こんばんは。

 

東京は、今日辺りが桜の最後の見ごろだったと思いますが、残念ながら今年は見ることが出来ず。

ようやく発熱を薬でコントロールが出来るようになりましたが、関節痛が今までにないくらいに酷く、鎮痛剤が切れると歩くのもぎこちなくなる程。

 

コロナでもこれだけの鎮痛剤を使わなかったので、そろそろ在庫も乏しくなるだけに、明日にはもうひと段階回復することを願うばかりです。

 

さて、今日の競馬について書き始める前に、不可抗力とは言え、厳しい落馬事故が続きますね。

 

昨日の段階で、決して軽くはないという話を目にしていましたが、藤岡康太について、本日落馬した和田騎手や、乗り替わりとなった鮫島克騎手から言及があり、改めてそれが事実であることを実感しました。

 

どうか容体が快方に向かうことを、心から祈るばかりです。

 

昨日、テレビ番組中で勝浦騎手の引退発表が有ったらしく、その内容として、乗鞍が減り、ローカル開催だと赤字が続き、貯金を崩して…という趣旨の発言が有った様ですが、騎手の仕事は命を懸けて行うもの。

 

揶揄する発言も有る様ですが、文字通り「割に合わない」仕事は心身ともに続けることが難しく、それでもこれだけ現役を続けてくれたことに、個人的には感謝したいです。

 

競馬を始めた際の想い出は北海道開催の活躍でしたが、最も印象的だったのはテレグノシスとのコンビ。

タニノギムレットをカットしてのいわくつきの勝利では有りましたが、NHKマイルCの勝利は現地で観ていて、自信の本命でもあったので、その後、ギムレットがダービーを勝ち切るところまで含め、良い想い出でした。

 

さて、今日の競馬ですが、13時から東京ヴェルディVS柏レイソル戦があったので、当初から午前とメインのみの予定。

 

午前の最後は阪神4R、阪神の今日初めての芝のレースだっただけに、状態を確認すべく、馬券も少額だけ購入。

昨日の段階で、まだインが伸びる馬場だったので、初戦でストーンズと五分の競馬をしたスピードリッチの軸はすんなり決まり、他場と違い初出走馬はいずれもレベルが高く、ミナデオロに加えその2頭を2列目に置き、3列目に穴目を絡めた3連複を買ったところ…

 

 

 

昨日からことごとく発馬と折り合いでやらかしていたムルザバエフ騎手ですが、ここも先行し過ぎてハイペース。

スピードリッチはその後ろから抜け出すも、1000m通過58.3秒はやはり早く末が甘くなったところ、初出走の佐々木厩舎のキズナ産駒ウエストナウが一気に差し切り勝ち。

 

そして3着争いは、外から最低人気単勝351.2倍のホウオウアムルーズが一気に差してきて3着を確保。

展開的に来てもおかしくないと思っていたので、ガラガラの喉ですが、ひと声だけ叫びました(笑)

 

 

拾えた理由は、距離延長のレイデオロでは有るのですが、本質的には桜花賞由来です。

 

 

私の女(牝馬)好きは今に始まったことでは有りませんが(笑)

まだ高校生だった時分、初めてリアルタイムで観た前年のキョウエイマーチと、ファレノプシスが勝った1998年の2着馬ロンドンブリッジは当時大好きで。

 

栗毛好きでも有るので、ロンドンブリッジは快速馬という点と毛色でしたね。

キョウエイマーチ同様、オークスは距離の壁に泣き、故障でそのまま引退しましたが、繁殖入り後も産駒はずっと追いかけていて、ダイワエルシエーロはPOG馬、オークスでも本命で、特に妻は祐一ファンでもあったので、彼女史上最高配当の8万馬券を6点くらいで取っていたのも良い想い出です。

 

何かピンと来た訳ではないですが、桜花賞DAYでもあるからと、レイデオロのターゲットポイントも有ったのでヒモに入れたら大激走。

 

単発オッズ10万馬券は、昨年9月のAKB-T旅行以来。

運の総量調整は有ると思っている人間なので、ここのところの体調不良はこれで清算でしょう。

 

