わたくしのクライアント先のネット通販ショップや、コンサルタントや士業の先生たちが過去最高益をたたき出しています。


わたくしはコンサルタントで起業して、約20年、110億円売上げました。


わたくしはクライアントたちの多くに提案する【定番の勝ち方】があります。

その1つが、値上げや高価格設定です。コロナ禍が一応開けて、わたくしはクライアントたちに過当競争には加わらないようコンサル指導しております。


売上げ=件数✕客単価


値上げをすることで、件数は減るのが通常です。変動費と手間が減って、利益率は上昇します。値上げ幅によっては、件数が減っていても、利益額も増える場合もあります。


報道によると、

日本企業全体で、2023年4〜9月期の純利益が3年連続で過去最高を更新したということ。新型コロナ禍で停滞していた人出が戻ってきたことなどが要因とされていますし、適切な値上げ戦略が企業の過去最高益につながりました。


日本マクドナルドは、2023年12月期に連結営業利益で過去最高を記録する見通し。東京都心などで商品価格が通常の店より高い「都心店」を増やし、メニューの価格差を最大で90円とした結果で、客数は減少したものの、客単価の上昇により業績が伸びました。

都心店の価格設定は例えば、ビッグマックが500円(税込み)と通常店(450円)より50円高くしました。

そして2023年12月期の連結営業利益が過去最高の400億円(前期比18.3%増)に達する見通しと発表。


「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは、2022年5月度に創業以来過去最高の売り上げを達成。グランドメニューの2割の商品を20~30円値上げをしたにもかかわらず、全店客数が118.3%、既存店客数が115.4%、全店客単価が101.7%。値上げをしても客数、客単価が落ちるどころか伸びたということ。


NetflixやAppleなどによると、価格を1%上昇させることで営業利益が23.2%上昇するらしい。


クライアントでは、ネット通販ショップでは送料の値上げを実施し、コンサルタントや士業の場合では、お試し価格などの値上げを実施したことによって、過去最高益を記録したところが続出しました。


値上げは、

低価格競争にしのぎを削り、デフレ色が強かった過当競争から抜け出すキッカケになりますし、客単価が上昇し、手間が減りますから、疲弊せず余裕が出てストレスを減らせます。


わたくし自身、起業3年目にコンサル代金を4倍値上げしました。その後、業績が好調に推移するようになりました。4倍値上げしたところ、その直後で客数が半減しましたので、結果として、売上げが2倍増えました。値段をそのままで、売上げ件数を4倍にさて、売上げを2倍にすることはまず出来ないことで、値上げが自分を救ってくれたということです。


客数が半減したのに、売上げ2倍なんて、夢のようじゃありませんか!

コンサルタント杉本幸雄 


杉本幸雄の本