こんばんは。

 

余程愛馬の崖っぷちの出走にプレッシャーを感じていたのか、はたまた、台風接近による気象病の発症か(笑)

昨日の午後から喘息発作だけでなく、38℃の熱発、昨夜は熱と咳でまともに眠れず、今日は眠い眼をこすりながら、怠い身体を何とか起こして久々にベッドの上で仕事。

 

丁度良いタイミングで後遺症外来の受診日だったので、仕事を早目に切り上げて渋谷へ。

出掛ける前に飲んだカロナールが効いたことと、ベッドで安静にしていたおかげで、外に出たら大分具合は良くなりましたが、先日受けた血液検査の結果を見て納得。

 

急激な血中亜鉛の減少で亜鉛欠乏症を発症していた模様。

 

去年も夏場は亜鉛が少なくなっていたものの、気にする程ではなかったですが、今回は最低基準値の半分程の重度の欠乏症、どおりでずっと倦怠感が抜けず、味覚も曖昧になっていた訳だと納得、後遺症有る有るではあるのですが、比較的女性に多い症状だったので気にしていませんでしたが、急いで今日から亜鉛剤を通常の倍、摂取します。

 

いつもの様に、病院到着から3時間程経過し、やっと外に出られるタイミングで、渋谷はゲリラ豪雨。

ちょうど、地下道に入るタイミングだけ小降りになったので飛び込んだものの、JRの構内が水浸しになっているのを知っていたので、ヒカリエへ一時退避。

 

月曜日でも夕飯時で満杯で、正直、食欲もないので軽食で済ませたかったのですがそれを断念、比較的空いていた「まい泉」さんへ。

 

 

卵とじなら食べられそうだったので、久々に黒豚ロースのかつ重とジンジャエール。

卵のふんわり感が優しく、エアコンで冷え切った身体も温まり、電車が遅れていて帰路に1時間かかりましたが、無事余力を持って帰宅出来ました。

 

ここから、ルージュエクレール、レッドクレメンス、サーマルソアリング、レッドダンルース、そしてバズアップビートと、来週末に向けて大事なレースが続くので、良いゲン担ぎにもなりましたね。

 

さて、週末の競馬の振り返りの続きを。

 

この週末の先陣を切り、見事に勝利を果たしたのは、土曜日札幌2Rダート1700mの2歳未勝利戦に出走したルージュマローネ。

 

1番人気初芝のロジャーバローズ産駒で祖母ネームヴァリューのスティーヴヴァローズ、2番人気同条件の前走2着のラストレガシーと、3つ巴を形成した1戦でしたが、スティーヴはロスの多い大外枠、逆にラストレガシーはスタートの悪いレガシーには致命的な枠順だっただけに、前走同様ゲートさえ決められれば…という想いで、レースを迎えました。

 

2024.08.17
8月17日レース後コメント(1着

横山和生騎手「陣営が上手く仕上げてくれて、前回より軽さもあって状態は良さそうでした。自分でずっとダートがいいと言ってここを使ってもらったので安全策で勝ちにいきましたが、しっかり勝ち切ることができてホッとしています。スタート自体はそう速くはないのですが、仕掛けるとグッとハミを取って前進気勢を見せてくれますし、あまり競られず先手を取れたのは大きかったですね。あとは捲り切られないようにジワジワとペースを上げていきましたけど、直線に入ったところでも手応えは十分。今日は力通りというところでしょう。初戦のあとはダート向きと思ったのですが、今日跨ってみると軽さが出てきていますし、センスのいい馬ですからね。もう一度芝を使ってみても面白いと思います。まずは一つ勝てて良かったです。ありがとうございました」

栗田徹調教師「おめでとうございました。一度使って締まりが出てきていたので前回よりは動けるなと思って送り出しましたが、いい競馬だったと思います。鞍上の指示通りに動ける柔軟さがありますし、まだまだ体も成長途上の中で勝ち切れたのは大きいですね。ダートも良かったとは思いますが、騎手によると芝でもという話だったので、次に関しては色々と考えたいと思います。ひとまず放牧でリフレッシュのつもりでいますが、早い時期に勝てたことで色々試していけますからね。今後がすごく楽しみになったので、この馬に合った条件を模索しながらまたやっていきます。ありがとうございました」

 

 

発馬直後の隊列、最初の100mでしっかりハナのポジションを確保。

 

この段階で、出遅れたラストレガシーは画面の外、スティーヴも楽に番手を取れる位置ではなかったので、個人的にはここで「出来た!」と思いました。

 

 

そのまま1コーナーで後続も含め並びが決まり、

 

 

この状況なら、最後方からラストレガシーに捲られても全く怖くはなく、

 

 

捲りに脚を使い果たしたレガシーの外を回らざるを得ないスティーヴの立ち回りを確認して勝負有り。

 

 

ラスト1Fでセーフティリードを確保し…

 

 

最後は流し気味でも、スティーヴに1馬身半差をつけて余裕のゴールイン!

