こんばんは。

 

先程帰宅し、もう日付が変わる寸前ですが、9月1日は、特に若年層で最も自●が多い日と言われて久しく、人身事故も多い日なので、いつもより少し早く家を出たりしましたが、自分の周辺では何もなく1日が終わって一安心。

 

我が家は次男に若干その気が有るものの、長男は健康優良児、かつ、メンタル最強組で、公休以外は学校を殆ど休んだことなく、高校も軽く3年間皆勤ペース、成績も悪く、友人も殆どいない、どちらかと言うと居場所のないタイプなのに、鈍感力というか、親ながらその強さには感心するばかり。

 

私自身、本当に集団行動が苦手で、高校で私立に入るまでは、非効率と低予算の象徴の様な学校という存在が嫌で、子供なりに考えたのか、常にマイルールに持っていくために、万年、学級委員や生徒会をやることで、居場所を無理矢理つくっていましたが、あの頃は、あの教室が確かに世界の全てみたいなところが有りましたから、最悪の選択肢を選ぶ気持ちは、個人的には、分からないではありません。

 

ただ、大人になると、強制的に居場所を与えられることはなく、死ぬまで居場所を探し続けることになることが分かった今は、居場所が見つからないなら、逃げ出しても良いから、その選択肢を選ばせる替わりに、新たな居場所を自分の力で探すことの努力をすることだけは条件付けようと、もし自分の子供達がそうなりそうだったら言おうと決めてどれくらい経ったでしょうか。

 

長男はもう成人なので自己責任の年齢に入りますから、次男はあと10年、何とかこの言葉を使わずに済めばと思います。

 

そして、こういうことを考える度に思い出すのは、元ブルーハーツの甲本ヒロト氏の、SNSで拡散されたこの言葉たち…

 

「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」

「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」

「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」

 

初めてテレビとラジオ以外で音楽に触れたのが、進研ゼミの小学校2年生か3年生の夏休みの付録で入っていた彼等のカセットテープ。情熱の薔薇とあと数曲入っていたと記憶していますが、出来ればこの言葉を添えてくれたら、生きづらさも少しは解消したのになと思う、今日この頃です。

 

さて、日付も変わったので、本題に。

 

前回の更新で、キタサンブラック、エピファネイアの2大種牡馬について触れましたが、後は、募集頭数の少ない種牡馬の関係を簡単に。

 

●唯一の母馬優先馬について

 

まずは、スワーヴリチャード…というより、今年唯一の母馬優先権利保有馬について、しっかり触れておきたいと思います。

 

No.13 ルナリアの24 牝 父スワーヴリチャード 母父ネオユニヴァース 矢野厩舎

 

 

母の9番仔として、初めてのクラブ募集となりました。

 

未勝利引退後は、アイオイファームに売却されていたため、寧ろ縁が無いと思っていただけに、嬉しい募集となりましたが、シルクで募集されたムーンライトデイを含め、全て中央未勝利と、母の繁殖実績は厳しいものとなっています。

 

母も小さかったですが、同馬も小さく、4月終わりの生まれを考慮しても、390㎏は、母の成長曲線に鑑みても、なかなか厳しい印象を拭えません。

 

ただ、配合的には、ダンチヒ、シャーペンアップと父と相性の良い血をしっかり持っており、見所がない訳ではありません。

 

この母が募集されていた当時の様に、この手の仔は、年末年始までじっくり成長過程を見極めた上で判断したいところですが、現状ではそれが無理ですからね。

 

歩様も悪くないだけに、良くなる要素はしっかり持ってはいますが、個人的な尺度では、現状では厳しいと言わざるを得ないだけに、今回は縁が無かったものの、陰ながら見守りたいと思います。

 

●レイデオロの生き残りについて

 

種牡馬ランキング現在12位、気が付けば既に4世代がデビューとなる中、いよいよブレイク出来るかどうかの最終ジャッジが下る世代となりました。

 

と言うのも、この産駒の世代までは種付け料700万円、種付け数も落ちたとは言え149頭と高水準を保っていましたが、昨年は500万円と価格が下がると種付け数は僅か39頭に激減。

 

トロヴァトーレがマイル路線で重賞勝ち、アドマイヤテラが菊花賞3着から目黒記念勝ちと結果を出してはいるものの、現実問題として牝馬の活躍馬が出ておらず、牡馬も現代競馬にマッチングするスピードを持ち合わせているとは言い難い現状だけに、巻き返せるかどうかと言われると、なかなか厳しい状況です。

