こんばんは。

 

医師の指示どおり、エアコンの効いた部屋で1日過ごし、夜は在宅での鍼灸治療をしっかりして貰い、大分回復しました。

明日は大雨予報も、久々に最高気温26℃予報、北海道と一緒の気候でホッとしています。

 

明日が終われば3連休、あと1日の辛抱です。

 

時間もないので、早速本題に。

 

まだ先週末からの時間感覚が戻り切らない中ですが、木曜日ということで出走確定。

我が厩舎については、先週は2歳馬2頭の出走ですが、今週からは一転、勝ち上がりを賭けた3歳未勝利馬3頭の戦いが始まります。

 

まず、土曜日については、2月頭の小倉戦からフレグモーネ等のトラブルが続き、実に5か月半ぶりの出走となるヴゼットジョリーの21ことレッドクレメンス(牡・父ブリックスアンドモルタル)。

 

この長い休みの間に所属の安田隆厩舎が解散、新たな預託先として茶木厩舎に転厩となりました。

 

開業5年目、まだ重賞は未勝利ですが、今年の春はライトバックが、桜花賞、オークスと連続3着でその存在感を大きくアピールした、若手のホープ。

 

予定より帰厩が大分遅れた分、馬自身とのコンタクトを取る時間は僅かですが、その癖を掴んで貰いながら、勝ち上がる為に、まずは叩き台の1戦に向かいます。

 

 

 

2024.02.03
2月3日レース後コメント(8着
北村友一騎手「すみませんでした。もともと気が散漫なところがあるのですが、今回はゲートの中で集中力を欠いてジッとしていることができず、伸び上がるような感じのスタートになってしまいました。道中も7頭くらいが横並びになって馬群が密集していて、スッと動けるだけの器用さに欠けるクレメンスにとっては不向きな形になったのも痛かったですね。動きたい所で動けず、全く力を出し切れませんでした。申し訳ありません」

安田隆行調教師「スタートでアオってしまい、前半の位置取りが悪くなったのが響きました。全く競馬にならなかったですね。担当者は『飼い葉をよく食べています』と言っていましたし、体つきを見ても数字ほど減っているようには見えませんでしたが…。調教の動きからも勝ち負けを期待していたのですが、人気馬らしからぬ競馬をしてしまい申し訳ありません。今後については、厩舎で少し様子を見たうえで決めたいと思っています」

2024.02.08
栗東:安田隆行厩舎
本日は坂路で調整しました。
坂路 68.9-50.4-33.6-17.1 馬なり

助手「予定通り今日(木)から騎乗調教を再開しました。Eダートコースでのハッキング後に坂路を1本上がってみましたが、他の馬を気にするあまり走ることに集中できない様子で、相変わらず幼いなと感じました。それでも競馬で走っていない分、馬はケロッとしていて、脚捌きに硬さを感じなかったことからも、このまま次走に向けて進めていくことに問題はなさそうです

2024.02.14
栗東:安田隆行厩舎
本日はゲート練習をおこないました。
助手「前走スタートで出遅れてしまったため、今朝(水)はEダートコースで乗ってからゲート練習に行きました。初めのうちは問題がなかったのですが、段々とエキサイトし始めたので思い切って縛ることに。それでも頭を下げたり後ろ扉を蹴ってみたりとまともに立っていられず納得していない様子だったので、明日(木)も縛りつけて改善を図るつもりです。今のところ来週に出走する予定で、それまでには課題を克服しておかなければなりませんね。ゲートを優先することや、体や中身はできているだけに、次に時計を出すのは週末になる見通しです」
※2月24日(土)阪神4R・3歳未勝利(ダ1800m)を予定。鞍上は調整中です。

2024.02.15
栗東:安田隆行厩舎
本日はゲート練習をおこないました。
助手「今朝(木)もゲート練習に行き、ゲート内で縛って様子を確認しましたが、結論から先に言うと昨日(水)よりはマシでした。ただ、相変わらず挙動不審で、練習を終えて肩のロープを外す際に過剰に反応してバタバタするなど敏感な面は見せていました。縛ると入りを渋ることが多いため、最後に入りの確認をしましたが、その部分については問題なかったです。明日もう一日ゲート練習をおこなって区切りをつけられればと考えていますが、これだけプレッシャーを掛けてしまっている中で来週の競馬となると馬もしんどいでしょうから、レースは再来週にスライドさせることになるかもしれません」