マーチの血筋は今年サンブルエミューズの仔でようやく出資が叶ったので、ロンドンブリッジも下河辺さんで良い馬がいたら何処かで…とも思いますが、こちらは更にハードルが高いですからね💦

 

そして、サッカー観戦を挟み、桜花賞。

 

結果はご存じのとおり、阪神JF上位2頭が着順を違えてワンツーフィニッシュ。

モレイラマジック、その一言に尽きる勝利でした。

 

先行馬も揃っていましたが、ペースは前後半「46.3-45.9」のまさかの後傾ラップ。

これでは距離延長組は厳しく、外差しが効く馬場状態を加味しても、◎ステレンボッシュ○アスコリピチェーノはまず堅いという確信を持てていたので、余裕をもってレースを観ることが出来ました。

 

出遅れ、最後方からのスタートとなったステレンボッシュですが、すぐにリカバリし中団へ。

個人的に勝負の分かれ目は2点、1点目は、3コーナー入口。

 

 

ステレンボッシュ緑の帽子がちょうど真ん中に見えると思いますが、外差し馬場でもあるので、普通なら1番人気のアスコリピチェーノの外の進路を取るのが無難なところを、モレイラ騎手の常套手段では有りますが、進路はあくまでロスの無い内を取りました。

 

当然、距離ロスを見越してではありますが、1番の目的は、埒沿いを走る川田騎手騎乗のクイーンズウォークを直線まで内に閉じ込める意図が有ったと個人的には道中観ていて感じました。

 

POG的な理由と馬券的な理由で、個人的にはここでは飛んで欲しい馬では有りましたが、それ以上に、馬場が確定していない昨日の段階でもこの枠は厳しいと思った中、川田騎手が選んだ選択肢は好位先行。

 

おそらく、出して行って、縦長になったところで外に出す予定だったと思いますが、意外にペースアップせず向こう正面ではその機会がなく、次の狙いはコーナーの入口だっと思いますが、ちょうどそのポジションにステレンボッシュをモレイラ騎手が誘ったため万事休す、この段階で彼女の好走の芽は無くなったと思いましたが、それでも8着に粘ったのは流石だったと思います。

 

もう1点は、勿論4コーナー。

 

 

 

阪神JFでも、コーナーリングの危うさをアスコリピチェーノは見せていましたが、モレイラ騎手はそれを見越して、インの選択肢を取ったのではと思わせるコーナーリング。

 

モレイラ騎手がぶつけている様に見えますが、その前にしっかりステレンボッシュの身体が入っていますから勿論セーフ。

直線入口で、北村宏司騎手が綺麗に手前を替えさせるタイミングと、ボディコンタクトのタイミングがピッタリで、ここでアスコリピチェーノは完全に踏み遅れ、最後は詰めましたが、ステレンボッシュが相当ソラを使っていたので着差は参考程度、人馬の力量差からも、戦前の見立てどおりステレンボッシュの完勝でした。

 

阪神JF勝ち馬以外の直行での勝利は史上初。

勝ち時計の132.2も、今日の馬場ろペースを考えれば、レコードに等しいでしょう。

本当にレベルの高い桜花賞でした。

 

勝ったステレンボッシュは、何度も言及したとおり、エピファネイア×ルーラーシップ×ウインドインハーヘアの配合。

オーナーズ募集の5000万円と、牝馬にもかかわらず、父母父同配合の我らがバズアップビートと同価格だったんですよね。

 

当時は高すぎると思いましたが、決してそんなことは有りませんでした(笑)

 

同馬を含め、エピファ×ルーラーの配合は、5頭デビューし全て勝ち上がりと完璧な戦績をここまで出して来ましたが、G1勝ち馬を排出し、これでニックスと呼んで差し支えないでしょう。

 

馬体重は増えずともここを突破出来たことも素晴らしく、2冠に向けて視界良好でしょう。

国枝先生だけに、アーモンドアイで出来なかったダービー挑戦も…と思われましたが、どうやらオークスへ行く様ですね。

 

