「ドラえもんの最終回」 | フィギュアスケート妄想・疾走者

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どこかの民族では、数の概念は「1、2、たくさん」しかなかったとかいう話を聞いたことがある。

一人でも、二人でも、大勢と組んでも、高橋大輔はかっこいい。

8月25日に、高橋大輔少年初めての海外遠征エピソードを書いた。
実は、そのエピソードを語る長光コーチに、もう一人(?)の国民的人気者を連想した。
タイトルで分かるように「ドラえもん」。大輔少年を心配する言葉に、のび太を心配するドラえもんの姿がダブったのだ。
長光コーチのセミナーの朝日新聞記事を読んで、ロビン・カズンズとともに、そのことを思い出した。

もちろん高橋大輔はのび太ではない。長光コーチにとってはピカピカの出来杉くんだったろう。
しかし、自分に自信を持っていなかった少年を支える苦労は、たぶんのび太を支えるドラえもんのようだったのではないかと。

そして、このドラえもんは出来杉くんに、ひみつ道具を出すのではなく、ひみつ道具の作り方を教えた。
自分で教えられないものは、教えてくれる人を探して二人で世界中を回った。
そして、才能を開花させた、のび太の心を抱えた出木杉くんは、次々とひみつ道具(演技)を作り出し、その道具は世界中を魅了した・・・。

で、この妄想、都市伝説と化した、誰かが作った二次創作「ドラえもんの最終回」が混ざってます。

wikiによるとこんな話。
(引用開始)
ある日突然ドラえもんが動かなくなってしまった。未来の世界からドラミを呼んで原因を調べたところ、バッテリー切れが原因だと分かった。
のび太はバッテリーを換えてもらおうとするが、このままバッテリーを換えるとドラえもんの記憶が消えてしまうとドラミから聞かされる。
ドラえもんなどの旧式のネコ型ロボットのバックアップ用記憶メモリーは耳に内蔵されているが、ドラえもんは既に耳を失っていたので、バッテリーを交換してしまえばのび太と過ごした日々を完全に消去してしまうことになる。
バックアップを取ろうにも方法が分からず、開発者を呼ぼうとするも設計開発者の情報はわけあって絶対に開示されない超重要機密事項となっていた。
のび太は迷った末、とりあえずドラえもんを押入れにしまい込み、皆には「ドラえもんは未来へ帰った」と説明。
しかし、ドラえもんのいない生活に耐えられず、猛勉強をしてトップクラスのロボット工学者に成長する。
工学者になってからしずかと結婚したのび太は、ある日妻となったしずかの目の前で、努力の末に記憶メモリーを維持したままで修理完了したドラえもんのスイッチを入れる。
ドラえもんがいつものように「のび太君、宿題終わったのかい?」と言い復活する。
ドラえもんの製作者が明かされていなかったのは、開発者がのび太自身だからだった。
(引用終わり)


トップクラスの工学者として、のび太くんは色々なものを開発した上で、意を決してドラえもんを修理したんだと思ったわけです、私。

この話は、たった一人で、またドラえもんと暮らすために自分を磨いたのび太くんのお話。
ドラえもんは一人で眠っていた。
一方、大輔少年は、長光コーチと一緒に、道を進んできた。
長光コーチは大事な少年のそばにいて、彼を育むことができた。

長光コーチの物語は、どんな「ドラえもん」の話よりも幸せな物語のような気がする。
高橋大輔と運命を共にするというのは、さぞきついことだろうと思うけど、それでも、ね。

しかし、のび太くんの方はどうなんだろう?
「最終回」ののび太くんは目標に到達したけれど、こちらの出木杉のび太くんは、「歌子先生を泣かせる」目標を達成してないぞ。達成することが果たして100%の幸せかという問題を含めて、私には分からないことだろうけど。

ロボット

ちなみに、ウルトラマンコスモスの「落ちてきたロボット」は、この都市伝説化した「ドラえもんの最終回」をパクってる?オマージュしてる?と思う。いい話だから映像化したかったんだろうね。