昨日の釧路新聞に掲載されました。

(2023年10月30日釧路新聞。帰国後、釧路新聞社にて報告を行い、その内容が掲載されました。)

 

双十国慶節(建国記念日)は辛亥革命の発端となった、1911年10月10日の武昌蜂起を記念しており、

中華民国の独立と建国を祝う日であり、台湾においては国家の安定性と独立性を強調する重要な日となっています。

パレードや花火大会、文化イベントなどが行われ、国内外で祝われます。

今年も台湾の台北市で10月10日に開催されました。

 

釧路市動物園と台北市立動物園は友好園協定を締結しており、

国の特別天然記念物である「タンチョウ」と「マリモ」を釧路市から無償貸与しております。

また、昨年には台湾の花蓮県花蓮市との友好交流協定を締結し、今年11月には釧路市立北陽高校が修学旅行で台北市を訪れます。

台湾との繋がりは日を重ねるごとに深くなっており、民間においても釧路日台親善協会では毎年、

台湾の留学生を招聘し、様々なイベントを通して釧路市民と交流を深めております。

 

そういったご縁などもあり、釧路市議会日台友好促進議員連盟は、双十国慶節に初めて招待され、

宮田副議長、大越(日台議連会長)、板谷議員(日台議連幹事)で出席。

また、9日には台北動物園を表敬訪問いたしました。

 

【双十国慶節】

海外の親善使節団や大使、外交官、華僑などが参加した国慶節の式典が、総統府前広場で盛大に行わました。

錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長に相当)の開会の辞で幕を開けた今年の國慶節式典に、

日本からは史上最多人数となる日華議員懇談会43名をはじめ、東京農業大学第二高校などが参加。

北海道からも、北海道議会日台親善議員会、北海道日台親善協会など出席。

 

昨年の京都橘高校に続いて、今年も日本から高校吹奏楽部が国慶節に招待。

東京農業大学第二高校はエメラルド色のユニフォームと黒のカウボーイハットでアニソンメドレーを演奏、

素晴らしいパフォーマンスを披露。続いてパレードを行ったのは43名の議員を派遣した日華議員懇談会。

 

日本のパレードの時、式典司会者は、

「中国が台湾産の果物を禁輸した時に日本がパイナップルをたくさん買ってくれたことに台湾人は感謝している」等と紹介し、

日台友好ムードを盛り上げておりました。

その後には、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のマーチングバンドとバトントワラーが続き、

台湾は日米との関係は盤石だとアピール。

 

 

 

 

 

【台北市立動物園】

対応:朱孝芬副園長、張東君さん

(左から板谷市議(日台議連幹事)大越(日台議連会長)、朱孝芬副園長、宮田副議長)

 

釧路生まれのタンチョウ、ビッグとキカの間に誕生した「哩鶴(リーホー)」の飼育状況などを視察。

24時間体制での監視や見やすい展示など、とても大切に扱われており、来園者からも非常に人気が高く、

朱孝芬副園長方との意見交換では「台湾と日本、台北市と釧路市の関係強化も含め、タンチョウの2世、

3世以降に繋がることを期待している。そのためにもリーホーのパートナーについても是非検討して欲しい。」

との要望がありました。

 

台北市立動物園は、年間入園者数約350万人。

雨の日でも入園者数が2万人(1日)以上来園することもある大きな動物園で、東洋一の動物園と言われるほどです。

台北市は日本国内からの観光客も非常に多く、リピーターも多いと伺っております。

台北市の動物園に日本の特別天然記念物である、タンチョウやマリモがいることを国内でも、

もっとアピールする必要があり、友好園協定を結んでいる釧路市動物園も、協定を意義深いものとする必要性を実感しました。

 

台湾は日本の重要な貿易パートナーであり、経済的な関係も深い国です。

今回の招待は、釧路日台議員連盟が釧路市と台湾との交流の架け橋と認められている証であり、引き続き関係各位と更なる連携を深めて参ります。