2024.02.20
安田隆行厩舎→グリーンウッドトレーニング
本日(火)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。

2024.02.21
グリーンウッドトレーニング
昨日(火)グリーンウッドトレーニングへ移動しました。
安田隆行調教師「ゲート練習については先週金曜日までにこちらも馬も納得という段階まで達したのですが、週末に左トモの飛節に腫れが見つかり、歩様にも乱れが生じてしまいました。獣医師に診てもらったところ、『原因は毛穴から菌が入り込むパターンのフレグモーネとみられる』ということで、治療したうえでこの数日間は経過観察を続けてきました。早期治療の甲斐あって改善傾向にあったものの、免疫が落ちているようですし、安田隆行厩舎所属として残された2週間のうちにレースに出走するのは難しくなったため、昨日(火)グリーンウッドトレーニングへ放牧に出たところです。自身が調教師であるうちに何とか勝たせておきたかったので、この状態で次の厩舎にお渡しすることになったことは大変心苦しく、悔いも残りますが、先のある馬で今は無理をする時期でもありませんからね。私の厩舎への所属期間は短いものでしたが、これまで大変お世話になりました。これからも個性豊かなクレメンスの応援をよろしくお願いします。きっと走ってきますよ

2024.03.04
【転厩】
安田隆行厩舎の解散にともない、本馬は3月6日付で栗東・茶木太樹厩舎に転厩となります。

2024.03.08
グリーンウッドトレーニング
馬体重:488キロ
左トモの飛節の腫れが完全に治まるのを待っているところです。そのため、騎乗調教は控えウォーキングマシンで1日1時間運動をおこなっています。長い休みにはなっていますが、馬体は崩れていませんし、この時季としては毛ヅヤも良く、コンディションは良好。騎乗調教を始められれば、すぐに軌道に乗せることができるでしょう。

2024.04.05
グリーンウッドトレーニング
馬体重:480キロ
今週月曜日からペースアップする予定でしたが、左トモ飛節の腫れが再び大きくなってしまったため、トレッドミル調整を控え、ウォーキングマシンでの運動まで落としました。その後、腫れは小康状態を保っており、毎日1時間は運動をおこなうことができています。このまま経過観察を続け、腫れが完全に引いたところで改めてトレッドミル調整を始めることになるでしょう。

2024.04.19
グリーンウッドトレーニング
馬体重:477キロ
トレッドミル運動再開後も飛節の腫れは小康状態を保っているため、今週から周回コースで乗り出しました。現在はトレッドミル調整と騎乗調教を1日おきにおこなっています。休んでいたぶんの緩さがありますしハミの取り方にも課題が見つかったため、日々のトレーニングで改善に取り組む必要がありそうです。乗り出してからも飛節の状態は安定していることから、来週は周回距離を延ばすことになりそう。後肢への負担を軽減するためにも、坂路で乗り出すのはもうしばらく先になる見通しです。

2024.04.26
グリーンウッドトレーニング
馬体重:474キロ
今週月曜日に左前脚を庇うような歩様を見せました。その日のうちに獣医師や装蹄師に診てもらったところ内蹄踵周辺に痛みを感じていることが確認されたため、元々裸足の状態だったのを接着装蹄に切り替えたうえで経過観察を続けています。今日現在、歩様に違和感はないことから週明けには乗り出せる見通し。体力があり余っているのか元気いっぱいです。


2024.05.03
グリーンウッドトレーニング
馬体重:474キロ
先週末以降も歩様の乱れはなく、今週月曜日に周回コースでも乗り出しました。すでに坂路でも調整を進めており、坂路ではハロン17秒ほどまでペースを上げています。ここにきて毛ヅヤは良くなってきましたし、少しずつでも馬体の張りは良化。暖かくなることでコンディションはさらに上向いてきそうです。遅れを取り返すべく来週から15-15を始めるなど調教を強めていきます。

2024.05.17
グリーンウッドトレーニング
馬体重:484キロ
予定通り、先週末から坂路での15-15を始めました。今週火曜日にも15-14ほどのペースで動かしましたが、順調さを欠き、休んだ期間が長かったものの気がいいタイプであることから1本目から反応も良く、スムーズな走りを見せていましたし、ハミ受けや前後左右のバランスにも大きな問題はありませんでした。立ち上げ後の調整は順調そのもの。来週にはさらにペースアップする予定で、遅くとも6月中旬までには帰厩態勢を整えられそうです。

