こんばんは。

 

今日は半年に1度、11歳、歳の離れた実弟を競馬場に連れて行くイベントということで東京競馬場へ。

元々は真夏の暑さが見込まれていましたが、急な降雨予報で、蒸し暑いものの、この時期としては比較的過ごしやすい気候でした。

 

今年初めてのスマートシートでの観戦でしたが、オークスを観られれば十分なので、いつも通り、西国分寺駅で途中下車し、先週に続き、ビストロ千俵さんへ。

 

 

ハイネケンの大ジョッキで乾杯し…

 

 

いつもサービスをしていただけるのですが、見づらいですが、今日のツマミはホタルイカ。

今が旬の好素材、ビールが進みまくりました。

 

 

先週ピッツァだったので、今週はチーズハンバーグ。

朝から何も食べていなかったので、あっという間に完食、ご馳走様でした。

 

予定よりゆっくりしてしまい、8R前に競馬場に到着すると…

 

 

久々にE賞以外が当たったウェルカムチャンス。喜び勇んで商品を引き換えるも…

 

 

トートバックは正直…帰宅後に家族に見せても誰も良い顔をせず(苦笑)

 

 

昼と席を奢った替わりに、弟にドリンクを奢って貰いましたが、この緑色のが「ウオッカ」のカクテルらしいです。

東京ダート2100mという施行条件でのエアグルーヴ記念を観ながら、美味しくいただきました。

 

オークスのパドックを観て、ステレンボッシュは前走並み、チェルヴィニアはしっかり絞れて、出来は雲泥の差であることを確認。馬券は昨夜の内に購入済みでしたが、改めて変える必要のないことを確認。

 

ちょうど1年前、リバティアイランドの鞍上川田騎手の呼びかけで、ゲートイン前の静寂が半ば義務化されましたが、東京競馬場で本当に危ないのは本馬場入場の際。

 

今日は、アナウンスを待たずに、全馬駆け足で馬場へ入っていく姿が印象的でした。

 

それでは、ここからはレース回顧です。

 

 

 

皆さんご存じのとおり、圧倒的1番人気のステレンボッシュ@戸崎騎手がインから抜け出すところを、満を持して外から抜け出したチェルヴィニア@ルメール騎手が猛追。

 

僅か半馬身、チェルヴィニアがステレンボッシュを交わし、史上初、桜花賞13着からの逆転優勝を果たしました。

離れた3着争いは、最後馬群を割って伸びたライトバックが3着に上がり、大荒れの先週から一転、上位3番人気の馬が上位を独占する結果となりました。

 

レースは戦前の予想どおり、ショウナンとヴィントシュティレの逃げ争いとなりましたが、ショウナンが完全にハナを奪ったところに、ヴィントシュティレが競りかけ、そのまま併せ馬に。

 

レースラップは、

 

12.4 - 10.8 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 12.1 - 12.8 - 12.9 - 13.4 - 12.2 - 11.5 - 11.4

 

と、2F目から全く息が入らず、1000m通過は57.7秒の超ハイペース。

今年は1賞馬も全頭出られる無抽選となりましたが、前走大逃げで圧勝したヴィントシュティレでしたが、母ピュアブリーゼの血の影響で、一度火が点いたら止まらない馬。

 

スタート芳しくなかったものの、鞍上が勢いをつけたらそこから完全に暴走し、ショウナンもあの態勢からは引くに引けず、結果共倒れ。

 

ショウナンの鞍上岩田父は激怒でしょうし、いくら出走権が有るとは言え、質の高いレースを壊して良い訳ではなく、それと共に、こうなることがある程度予見できたことから、まともに追いかけたのはランスオブクイーン、タガノエルピーダくらい。

 

後ろの馬群は、こちらは予定外のスローペースで、想定していた消耗戦ではなく、純粋な上がり勝負になりましたから、これは大きな勝負の分かれ目となりました。

 

こういう展開で深追いして脚を無くすのがミルコの騎乗だけに、タガノの惨敗はある意味想定内でしたが、その中、僅差の5着に粘ったランスオブクイーンは、本当に立派なものでしたね。

