世界遺産ウェストミンスター寺院|はじめてのプランナー | のんちゃんが今日も行く 何かが得するブログ

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のんちゃん会長(社長休業中)です。


世界遺産ウェストミンスター寺院 、というのをご存知でしょうか。


イギリス王室に属する由緒正しい教会で、英国国王の戴冠式もここで行われます。


故ダイアナ元妃の葬儀もここで行われました。


イギリスに行かれた人は観光された方も多いと思いますが、


日本での注目度、知名度はさして高くありません。




もう何年も前ですが、とあるご縁ときっかけでウェストミンスター寺院に納められている


展示物・所蔵物を日本で展覧するために奔走したことがあります。



これは難しい仕事だなぁと思いましたが、なんでも経験なんでトライしてみることにしました。

てなわけで、会社の成長原資を稼ぐため、そして好奇心旺盛なのでなんでもやってました。


本業とはぜんぜん関係ないけど(゚ー゚;



実際にウェストミンスター寺院にも招いて頂き、普段では入れないところも案内してもらったり、


顔を合わせて信頼を頂いた結果、公式に代理人と定めるレターも頂いたこともあります。


のんちゃんが今日も行く 何かが得するブログ-ウェストミンスター寺院
当時の写真です。

某テレビ局や大手広告代理店、国立の博物館などへも何回かプレゼンしたのですが、


日本での知名度を考えると、どうしてもコンテンツとして集客力が弱いことが懸念され、


収益ベースが見込めず、最終的に頓挫した企画です。



このような大きなプランニングだと3年スパンの仕事になります。


博物館は3年先まで予約でいっぱいなんですよ。


なので最低3年前からの段取りとなるわけです。




そして美術品などには莫大な保険料と運搬費がかかります。


各種の手配には先行投資もかかりますし、三年間ランニングコストもかかります。


当時で言うところのキラーコンテンツがなければ、最終的に収益化も難しい。




ダイアナ元妃という切り口で遺品も展示したら、日本人にはウケがいいかもしれないと、


あのミーハー企画が得意なテレビ局が提案してきましたが、


それでも黒字化が難しいトントンぐらいの収益シュミレーションでした。


N○Kも提示してきた予算が思ったりよりも低く、赤字の予感。

結局文化的側面が強い興行ですし、スポンサーがみつかりませんでした。




たまには、こういう非日常的な仕事も面白いものです。


またそのうち何かにチャレンジしてみたいです。