こんばんは。

 

ここ2週間、馬車馬の如く働き、何とか日曜日出発の目途が立ちました。

 

夕方は久々の耳鼻科受診で、上咽頭の検査と治療。10日程治療間隔を空けている間に、上咽頭が真っ赤で治療と共に抗生物質を暫く飲むことに…怠さと熱っぽさが有るので、明日は薬飲んで1日ゆっくりして、お酒は最低でも羽田空港まで我慢しようと思います。

 

さて、例年どおり、セレクトセール直前の週末にキャロットのリストが出ましたね。

字面だけなら実に壮観、過去最高のラインナップと言っても良い程、種牡馬のラインナップ、牝馬のラインナップ共に流石ですね、これを見た瞬間に、東サラは我慢して良かったと思います(苦笑)

 

アワブラの募集は予定外のゼロ。

 

5%の期待をもっていたアステリックスの募集は無かったのは仕方ないとしても、ブリックス産駒で楽しみにしていたアヴェンチュラの募集なしは、想定外。

とねっこ紹介もありましたし、ブリックスなら…という想いも有りましたし、出来ればブリックス産駒は3年連続行きたいという気持ちもありましたから、これは素直に残念。

 

デスティノアーラ、エールデュレーヴの仔が募集され、いずれも母父ディープで、多分父が嫌われて人気もしないと思うので、詳細発表が今から楽しみです。

 

今年のキャロはMAX2頭と考えているので、いつもどおり×なしの範囲でとっておきの1頭を探し、後は抑えで2頭くらい選べれば十分、大学受験前の長男がいるのと、出資馬を10頭程度に減らすためにも、少なくとも今年、来年は本当に欲しい馬のみの出資に徹する予定。

 

順調なら、3年後にはアワブラ多数になるので、それまでにどれだけ出資馬を減らせるかをテーマに、少数精鋭のラインナップで行きたいとことです。

なので、基本的に1頭当たりの価格制限は東サラもなかったので、サンデーの価格から、昨年より更に上がるのは必至の中、8000万円までは中価格帯という気持ちで行きたいと思います。

 

それでは、本題。

 

待ちに待った週末ですが、その待ったのは、勿論「AKB-T旅行inセレクトセール」もそうですが、新千歳空港到着直後に行われる新馬戦こそ、個人的にはこの週末のクライマックス。

 

日曜日の函館、小倉の5R新馬戦から、いよいよ我が厩舎のクラシックへ向けての戦いが始まります。

 

その先陣を切るのは、レッドアトゥの22ことルージュマローネ(牝 父ダイワメジャー 栗田厩舎)。

この世代全頭共通ですが、特にこの馬は、育成時代から、フィジカル、メンタル共に不安点を言及されないまま、至極順調に来た1頭。

 

当初は東京芝1400mデビュー予定も有りましたが、洋芝適性を求めて、函館芝1800m戦でのスタートとなります。

 

 

 

2024.06.26
美浦 : 栗田徹厩舎
角馬場運動後、坂路にて併せ馬で追い切り。
栗田徹調教師「明日(木)函館競馬場へ移動することになったため、今日の追い切りは坂路で息を整える程度にとどめておきました。テンから併せていったのですが、相手をあまり意識し過ぎることなく、リズム良く走っていましたね。最後まで余裕があって、息の入りも問題なかったですよ。前捌きの硬さも坂路だとそこまで感じなかったですし、コンディションは着実に良化していると思います。今のところ来週のレースに向けて、いい流れで乗り込むことができていると言えるでしょう」
※7月7日(日)函館5R・2歳新馬(芝1800m)を横山和生騎手で予定。

2024.06.27
美浦 トレセン→函館競馬場
厩舎周りを引き運動。
栗田徹調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。運動中の脚運びは問題なかったですし、覇気もありますね。飼い葉も完食しており、脚元や馬体にも違和感はありません。今夜の便で函館競馬場へ向けて出発する予定。まずは輸送を無事にクリアして欲しいですね。来週のレースに向けて、ここから状態をもう一段上げていきたいと思います

2024.07.04
函館競馬場 : 栗田徹厩舎
昨日(水)函館競馬場・芝コースで追い切り。
今日(木)厩舎周りを引き運動。
栗田徹調教師「昨日(水)横山和生騎手が騎乗して芝コースで追い切りました。テンから併せていく形でしたが、前進気勢がありながらも乗り手の指示に対して従順。直線でも相手の動きを見る余裕があったくらいで、好内容の追い切りだったと思います。ジョッキーは『前捌きの硬さや動きの力強さ、身のこなしからダート馬のような印象を受けましたが、洋芝なら対応できるのではないかと思います。走りに対して真面目で、操作もしやすいですよ』と話していました。血統的にゆくゆくはダートにシフトするかもしれませんが、まずは芝で下ろしたいと思っているので、当初の予定通り今週の日曜・函館5レース(芝1800m)に横山和生騎手で向かいます」
※7月7日(日)函館5R・2歳新馬(芝1800m)に横山和生騎手で出走します。

 

1週前の美浦から函館への移動となりましたが、坂路で1本、ウッドで2本、速い時計をしっかり出し、現地の芝コースでも、それなりにしっかり走れていましたから、デビュー前としては十分合格点。

 

例年なら、この時期にこれだけ順調であれば、我が厩舎のエース候補として心も熱くなるのですが、他の4頭のレベルが1枚以上上なだけに、良い意味で肩の力を抜いて彼女のことを見られておりますし、勿論、競争馬としての資質について評価もしている1頭なので、変なプレッシャー抜きに楽しみなデビュー戦であります。

 

改めて血統表は、以下のとおりです。

 

 

飽きる程見たダイワメジャーの黄金配合。

 

メジャーエンブレムや昨年の阪神JF覇者のアスコリピチェーノ、レシステンシアと同じサドラー×ダンチヒ持ち、ダンチヒがデインヒル経由というのは阪神JF制覇の2頭と同じで、余程社台F産か、母父カジノドライヴが嫌われたのか、同馬が1次募集で満口にならなかったのは、本当に驚きでなりませんでした。

 

母のレッドアトゥはダート中距離で5勝、エルムS4着実績の有る、カジノドライヴの代表産駒の1頭と呼んで良い活躍馬。

残念ながら今年、厩舎の火災に巻き込まれ、その命を落としただけに、この仔と、今年募集の1歳馬、そしてデビュー済みで初勝利を目指しているルージュピルエットが、遺された産駒となるだけに、その血を残す為にも、彼女には頑張って欲しいと思っています。

 

血統的、配合的にもそうですし、500㎏近い馬体重を考えても、個人的にも最終的にはダートだと思っていますが、師や鞍上の言及どおり、この時期であれば、そして、洋芝であれば、十分こなせるでしょうし、もしダメなら、ダート1700mの未勝利戦にすぐ切り替えれば良いので、個人的には夏の間に1つ勝てればという気持ちでいます。

 

相手はまず目につくのは、サンデーのマジックサンズですが、キズナ産駒にしては、距離適性は短めの馬だと思っているのと、マローネに比べると急仕上げ感は否めず、絶対的な存在ではない印象です。

 

毎年産駒が評判になるワイの仔カルテシウスについても、稽古は勝ち負け出来るレベルで動いていますが、これを勝たせたら流石祐一先生と言ったところでしょうか。

 

社台RHのビーオンザカバーも、正直、ここを使って…という印象だけに、昨年のレガレイラの様な抜けた馬もいませんので、ちょっと荒れそうな雰囲気の有る中、混戦に紛れて、仕上がりの良さで何とか頑張ってくれたらと思います。

 

それでは。