 

その中で、人気2頭の動向は、好発を決めるも、好位の馬群で脚を溜めるステレンボッシュ@戸崎騎手に、前に壁をつくりつつ、完全にステレンボッシュを内に閉じ込めるマークをしたチェルヴィニア@ルメール騎手。

 

戦前、ステレンボッシュの唯一の弱点は、エンジンの掛かりが遅いことと書きましたが、彼女がもがいている間に、自分が外から抜け出そうと、それを、自分の馬だけではなく、前のアドマイヤベルを使いつつやってのけるルメール騎手の戦術眼は、改めて恐ろしいなと思いましたね。

 

前が大きく飛ばしたものの、早くも3コーナーで失速気味になり、7F以降「12.8 - 12.9 - 13.4 」となり、スローではなく、「超」スローとなったことで、例年どおりラスト3Fでも+1Fの様な消耗戦を想定していましたが、純粋な上がり勝負に、ここで、昨日の予想の殆ど、3番手以下の取捨選択はぶっ飛びました(^^;

 

4コーナーでレースが大きく動き、外に進路を取れなかったステレンボッシュはインへ。

直線入っても前に壁がつくれているチェルヴィニアは絶好の手応えで、大外に進路を取り、スパート。

 

騎手カメラの映像でも、普段の戸崎騎手では考えられない程、精一杯追っていますが、道中の落鉄の影響も有ったか、最速タイの上り3F34.0秒の脚を使うも、最後の最後で、チェルヴィニアに交わされ2着。

 

外から抜け出し、ラスト1Fで更に加速して、最後「11.5-11.4」の加速ラップをチェルヴィニアが差し切ったところがゴールでした。

 

史上初、桜花賞13着からの大逆転劇でしたが、立て直した外厩もそうですが、最後にしっかり勝てる仕上げを施し、完璧な騎乗で勝たせた、木村厩舎の陣営と、ルメール騎手に、ただただ拍手をするばかりですね。

 

一時は「牧場の犬」の様な表現で一括りにされた時期もあった同厩舎ですが、イクイノックスに代表されるよう、今は勝負掛かったところの仕上げは本当に目を見張るところが有りますね。

 

ただ、その仕上げに応えるべく騎手が長らく不在で、それに伴い、厩舎成績もかなり下降気味でしたが、先週、本格的にルメール騎手が帰ってきてからは完全に復活、この厩舎にこの騎手有りという感じでしたので、来週のレガレイラも相当期待出来るのではないでしょうか。

 

馬のことを話すと、レース前の記事のとおり、ハービンジャー×キンカメはモズカッチャンと同じで、母チェッキーノから、スケールの大きさは比ではないと書きましたが、まさにそのとおりでした。

 

この母系、ハッピートレイルズの系統は底力に乏しいことで有名でしたが、母のチェッキーノがフローラS勝ちからオークス僅差の2着、そしてチェルヴィニアのオークス勝利と、代を重ねることで、完全に克服しましたね。

 

そして、ルメール騎手がレース後に「マイル、マイル…」と言葉を重ねていましたが、ルメール騎手のG1制覇と言えば、最近は好位抜け出しが殆ど。

 

それまでに馬のチューニングを全て終了させ、満を持してG1は好位につける競馬をしていますが、前走乗れなかったことで、今日のレースは手探りをしつつ、安全策を取りながらの競馬だったのでしょう。

 

レース後の珍しい派手なガッツポーズの連発は、怪我明け初のG1制覇の喜びの面が大きいとは思いますが、半信半疑の中でも、この馬を選び、結果を出した充足感がそうさせたのかもしれませんね。

 

超スローの上がり勝負という点も、チェッキーノのオークス時と同じ、最も得意なレンジに入ったことも奏功しましたが、あのステレンボッシュを倒したのですから、この世代の最初に感じたポテンシャルの高さが十二分に発揮された結果と言って良いでしょうね。

 

