中学の時に、近所のホームセンターにで、銀マットと呼ばれるマットを手に入れた。
衝撃だった。これまでテントの中では硬い地面とあまり変わらない状況下で寝るのものだと思っていたが、このマットにより、安眠度合が格段に向上してしまった。
だが、まだこの頃、どちらが表(上向き)か正しく理解しておらず、朝を迎える度にギラギラ感に悩んでいた(滝汗)
キャンプツーリングを行うようになってもこのマットとの蜜月関係は続いた。
仮に誰か有識者をテントに連れ込む機会にでも恵まれれば正しい向きに気づいたのかもしれないが、アウトライダーの河合氏の記事を読むまで間違った向きだった方は私だけではないはずだ。
キャンプツーリングを繰り返すうちに、銀マット以外のマットの存在を知り、価格を知った時に、更に衝撃をうけた。
マットなのに、安宿1泊2食付きより高い!
買えなかった。というより、買おうという気持ちになれなかった。
実際のところ、単に運の問題だけで雨に降られたツーリングがなかったのと、銀マットがかっこいい、という根拠のない思い込みが根底にあったことが伺える。
10年近く前になるが、秋田県の男鹿半島を目指して走っている時に、物凄い豪雨に見舞われた。これが酷く、パッキングした荷物すら浸水し、フェンダーレスが災いし、リアにくくり付けていた銀マットが大変なことになってしまった。
そのまま、豪雨の中濡れてるテントを張り、ずぶ濡れのまま夜を越えて思ったのは、防水性のあるバッグとその中に収まるサイズのマットが欲しいということだった。
その時に購入したのがこれ。
現行は色や形が微妙に変わったサーマレストのプロライトプラス。
購入前に各メーカーを見たり、旅先で貸してもらったりしましたが、自分にあっているのはサーマレストという結論に達しました。
大きさが銀マットの半分、しかも寝心地は月とすっぽん。売れているには訳がある、と本気で思ってしまった。
それから1年も経たないうちに、あらよ、あらよでマットが増えた。
冬用だ、山用だ、手軽だ、サーマレストは素晴らしい!などなど、理由というか、自分を納得させる屁理屈にも似た言い訳で買いあさってしまった。
銀マット時代に思っていた、安宿1泊理論はどこへやら…
でも、体は一つだし、保管するにも場所をとる。
ベースキャンプなる厚みのあるマットも「冬用」などと考えて買ったが、氷点下10度以下の岩手山麓でプロライトプラスで安眠してしまった。
ちなみに写真のベースキャンプは今となっては旧カラー(笑)
他の人はわからないし、個人差もあると思うが、自分にとってベースキャンプのR値5.0はオーバースペックだったことになる。ちなみにプロライトプラスのR値は3.8。
ミニマム感に惹かれて買ったネオエアー(今や廃盤?)
ミニマム感は、画像上のプロライトプラスと比べても抜群なのだが・・・
こいつは暖かさ以前に、寝心地が気にいらなかった。
あのシャカシャカ感がだめで、フィット感も空気量をいろいろ調整してみたがだめだった。
おまけに、勝手に膨らまないマットの為、酔った後に膨らますと、一苦労な上、酔いがまわる。
翌朝二日酔いで撤収の場合には排出される物凄い酒の臭いの空気に襲われ、二次災害の危険すらある。マジで。
そんな試行錯誤、いや、単なる浮気?を繰り返し、結局、今はこれだけになりました。
- THERMAREST(サーマレスト) RidgeRest SOLite S 30206/THERMAREST(サーマレスト)
- ¥3,456
- Amazon.co.jp
- THERMAREST(サーマレスト) ProLite Plus L (63×196×厚さ3.8.../THERMAREST(サーマレスト)
- ¥17,820
- Amazon.co.jp
- THERMAREST(サーマレスト) Prolite プロライト(R)レギュラー ポピー 【.../THERMAREST(サーマレスト)
- ¥15,660
- Amazon.co.jp
- THERMAREST(サーマレスト) リッジレスト クラシック レギュラー(51×183×厚さ.../THERMAREST(サーマレスト)
- ¥3,780
- Amazon.co.jp
最初に買ったプロライトプラスとリッジレスト(どちらも旧モデルですね)
でも、これらで充分です。うん。
余談ですが、エアマットの類は使用しないときは膨らませた状態で保管しておいた方が使用時(持ち出して丸めて再度空気をいれる時)に勝手に膨らむのが早い、って知ってました?
もともと勝手にある程度は膨らむんですが、保管の仕方で結構変わるもんだと知りました。基本か?これ。
おまけ。Zシートは2年くらい座布団がわりにしてたら、凸凹がかなりなだらかになっちゃいました(笑)