中学生の時の一コマ。
•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆*・゚•*¨*•.¸¸☆•*¨*•.¸¸☆
『一般病棟に戻りました!』の電話を貰って、会いに行って、日に日に元気になって行く長女を見て、このまま元気になって行くんだ!と喜んだのは束の間。
面会の時に突然、お医者さんが部屋に来て、
『脳圧が下がらないので、水頭症の治療のための手術が必要です。月曜日に手術します。』
との告知をされた。
元々、脳室の水が多いというのはわかってて、腫瘍を取ったら良くなるかも、とのことだったけど、改善されなかったみたい。
今は、脳のお水を逃がす管が付いているのだけど、そのままにしているリスクの方が高く、感染症も怖い、との事で手術しかないそう。
頭に器具を入れて、お腹にお水を逃がすという、シャント術というものらしい。
まさか、こんなにすぐ手術があるとは思わず、突然の告知で、心が痛かった。
こっちも呼吸をしてるのがやっと、というくらい。
病室が暑かったからか、気持ち悪くもなって来て、少し早めに病院をあとにした。
長女の気持ちを考えると、もう一度頑張るっていうのはとても切ない。
でも今よりも良くなるための手術。
わかってはいるけどきつい。
その手術、本当に必要?って何度も思った。
そして、お医者さんはリスクの話の方が多い。
淡々と。
それが余計に辛くさせる。
今日は、昨日の告知が効いていて、何となく病院に行くのが腰が重くなってしまって、グダグダしてたら病院から電話。
『しずくちゃんがお母さんとお話がしたいと言ってますが、今日は来られますか?』と。
なんか、しーちゃんらしいなと思って、笑っちゃってw
『今から行きますぅw』
と返事をして、運転をするメンタルが残ってなかったので、母に車を出して貰って、出発。
しーちゃんに会ったらさ、昨日よりすごく元気になってて、
『今日、ゼリー食べた!』
『蒸しパン食べたい!』
『早く歩きたい!』
『お顔拭いて欲しい!』
って話してくれて。
この子の生命力すごいな!と思って、こっちが元気を貰ってしまって、行ってよかったな、と思った。
ずっと、手を繋ぎたがって、帰るまでずっと手を繋いでた。
可愛いね。
しーちゃんと話してたら、自然と前向きになれて、手術も受け入れられた。
主治医からのお話でも、その手術が今回の治療としては最後、との事で、やっと安心した。
病気はこれから一生続くけど、今回はこれで終わる。
よし、踏ん張ろう。