 

 

ノーザンファーム産に限った牝馬の芝出走のデータ(TARGET Frontierより抜粋)ですが、短距離でのスピード不足は致命的で、かつ、中距離でも走れていないと、流石に見切らざるを得ない成績というのが、可視化すると分かると思います。

 

 

一方の牡馬ですが、グループの方針もあるのか、明らかに不向きなマイル未満の出走歴が無いのが特徴的ですね。

 

マイルもサンプル数が少なく、6勝の内4勝がトロヴァトーレですから参考値。

それ以降の数値を見ると、2400mこそ、勝ち切れない印象が有りますが、それ以外は何処を取っても優秀な数値が並びます。

 

距離をこなせる母系の牡馬であれば、他のスタリオンの種牡馬と五分以上に戦えるだけに、今回募集の牡馬2頭はまさにそのレンジに入っています。

 

1頭は相当人気になりそうですが、もう1頭はそこまででもないでしょうし、今だからこそ、その可能性に賭けてみるのも、悪くないかもしれません。

 

●American Pharoahと枠順と

 

最後は、外国産馬から。

 

今年のセレクトセール1歳セッションで、5500万円(税抜き)で落札され、8000万円と大変強気な価格で募集されたのが、ジョイネヴァーランドの2024。

 

リザーブ価格4000万円でしたから、まさかキャロが落札したとは思いませんでしたが、今回のセリは、フライトラインがいたことが大きく響いた感じもしますし、アメファラ自身、既に日本で7世代がデビューしていますから、フレッシュさの点で、盲点になったと思われます。

 

ただ、馬自身の出来は見てのとおりで、クラブの強気な値付けも、本来の落札価格と思えば、妥当なラインだと個人的には思います。

 

産駒の平均獲得賞金価格2000万円以上の高アベレージヒッターで、リフレイム、ジューンブレアという芝馬も出ていますが、本質は、カフェファラオ&ルクソールカフェ兄弟のとおり、ダートでしょう。

 

アメファラと言えば、仕上がりの速さと高速馬場への適性という長所が有りますが、その一方で、揉まれ弱さが指摘されることが多いです。

 

前述のカフェファラオも、フェブラリーSこそ内枠から勝ちましたが、揉まれない番手競馬でしたし、ユニコーンS、シリウスSはいずれも8枠からの競馬、ルクソールカフェも、未勝利からの4連勝全て外枠と、実力以上に運を味方につけた面が有りました。

 

実際、ダートでの枠順成績を見ると、

 

 

数字的に大きな差こそ無いものの、1枠は他の枠に比べ期待値を大きく下げており、勝っているのはかなりの人気馬、極端に苦手と言って良い傾向が出ていますね。

 

因みに余談ですが、内枠に強いと巷で言われているドレフォンのダートでの枠順成績は…

 

 

噂どおり、入着率ベースもそうですが、特に回収率ベースで優秀ですね。

 

話しはアメファラに戻り、揉まれ弱いとなると、ダート上級条件は勿論、芝でも…と思った際には、早々に頭打ちになる可能性が高く、生粋のアメリカンらしいと言えばそれまでですが、この価格を回収する為の重賞勝利が必然となると、相当なハードルをクラブ側は課したなという印象を受けました。

 

ナダル産駒のコハクトウとこの馬は、ダートの上級条件に行ける器だと思いますが、果たして元が取れるかは、馬の実力に加え、多少なりともの運が必要になりそうです。

 

まだ触れていない馬も沢山いますが、これでひと区切りをつけたいと思います。

 

個人的には、今年は本当にピンと来る馬が殆どおらず、欲しい馬2頭の組み合わせ次第では完全に予算オーバーになってしまうので、もしかしたら1頭入魂で終了、そうでなくても、2頭か多くて3頭の申し込みで終えることになりそうです。

 

正直、関西馬を殆ど見ていないので、今日、明日である程度眺めた上で、木曜日は泊まりで検査に出掛けるのですが、ノートPCが壊れているまま、買い替えていないので、金曜日帰ってきてから最終票を確認しつつ、ギリギリのタイミングでの申し込みたいと思います。

 

それでは皆様、ラストスパート、頑張りましょう。

良いご縁がお互い有りますように。