さて、機材整備もちょこちょこ進んできてバレーアーツに手を入れる事にしまして。
どうも弾きづらいと。
オレってこんなに下手だったかなと。
いやいや、いつの間にか弦高が結構な高さになっているのが原因だろうと。(笑)
こりゃ、ネックが順反りしてんな。
老眼だからよく分からんけどさ。(笑)
自分でロッドを回すのは怖いし測定具もないしでプロに任す事にしました。
色々下調べした結果、池袋のG TECH OFFICEにお願いする事に。
「フロイドローズでブリッジ目一杯下げてるんですけど調整で弦高下がりますか?」
大将、スケールをあてて
「あぁ、反ってますね。
これを直してロックナットも少し底を削ります。
で、だいぶ下がりますしローポジションが弾きやすくなりますよ。
アームは頻繁に使いますか?」
「いや、あんまり使わないです。」
「今、ブリッジのケツが上がっている状態ですのでノンフローティングにしましょう。
ボディーに平行なのが基本セッティングなのでその分ここでも弦高は下がりますしチューニングも安定します。
アームアップは効かなくなりますけど。」
「それでお願いします。」
「ちなみにこのギター、何年前に買いました?」
「25年くらい前かなぁ。」
「ロッドをいじった事は?」
「ないです。」
「その手のメンテをしないで25年間でこの反り具合は優秀ですよ。
ロッドの効きもいい。
ちょっと回しただけですぐ効く。
こちらの想像以上に効いたんで少し回しすぎました。(笑)」
放ぽってあったのになんか褒められてる。
はは。
「フェンダーやギブソンでもいくら回しても効かないギターはたくさんあるんですよ。
バレーアーツみたいな元々リペア専門の工房が作るギターはそういう欠点を把握してるんでちゃんとした物を出している。
いいギターですよ。」
恐れ入ります。(笑)
「フェンダーやギブソンがソリッドを作ってその次の大きな変革がこのギターのようなアクティブピックアップにフロイドローズ搭載ってパターンなんですよね。」
職人気質のリペアマンはEMGなんて嫌いだと思ってたけど結構フランクだったな。
目の前で手際良く作業してくれていちいち説明してくれる。
ロックナットもベルトサンダーで軽く削ったんだけどね、ナットの裏を見せつつ
「ほら、ちょっとまだらに削れてるでしょ。
平らじゃないってことです。
ネック側も平面を出せばもっと綺麗に密着しますし弦高も落ちます。」
「ブリッジをフローティングさせない場合はうちでは4弦の12フレットで半音チョーキングした時ケツが持ち上がらない事を基準にしてます。
そうなるように裏のバネの本数やら締め込み具合を調整します。」
「弦高が高い時期に合わせたからかオクターブがあってないです」
汗...
1弦でスケールを使い正確に弦長を合わせてあとの弦はそれに合わせてサドルを移動していく。
実際に音出しして合わせるわけではなかった。
理論値で合わせるという事なのかな?
何度かネックをつけたり、外したりしながら反りを修正。
で、完成。
「どうですか?」
「だいぶ弾きやすくなりました。」
「これでネックの状態は80点位にはなっています。弦高を下げたぶん今まで気にならなかった所が気になるかもしれません。」
「ビビリですか?」
「はい。でもアンプから音出しした時に気にならないのであれば問題ないです。
気にしちゃうといけないのでどの辺りかは言いませんけど。(笑)
リペアマンレベルで言うとそこも直さないといけないんですけどね、本当は。」
「しばらくそれで弾いてもらってもう少し落としたければネックの仕込み角をシムで調整すれば更に落とす事は可能です。
でも、それをやるとだいぶシビアになるのでフレットの擦り合わせが必要になるかもしれません。そこまでやって100点になります。」
「あと、弾かない時は弦を半音くらい緩めてくださいね。ロックタイプのブリッジを持つギターは弦を緩めるのが面倒くさいってよく言われますけど逆ですよ。こんなに簡単な事はないですよ。アームダウンさせてブリッジのケツにウェスを厚くたたんで挟み込めば一気に6弦全部緩めることができるんですよ。」
おぉ!!
なるほど。
これは目から鱗だ。
今日1番の収穫かもしれん。(失礼)
ネットではある事ない事色々言われてるようだけどぼくは信頼できるリペアマンだなと感じましたね。
なにかあったらまた持ち込もうと思います。