地方都市のショッピングモールにある、人気のフードコート。
ラーメン、カレー、ハンバーガー、スパゲティ、焼きそば、お好み焼き、うどん、蕎麦、アイスクリーム、、、、、
そして、お寿司。
食事は、誰もを楽しませますね。
ただ、とある一軒だけ、ガラガラでお客は、食事時というのに、一組だけ。
回転すし屋さんです。
その一組のお客さんは、旅行者らしき白人さんでした。
値段もお手頃、メニューも良さそう、なんと言っても絶好の立地です。
何て言っても、このお店以外は、大混雑な訳ですから。
このお店にお客が入らない理由は「積極的に、信用をおとしめる行為を平然」とやってのけているからです。
と言っても、このお店で働いている人達には、責任は一切ないでしょう。
「人事部」がダメなんです。
いわゆる板さんが、どう見ても、高校生くらいの少年二人です。
幼さが残っていて、そわそわ感丸出しのアルバイトでしょう。
今は、どこのアルバイトや派遣が多い事は、みんな知っているから、その雇用体系が問題ではないという事です。
問題は「与える印象」「抱かれたい感想」に気遣いがナイところです。
日本人にとって、寿司は特別食。
ちらし寿司、ばら寿司や手巻き寿司は家庭でも作って食べるでしょう。
握り寿司は、ほとんどのお母さんが作りません。特別な存在だからです。
にぎり寿司は、職人さんが作るもの、板前さんが握るべき食品だと思っています。
でも、お客はAHOではありません。
回転すしは、切ってあるネタを、マシーンが成形したシャリに乗せるだけ、そんな事は知っています。
スーパーで売っているお寿司は、修行を10年以上した職人さんが握っているとは、誰も思っていません。
でも、「コスパ的に美味けりゃ、雰囲気なんてどうでもいい」
そこまで、お客は合理的ではありません。
感情があります。
ハンバーガーやクレープを高校生のバイトが作っていても、そんなに違和感ありません。
アイスクリームを高校生が販売していても、何ら感じません、むしろ「頑張ってね」と励ますくらいです。
でもでもでも、お寿司はダメなんです。
日本人にとって、特別な食事で、憧れの対象なんです。
回転すしといっても、そこは思いやりの演出が必要です。
ネタを乗っけるだけの板さんアルバイトでも、顔のしわ、手の日焼けから年齢と経験を感じさせ、安心させてくれなきゃ、いけないんです。
ネット通販でも、「商品がイイから売れる」「需要があるから、成功するに決まっている」と勘違いしている社長がいます。
この残念な寿司屋もまさに、おんなじです。
客は、モノだけ買っている訳ではないんです。雰囲気も価値です。心の部分が大切です。
このお店の唯一のお客さん、外人さんカップルに、「ニッポンのお寿司」はこれだと、想ってもらいたくないと祈るばかりです。
