この間もちょっと書いたけれど、昨年12月に、ブログ記事との繋がりが分からないけどこちらを批判しているんだろうな、というコメントが付きまして。

<コメント>
一連の流れに(笑)
この人はおまいう案件が多いので自分のことは俯瞰して見れないだなぁと思ってたので痛快でしたw
ダブスタの典型。

<コメント終わり>

うーん、具体的に何のことを言ってるのかよく分からない。
そもそも、私は別の人からコメント来て、それに返信していたときで…「この人」って、どっちだ?という疑問。まあ私なんだろうけれど(笑)。
その辺をバシッと決めないと、こういう悪口コメントって切れが悪いと思う。

とりあえず、「具体的な」記述が何もないので返答に困る。
とはいえ、「ダブスタ」という言葉のネットでの使われ方については、私、常々思うところがあったので、「この人の興味の範囲外だろうな」と思いつつ、そのことを書いて返信としてしまった。
で、それに対するコメントがまた、私にはちょっと理解不能だった。そこで、そのコメントは非承認、IPアドレスでブロックということにした。

で、年明けたからIPアドレスのブロック、解除したら、さっそくコメントが付いていて、で、これまた「?」な内容だった。
ブロックし続けた方が良かったかな。



とはいえ、一度「ダブスタ」という言葉についてコメントで書いて、表の記事にもしようか迷っていたところだったので。
「コメントが来たということは、そういうタイミングなのかな。」と思って、ちょっとだけ書いてみることにした。



「ダブスタ」。正確に言うと「ダブルスタンダード」。

ここの説明が分かりやすかった。「ダブルスタンダードの意味と正しい使い方とは?」

で、例が載っていたので、ちょっと引用する。「人種差別」というテーマに関して。

<引用>
・人種差別反対を公言しておきながら白人を優遇する
・黒人を人種差別しながらも友達の黒人だけは認めている

<引用終わり>

分かりやすい例だと思う。
で、この二つの例文に置ける二重規範の解消法は、四つある。

(1-1)人種差別に反対ではないと公言する。
(1-2)白人優遇をやめる。
(2-1)黒人に対する人種差別をやめる。
(2-2)黒人を友達扱いするのをやめる。

で、差別をなくす方向での望ましい二重規範の解消法と言えば、(1-2)と(2-1)だよね。
(1-1)や(2-2)は、取るべきではない解消法である。




ところが、ネットに置ける「ダブスタ」は、しばしば、「取るべきではない解消法?」と感じるような事例に導くためにこの言葉が使われているように思えるときがある。

例を挙げると。
「お前ら、〇〇選手について、正しいこと言ってるようだが、□□選手がそういう状態だったときはそんなこと言わなかったじゃないか。ダブスタだ、お前が言うな。」

まあ、〇〇選手と□□選手のところは、思い思いの選手の名前入れてください。

これ、分かりますね。
「お前が言うな」といいたい気持ちはそりゃあるだろう。あるだろうけれど、それを聞き入れたら「正しいことが言えない」。
いやむしろ、〇〇選手に対して「正しい判断をされたくない」からこそ、「お前が言うな」という発言で封じようとしている印象を受けるのである。

つまり、「今のままでいるべし、波風立てるな」という人間が、その手段として「ダブスタ」という言葉を使っていたりする。「人種差別」の例でいうなら、差別温存型の(1-1)や(2-2)を選んでほしかったりするパターンなのである。

「ダブスタ」という言葉が使われたときは、その言葉を発した人の意図「二つある基準のどちらを解消してほしいのか」をきちんと把握しないと危ないのである。下手をすると「正しくない状況に加担する」ことになってしまうのだ。

まあ、そんなことが言いたかったのである。



で、余談。
上の文を書くためにいい例文がないかな、と思って検索したのだけれど。
そこで、ある記述に出合ってしまった。

「ダブル・スタンダードの意味」

<引用・文字の強調は私が勝手に行った>
さて、その意味だけど「二律背反(にりつはいはん)」っていう意味の日本語は知ってるかな?これを知ってれば、意味はそういうことだよ……で済むから早いんだけど
<引用終わり>

ええとぉ。



このブログのタイトルは皆さまご存知の通り。まあここ半年くらい名前変えてたけど。
つまり。
「このブログは最初から、ダブスタブログだとタイトルで語っているようなものである。」という事実。
「ダブスタの典型」でも、まったく当たり前なわけで。
そういうこと言って来ても「無駄 無駄 無駄ーーーっ」だったという。

うん、頭の中で「ジョジョの奇妙な冒険」が浮かんだので、田中刑事選手の写真があるツイートを貼っておしまいにしよう。