2024.05.24
グリーンウッドトレーニング
馬体重:491キロ
帰厩に向けて急ピッチで乗り込んでいるところで、今週火曜日には坂路で13-13を消化しました。久々の速いペースに戸惑ったこともあって前進気勢に欠け、2歳馬に遅れをとったものの動き自体は悪くなかったですし、息遣いに気になるところもありませんでした。ここにきて代謝が改善し、毛ヅヤも少しずつ良くなり、馬体の張りも戻ってきています。現状からあと2~3週間もあれば、いつ帰厩の声が掛かってもいい状態には到達できそうです。

2024.06.07
グリーンウッドトレーニング
馬体重:493キロ
連日周回コースと坂路で調整を続けています。坂路では週に2回13-13や15-15といった強めの調教をおこなっていますが、着実に身のこなしは良くなっていますし、筋肉も戻って力強さも備わってきました。また、走りにも気持ちがこもっており、心身ともに充実しているように感じます。ほぼ態勢は整っており、再来週までには栗東・茶木太樹厩舎に帰厩する予定です。

2024.06.12
グリーンウッドトレーニング→茶木太樹厩舎
本日(水)の検疫で栗東・茶木太樹厩舎に入厩しました。

2024.06.13
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は坂路で調整しました。
茶木太樹調教師「これからお世話になります。今朝(木)から騎乗調教を開始し、坂路を上がってからゲート練習をおこなってどんな馬なのか確認しました。初日ということもあったかと思いますが、本質的にメンタル面に問題を抱えているようで、ゲート裏に到着してからの所作も自分で自分を追い込んでしまっているように感じられました。特に枠入りが好きではないのか、何度も後ずさりしていて…。その反面、フィジカル面においては勝ち上がれるだけのポテンシャルはあるとみています。バリバリ追い込み過ぎず、メンタル面で自分をうまくコントロールできるようにするために色々と工夫しながら調整していくつもりです」

2024.06.19
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は角馬場で調整しました。
茶木太樹調教師「昨日(火)の運動前に右前脚の膝周辺に腫れが確認されたことから、念のためレントゲン検査をおこないましたが、骨に異常はありませんでした。獣医師の診断も打撲ということでしたから、前日から昨日の朝にかけて馬房内でぶつけてしまったのでしょう。申し訳ありません。昨日の夕方の時点で痛みも取れていたように軽症だったことから、今朝(水)乗り出して初日は角馬場でフラットワークをおこないました。騎乗した助手も『歩様に違和感はなかった』ということだったので、明日(木)はコース入りできるとみています」


2024.06.20
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は角馬場で調整しました。
茶木太樹調教師「腫れは根強く残っていますが、完全に休ませるほどのものではないので今朝(木)も乗り運動へ。500mあるコースで昨日(水)より長めにフラットワークをおこないました。運動中の脚捌きはもちろん、運動後の常歩も気にする素振りは見せていないので、このまま動かしながら腫れが引くのを待つことにしています。順調に回復すれば明日(金)には坂路入りし、週末には速いところを消化できるのではないでしょうか」

2024.06.26
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は坂路で追い切りました。
茶木太樹調教師「先週は右前脚の膝周辺の腫れにより、軽めのメニューで調整していましたが、その腫れは既に解消したため、少しずつペースを上げているところです。今日(水)は坂路で時計を出しました。まだハミの取り方に課題があるものの気持ちは強く、スピードに乗せてからの動きはなかなかと言えるもの。息遣いについては全く問題なかったということなので、あとはより動けるようにするためにしっかり運動量を重ねていければ…といったところです。午後と明日の状態を見て問題がなさそうであれば、このままペースを上げていきますが、少し楽をさせた分、当初の計画よりも1週間ほど仕上げに時間を必要とする状況で、次走は早くても再来週になる見通しです」

2024.06.27
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は引き運動をおこないました。
助手「今朝(木)は厩舎周りで1時間ほど引き運動をおこないました。寂しがり屋なので一頭で歩いているうちは鳴くことはあっても馬の近くに寄ると落ち着いてくれましたし、脚元への反動はなく歩様もスムーズでした。まずはひと安心ですね。ただ、とにかく食欲旺盛で、馬体重も496キロとまだまだ余裕がある状況なので、週末も坂路で4ハロン55~57秒くらいの時計を出してある程度の負荷を掛けるつもりです」

