を一枚のシートにまとめ、上のチェックリストを順に埋めていきます。


年1000万円は決して魔法ではない。設計と実行を徹底すれば必ず到達する。つまり、とにかく売ればオッケー。だが、到達した先にさらに大きな自由を手に入れたいなら、次の目標は年3000万円という壁。


ビジネスモデルをスケールすることで、働き方も受け取る報酬も変わります。これはあなたの決断と環境が、その分岐点になります。