一方、負けたステレンボッシュは、最悪の超スローの展開、そして、進路を内に求めていかねばならないことでエンジン点火が遅くなり、しかも、落鉄の不利があったとなると、半馬身差の2着は寧ろ褒められて然るべきでしょう。

 

前半折り合いに少し苦労をしていたのはテン乗りの影響も有ったでしょうが、それを含めても、やるだけやっての2着、このペースで2:24.1の走破時計は優秀で、桜花賞のパフォーマンス分は十分に出せていると思います。

 

このペースで、3着との1 4/3馬身差は決定的な差。

 

3着に最後突っ込んだライトバックは終始チェルヴィニアを見る競馬、これだけペースが遅ければ距離適性云々はあまり問題にならず、桜花賞分の脚を使ってでしたから、ペースを読めていたものの、後ろが遅くなることを読み切れなかった自分の完敗でした。

 

4着クイーンズウォークは、桜花賞に続く内枠ですから出して行かざるを得ず、直線も自分から動かなくてはならなかったのが厳しかったですね。

 

それでも、川田騎手をして、レース後「桜花賞と違って、しっかりと走れました。今日は素晴らしい走りができたと思います。」と言えば、中内田調教師は「川田騎手ともレース後話したのですが、若干距離は長いかもしれない。」ということで、結果的には馬体重云々のデータ傾向は抜きにしても、クイーンSの様に溜めればもっと際どかったかもしれませんが、この舞台では今日は完敗でした。

 

ソングライン程の斬れはどうかと思いますが、東京マイルがベストの馬だと思うので、秋以降の更なる成長に期待です。

 

6着のスウィープフィートは、鞍上のユタカ騎手は距離と言っていますが、それに加え、大外に進路を取った分が大きかったでしょう。

 

ライトバック共々、これだけ展開が向いてもこの着順、桜花賞からの上積みという点では、予想どおり厳しいところでした。

 

これだけスローになると、タフなトライアルを制したアドマイヤベル、コガネノソラは出番なし。

期待したサフィラは、中途半端な競馬の分も有りますが、この時期では力不足という点も露呈しました。

 

結果だけを見れば、世代当初の最強馬と、1冠目後の最強馬の決着、3着は桜花賞と同じでしたが、桜花賞組のレベルの高さという点は否定するつもりはないものの、展開一つで3着以下はガラッと変わりそうな、そして、1,2着も大きく変わる要素が有ったレース。

 

今日は運がチェルヴィニア陣営に微笑みましたが、10回に7回はステレンボッシュが勝ったレースだと思うので、まだダービー未勝利の、戸崎騎手、国枝厩舎陣営共々、気持ちを切り替えて来週の大一番に向かって欲しいと思います。

 

最後に、参加しているPOG2か所について、サシでやっている方は、NHKマイルCの時点で大差がつき、私の勝利が既に確定していたため、チェルヴィニアとクイーンズウォークを持たれていて、2億ポイント近く稼がれても全く大勢に影響なし。

 

一方、AKBのお三方とやっている方は、離れた3位で今週を迎え、オークスのチェルヴィニアとダービーのダノンエアズロックに賭けるしかない状況でしたが…

 

 

チェルヴィニアの完勝で一気に逆転。

琥珀さんがレガレイラを指名しているので、順位確定はダービーを待つことになりますが、ひとまず、2位以内確定。

7月のすすきのの夜が楽しみになりました✨

 

3着がライトバックだったため、馬券の儲けはそれなりでしたが、POG大逆転の意義は非常に大きく、久々にスタンドで大絶叫し、膝を叩きまくったので、掌が今でも腫れています(笑)

 

 

 

家族のリクエストで、駅前の焼肉屋で祝勝会を開き、今年のオークスDAYは終わりました。

 

合言葉は「競馬はルメール」、本当によくこの舞台に、先週のトライデントスピアに間に合わせてくれました。

 

明日からいよいよダービーウィークに突入しますが、私は明日病院で、精密検査の具体的な相談をする予定。

十分エネルギーを溜めましたので、明日から頑張りたいと思います。

 

それでは。