日曜日の大輔さんのインスタライブは、数分だけ見られた。

出かける前何気なくスマホをいじったら、インスタライブもうすぐ終わりという言葉を見かけて慌ててチェックしたのだ。

柔らかな声、とろりとした甘い雰囲気。いやー動けない。出かけるつもりだったのに、つい見てしまう。

もう終わりの雰囲気なんだけど、のんびりしているからなかなか終わらないな、出かけなきゃいけないんだけどどーしよ、と思ってたらさっと終わってしまった。

ほっとしたような、残念なような。




大輔さんはインスタライブを始める前の時期には、インスタグラムの過去のストーリーをハイライトにどんどん上げてたりもしていた。

過去の大輔さんの軌跡。これがまた見られるのはすごく嬉しかったけれど、ただ。

これまでの大輔さんって、何かに集中しているときはSNS放置って感じで、で、そうなると私はいつも「冬来りなば春遠からじ」という言葉を胸の中で呪文のように唱えていたのだ。そして実際、その後にあっと驚くような展開を見せてくれる、それが高橋大輔という人だった。


逆にいうと、今の大輔さんは四大陸選手権や世界選手権を控えていても、それ以外にも気を回せる状態なわけか、と考えてしまって。

まあ、今季前半は競技の練習を積む一方、アイスエクスプロージョン2023の準備をするという二本立ての生活だったのが、後者が終わったことで手も気持ちも少し空いたということなのだろう。


とはいえ、インスタグラムのハイライトが綺麗に項目分けされてアップしているのを見ると、ちょっと気になるんだよなあ。

今までやってきたことの棚卸しという感じがして。インスタライブの方も、無意識にファンの感じを掴もうとしてない?とか考えてしまう。


つまり、新しいことを始める前に、自分の手持ちのカードを確認というか、在庫チェックしてませんか?などと思ってしまったのである。




勘繰り過ぎかもしれないけどね。

しかし、私は大輔さんがアイスダンスに転向した際「二年が長い男」なんて記事を書いてる。

その後、どこやらのアイスダンスの識者が、アイスダンスでちゃんとやれるようになるには(?)「五年かかる」と書いていたのを読んで、「うん、じゃ3年だ」と書いた記憶もある。つまり、大輔さんの成長速度は並じゃないから、普通の人の予測より早いはずと思ったのである。

そしてアイスエクスプロージョン2020で、かなだいカップルが最初の一歩を踏み出してから、ちょうど三年。

コロナ禍で練習らしい練習できない時期もあったとはいえ、今季の世界選手権終了の頃には十分一つの段階まで達するような気がするのだ。


となると、大輔さん、また曲がり角曲がって新しい方向に向かいたいような気分になってたりして?などと思ってしまって。

あ、そろそろ「氷艶」の時期なのはわかってる。今までの通例だと奇数年だから。

ただ、それ以外にもあるような気がして。


なんとなく落ち着かない今日この頃なのである。