タイトルで分かる通り、フィギュアスケートに関係ありません。
Twitterのタイムラインに流れてきた下のツイート。
塚原 久美🍀最新刊『中絶薬がわかる本』1/28発売!『日本の中絶』『中絶のスティグマをへらす本』@kumi_tsukahara経口中絶薬の承認を推進したい方、日本の中絶医療の改善を望んでいる方々は、ぜひ「リツイート」をお願いします! あと17日しかありません! パブコメを成功させないと、経口中絶薬の承認は阻まれる可能性が大きいと、私は危惧しています。外科… https://t.co/sqeFh7Qcgh
2023年02月11日 23:16
最初はこの頃話題の緊急避妊薬の話かと思ったんだけど、違っていた。
今日本では、人工中絶は掻破法という物理的な方法が行われている。けれど世界では薬によるものが主流である。その薬の承認についてのパブリックコメントの募集である。
こんな重要な話が、話題になることもなく進んでいることにびっくりしてこの記事を書いている。
人工中絶というと、子どもを望まない女性の選択のように思えるけれど、実はそうとは限らない。
私、実は第一子を産んだ後、三回流産している。最初の流産は完全流産だったけど、あと二回は稽留流産。胎児は生きていないが、子宮の中にいる状態。
つまり、稽留流産とわかった後、人工中絶術と同じように、子宮から内容を描き出す処理が行われたのである(最後の医者がひどくてね、術前に人工中絶についての注意書き渡してきて「これと同じだから」と言ったという。おい、子どもを望んでる人間になんつー無神経なことをするんだ)。
で、そのときはそういうものだとしか思ってなかったんだけど。
後で知ったのだ。世界の中絶は、薬を使うのが当たり前だということに。
掻破術は安全だと一応言われているけれど、物理的に子宮の内側を掃除するわけだから、肉体を傷つける可能性、そしてそれが悪影響を与える可能性がゼロではない。
薬だって副作用がないとは言えないだろうけど…母体に対する安全度が高いからこそ、世の趨勢は掻破術から置き換わったとしか考えられないわけで。
少子化を憂えるようなことを言いながら、子どもを望む女性に対し、より安全な方法を提示することすらしていないのか、この国は〜!!!
と、かなり怒ってしまった。
緊急避妊薬といい、経口中絶薬といい、性の放縦を恐れるおっさん(そして一部のおばさんも?)達が女性に対する罰としたいため、より手軽な方法を認めたがらない傾向があると私は睨んでいるが。
そんなことを憂うるより、まずは母となる人間の不運をフォローする方を第一にすべきだろ、本当に少子化をなんとかしたいなら、と思うんだよね。
実際、私は第一子を産んでからの流産だったので、処置のあと「安静にする」なんて、子どもの相手をしなくちゃいけないから中途半端にしかできなかったわけで。
処置そのものが安全だって体には負荷がある、それに子育ての負担が被さった結果、やっぱり母体を損ねてしまった、なんて危険性もあるわけで。
と、いうことを前面に押し出して、パブリックコメントをこれから書こうと思っている。
あ、女性が自分の性をコントロール出来る手段は多い方がいいという考えももちろんあるよ。ただそれは私の思想とかそういう、頭での考えであって。
「あの頃、第二子を授かるために多少なりとも不妊治療して努力してたのにもかかわらず、安全度の低い処置で自分の体を扱われたのかーっ!」というのは、体の感覚を含めての話なので、そちらをメインにする。
と、いうことで。
パブリックコメントを書きたいと思われた方、以下のリンクを辿ってみてください。
ちなみに、緊急避妊薬のパブリックコメントでは薬品名の記入が求められたので(今回の募集要項には書いていないけれど)、一応、メフィーゴパックという薬品名は書いておいた方がいいんじゃないかと思います。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220368&Mode=0
(ナイーブな話題なので、コメントはつけられない形にします)