2024.07.03
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日はCウッドコースで追い切りました。
茶木太樹調教師「Cウッドコースで追い切りを消化。時計自体は思い描いた通りだったものの、ワンペースなところは見られました。手応えの割に追い出してからモサモサといった感じでしたからね。帰厩後は調教で仕上げられるタイプなのか競馬を使ってからの方がいいタイプなのか見極めてきましたが、後者であると判断し、来週のレースへ向かうことにしました。率直に申し上げるとクレメンスにとってダート1700mは短いとみていますが、1700mでしっかり出していってもらって先行力に磨きをかけたうえで中京のダート1900mで本領発揮をさせられればと考えています
※7月13日(土)小倉4R・3歳未勝利(ダ1700m)を予定。鞍上は調整中です。

2024.07.04
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は引き運動をおこないました。
茶木太樹調教師「追い切り後も元気ですし、脚元などへの反動もありません。無事に1週前追い切りをクリアし、あとは週末と来週半ばに時計を出すことで出走態勢を整えられれば…といったところ。ダート戦の出馬ラッシュを見ても次走の優先権は獲得しておかないと次はそう簡単に出走できそうにないので、何としてでも5着以内に入ってもらわなければといった状況です。叩き良化型とはいえ、中途半端な仕上げで臨むわけにはいきませんね」

2024.07.10
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は坂路で追い切りました。
茶木太樹調教師「最終追い切りは橋木太希騎手に手伝ってもらって坂路でおこないました。ラストは少し促して反応を確かめて欲しいと指示をしていましたが、ジョッキーは『スッと反応できましたし、息遣いも悪くなかったです。重ための馬場でもバランスを崩すことなく、上手に走ることができていたと思います』ということでしたよ。先日申し上げた通り、使ってから更に上向くとは思いますが、態勢は整っているので勝ち上がりに向けて目処の立つ競馬をして欲しいですね」
※7月13日(土)小倉4R・3歳未勝利(ダ1700m)を予定。鞍上は調整中です。想定から除外はありません。

2024.07.11
栗東 : 茶木太樹厩舎
本日は引き運動をおこないました。
茶木太樹調教師「追い切り後も変わらず元気一杯です。昨日、今日と比較的涼しいこともあり、体も楽なのでしょう。助手やジョッキーに話を聞いてみても『ダート1700m向きではなく、距離は長ければ長いほど良さそうなタイプ』ということですが、チャンスがあっても…と思えるメンバー構成ですからね。ゲート練習の内容も進歩していますから、勝負圏内で進めてしっかり次走の優先権をゲットしてきてもらいたいです」
7月13日(土)小倉4R・3歳未勝利(ダ1700m)に角田大和騎手で出走します。

初ダートとなった2戦目の5着時の着順前後の馬達は既に勝ち上がり済み。

 

安田隆厩舎ということで、短距離向きの仕上げ、レース選びが、流石に馬のプロフィール的なものに合致せず、おまけにブリックスの難点で有る気性の脆さを前走は露呈。

 

2番人気ながら、勝利はおろか、優先出走権も得られない中で、前述のトラブル続きの日々が始まりました。

 

思えば、出資確定直後から蹄のトラブルを半年弱抱えるなど、順調でいる時間が殆どない中、ポテンシャルだけで何とか走っていた現状ですから、この中間は乗りこめない時間が長かったものの、着実に心身ともに成長を見せてくれているので、この時間が奏功することをまず祈るばかり。

 

明らかに1700mでも短いということですが、ここは適鞍が無いことで、前走と同じ、小倉の1700m戦での復帰となりました。

 

師は、くみやすいメンバー構成と仰っていますが、勝ち負けするには相当厳しいメンバーで、確かに掲示板であれば…という感じでしょうか。

同条件の番組が日曜日は牝馬限定なだけに、仕方のない面もあるでしょう。

 

それでも、かなり絶望的な状況から、競馬に出走出来るレベルまで回復し、態勢は一応整いましたので、何とかここは優先出走権を取って繋げたいところ。

 

その為には、ブリックス産駒ですから、何とか外目の揉まれない枠が欲しいですね。

 

安田隆先生の最後の言葉である「きっと走ってくる馬」。

牧場関係者の期待も大きかった馬だけに、その成長力も加味し、期待するところも大きいので、何とかここで運に見放されることなく、無事に良い条件でゲートインして欲しいところです。

 

明日も夜は出掛ける用事があるので、日曜日に急遽参戦となったルージュアベリアの記事は土曜日にでも。

 

それでは、良い週末を。