勝てない起業家の根本的な理由 ― 欠乏感と現実の受け入れ
現に、例えば年3千万円や億越えなど成功している起業家たちは、様々な困難や自分には責任がナイ逆境からでも、前向きに挑み、現実をありのままに受け入れることで、前に進んで成長を手に入れてきました。
しかし、
成長や成功を阻む大きな落とし穴のひとつに「欠乏感」や「不足感」が挙げられます。これらは、常に不満やイライラという感情から出発する人たちに根付いており、その不満は現実の事実に向き合うことを拒む心の状態から生じています。
欠乏感や不足感に覆われた状態では、しばしば誤った、前に進めない自己理解や他者との比較、ねたみやひがみを生じさせます。
現実を直視せず、夢見がちに理想や期待、妄想ばかりに囚われると、現実とのギャップがますます広がり、結果として絶えず不満とイライラが心に渦巻いてしまいます。
このような心の状態では、現実に直面した際に改善のための真摯なフィードバックを受け入れる心の余裕が持てず、改善点を正しく理解する前に過去について、「やっぱり、こうあるべきだった」という思いに固執してしまいます。
例えば、
親ガチャの現実を受け入れ、半ば仕方がないと理解して、自らが絶え間ない努力を積み重ねて、自分軸の自由や高収入などを手にいれた40代の成功起業家がいます。彼は、両親からネグレクトされ、暮していた施設と通っていた小学校では、想像を絶する虐待や暴力も受けていましたが、その状態を変えるべき、勉強を頑張り、自らのチカラで環境をどんどん変えていきました。不満を愚痴る暇も、ひきこもりや非行をする金銭的余裕は全くありませんでした。彼から言わせると、愚痴、ひきこもり、非行はとんでもなく贅沢で余裕のある人がやれること。
一方で、
いわゆる中流家庭で育った彼女は、推薦入学した大学もコネ入社した就職先に不満を抱いた。そして、とりあえず誰でもできるコンサルタントで起業し、今もイライラは続いている。
不満の内容は、生活パターンであり、人間関係。そして自由になるお金の量が少ないこと。
いつも他人軸をベースで生きていて、他人と自分とを比べながら、欠乏感、不足感を覚えていて、その割には、いつも現状から抜け出すだけの作戦の実行も、具体的な努力もしたことはない、という。彼女は、50代で今も毎日が不満。
起業家にとって
現実を正確に認識することは、ビジネスを客観的に評価し、改善するために不可欠。ここがスタート地点。
たとえば、自身の弱点や市場のニーズ、顧客の声に耳を傾ける姿勢がなければ、売れるアイデアや新たな成長戦略は生まれません。欠乏感やイライラに覆われた状態では、自己重要感や自己操縦力を持つことすら難しく、周囲からの自分が受けた影響や助言を、自分の失敗の原因としたり、自分へよ否定として受け止め、さらなる消極性や他責の思考を助長してしまいます。
このような状況から脱却するためには、まず「事実」を正面から受け取ることが必要です。現実を事実ベースで客観的に理解し、現状の課題や成功の要因を冷静に分析する姿勢が、成長へと繋がります。
事実ベースの自己評価は、自己満足に浸ることなく、真に必要な変革を推し進めるエネルギーを生み出すのです。失敗や不足を恐れるのではなく、それを次へのステップとして捉える柔軟さこそが、真の成長を実現させる原動力となります。
結局のところ、勝てない起業家たちが陥る根本的な問題は、現実を正しく受け入れず、常に「自分は充足していない」というイライラ、不満からスタートしてしまう点にあります。
起業して、経営の闘いをすることは厳しい事実と向き合い、そこから学び、改善していくことの連続です。
不満とイライラに支配された状態では、成長の糧となる貴重な事実、ヒント、人間関係すらも見逃してしまうのです。
今一度、成功者たちが辿ってきた「事実受容」の姿勢に立ち返り、ありのままの状況から一歩踏み出す謙虚さと、勇気を持つこと、これらが飛躍と躍進への可能性につながります。
