徳ある者は、必ず言あり。
言ある者は必ずしも徳あらず。
仁者(じんしゃ)は必ず勇あり。
勇者は必ずしも仁(じん)あらず。
徳のある者は必ず良い言葉を言う。
しかし、
良い言葉を言うものは必ずしも徳のある者とは限らない。
仁のある者は、必ず勇気がある者だが、勇気がある者が、必ずしも仁のある者とは限らない。
この孔子の言葉から、
起業家が学べる教訓について
1. 言行一致
徳ある者は言葉にもその徳が表れますが、言葉だけが立派な人は必ずしも徳があるとは限りません。起業家は、言葉だけでなく、行動で示すことが重要です。
2. 内面の強さ
仁者は勇気がありますが、勇気ある者が全て仁であるとは限りません。
起業家にとって、外面的な勇気だけでなく、仁愛という内面の強さが成功への鍵となります。
3. バランスの取れたリーダーシップ
徳と言葉、
仁と勇気、
これらのバランスが取れたリーダーシップが求められます。起業家は、これらの資質をバランス良く持ち合わせ、チームを導くべきです。
これらの教訓は、起業家が自己の内面を磨き、信頼されるリーダーとなるために役立つでしょう。
徳ある者の沈黙もまた、重要な意味を持ちます。
起業家やリーダーは、言葉を無駄にすることなく、必要なときにのみ話すことが影響を及ぼします。
その沈黙は、内省と理解の深さを示し、時には言葉よりも強いメッセージを送ります。
むやみに話しをしない、ぼっち起業家が有名起業家に多いのは、この現れかも知れません。例えば、孫正義さんや藤田晋さんが、このタイプです。
起業家にとっての仁愛とは、
単にビジネスの成功を追求するだけでなく、社会的役割を果たし、他者への深い思いやりを持つことというです。
自分や自分の家族の幸せだけを求める起業家には、よく災いが起こっているようです。
自分さえ良ければオッケーという了見は、視野を狭めて、欲望を強めるからです。
欲望が強まれば、足元がおろそかに確率が高まります。
起業家には、社会的な役割、例えばどんな社会的な変革をもたらしたいか、平たく云うと、どんな社会を目指すのかの、公的目的が、私的な目的と共に大切です。
あなたは、ご自分のビジネスを通じて、どんな社会、日本を目指していますか?
私は、「世界中、満腹な人ばかりにする」ことや、「日本に何でも許す余裕のある人を増やし」たいと考えて、
自分のクライアントには、とりあえずお金持ちになることを勧めております。
最新刊