 

和生騎手がダートに拘っていたというコメント、栗田調教師は特に拘りが無さそうなコメントに鑑みると、レース前の記事で書いた「クラブ主導の芝デビュー説」という陰謀論が強ち間違っていなかったかなと、ルゼルのデビュー戦と同様の印象を改めて受けましたが(笑)

 

和生騎手は、最初からこの条件を意識していたのでしょう。

 

新 馬 戦(芝1800m)…「13.3-13.0-12.2-11.8-11.6」

未勝利戦(ダ1700m)…「13.4-13.0-12.5-12.3-13.0」

 

新馬と未勝利のラスト5Fのマローネが刻んだラップ比較ですが、ほぼ同じ様なラップを向こう正面で刻んでいます。

 

これは前走で間違いなく、和生騎手は、このダート1700m戦を意識しつつ、芝で溜め逃げしてどれだけ粘れるかという脚を計ったのでしょう。

 

何故大逃げをしなかったのかという愚音に近い的外れな批判の声も耳にしましたが、その答えは、和生騎手とマローネが一発回答を出してくれましたね。

 

芝では、マジックサンズの末脚に屈しましたが、ダートであれば、あれだけの脚を使える馬はまずこの条件には出て来ませんから、ラスト1Fまでしっかり脚を使い、最後は余力をもって走破してくれました。

 

勝ち時計の1:48.0は、怪物クラスではないものの、この時期としては十二分に良い時計。

 

世代4頭目の1600m以上の2歳ダート戦での勝利、勿論、牝馬では初勝利ということで、その素質の高さをまずは遺憾なく発揮してくれました。

 

何より、不慮の時期で亡くなった母のレッドアトゥに、この初盆の時期に、良い報告が出来ることを心から嬉しく思っています。

 

2着以下もすぐに勝ち上がれる程のレベルの高いレースでは有りましたし、奇しくも2着~8着は、セレクトかセレクションセール出身馬で、それらの馬にこの時期にしっかり勝ち切れたことも嬉しいですね。

 

さて、今後に向けてですが、出資時からの悩みでも有りましたが、来春の関東オークスまで、適鞍が全く有りません。

 

元々、もって1400mまでかなと思っていたので、この様に、1800m、1700mで走れていることも想定外でしたし、おそらく、馬が本格化して行くにつれて、適距離はその辺りに落ち着くと思うので、関東オークスを目指せるとも思っていませんが、最も近い交流重賞となると、11月頭のエーデルワイス賞で、昔は1800mでやっていた時期も有りましたが、今は1200m。

 

流石に、地方馬に混ざっての1200m戦は…という感じで、具体的な目標を設定するのは難しいですね。

 

札幌2歳Sは相当メンバーが揃いそうなので却下となると、中山の芝のマイル辺り、9月7日(土)のアスター賞が現実的な目標になるでしょうか。

 

ダートでは、9月28日(土)に阪神1400mのヤマボウシ賞が有りますが、過去4年の勝ち馬だけでも、サトノフェニックス、オマツリオトコ、コンバスチョン、デュアリスト、重賞どころかG1で勝ち馬している馬達ばかり。

 

流石に分が悪いですし、それ以外の中央OPの多くは、海外遠征を意識した有力馬が集まるだけに、着を拾える程度で走れれば、芝に戻してやむを得ないと思っています。

 

その中でも、中山のマイルであれば、何とかなるかもという予感は有るので、Road to フェアリーSということで、出来れば次走はアスター賞でお願い出来たら嬉しいところです。

 

泊まりの人間ドックの2日目ですが、余力が有れば新宿から中山に向かいます(笑)

 

何はともあれ、今年は例年より随分早い8月に初日が出た今年の2歳世代。

史上最強世代の名の下、ここから他の馬達にも、快進撃を続けて欲しいものです。

 

それでは。