余程のことがない限り、オークスでも本命を打つ予定です。

 

2着に敗れましたがアスコリピチェーノは普通の年なら十分勝てましたし、北村宏司騎手も十分上手くは乗っていると思います。

強いて挙げるなら、本馬場入場後の発汗が目立ったことも有りますし、中距離馬向きの流れになったのも、運が無かったと思います。

 

リッスンの血が有るとは言え、明らかに2400mは長いだけに、個人的にはNHKマイルCで本命馬として出走して欲しいと思っています。

 

上がり32秒台の脚で3着に突っ込んだライトバックは、斬れならこの馬と評した様に、素晴らしい末脚でしたね。

Darshaan持ちなので、外回りの斬れは十分担保されていますから、血統ヲタクの瑠星騎手はその辺完全に分かっていた道中のポジショニング。

そして、今回もまたマキャベリアン持ちはこの馬。ここまでの背景があるなら、3番手評価すれば良かったとも思いますが、他の上位馬も強かったですからね。

 

個人的には、スローであればオークスも走れると思いますが、流れるようだとちょっと厳しい印象がありますし、今年はオークス向きの馬が多いので、オークスは改めて考える感じです。

 

もう1人よく分かっているのは勿論レジェンド・ユタカ鞍上のスウィープフィート。

ローテ踏まえても来て4着だと思って無印だったので、最後はドキッとしましたが、斬れの差でライトバックに屈しましたが、こちらは母父ディープスカイで距離延長歓迎のクチ、次が楽しみになりました。

 

あと、驚いたのはフィリーズレビュー勝ちのエトヴプレ。

まともな年なら勝っていた可能性が有る程の競馬、勿論、1円たりとも持っていなかったので、ラスト1Fの段階ではハラハラしましたが、最後は馬場に泣かされましたね。

 

マイルは長いですが、この結果であれば、NHKマイルCくらいのレース負荷なら、十分粘りこみも狙えるでしょう。スプリント路線も含め、楽しみな外国産馬がまた出てきました。

 

クイーンズウォークは前述のとおり、川田騎手でもどうしようもなかった、これに尽きますね。

陣営も上(グレナディアガーズ)とは全く違うと言っているとおり、インから割れる馬ではないですし、マイルの追走力も厳しい印象でした。

 

とは言え、血統どおりなら2400m歓迎というタイプでもないだけに、次走の進路、そして評価が難しい1頭です。

 

チェルヴィニアは流れの悪いムルザバエフ騎手の影響は分かりませんが、終始リズムの悪い先行で失速。

元々、オークスでと思っていたので、当然そこでの巻き返しを期待したいところですが、この母系全般として、消耗戦よりスローの上り勝負の方が得意なだけに、本番もタフな流れになったら危うさがあるかもしれません。

ハービンジャー産駒はナミュールも負けている様に桜花賞は合わないレースでもありますから、気持ちを切り替え、個人的には、次でも重い印を打つつもりではいま。

 

コラソンビートは、完全に見誤って大反省。

ステップレース緩め、本番仕上げパターンは、距離短縮パターンではOKですが、距離不安の有る馬の距離延長ではNGですよね、完全に見誤りました。

武史騎手も距離が原因と明言しましたし、NHKマイルCで見直しましょう。

 

史上空前の高レベルで推移した今年の牝馬路線ですが、ここからは距離適性も有るので、これでひと区切り。

あの新馬組は崩れましたが、この1戦で何が決まる訳ではなく、決して揶揄される様なものでもないでしょう。

 

本当に面白く、今回は直前に時間が取れたので色々とレースを振り返ることが出来ましたが、本当にレベルの高い、素晴らしい世代ですので、彼女たちのこれからの活躍が本当に楽しみです。

 

ちなみに馬券は、点数を相当絞ってしまったので、3連単は外しましたが、3連複はかなり厚めにGET。

先週に続いての大きい勝ちとなり、非G1期間の負債をG1で取り返す季節がやってきたことを実感しています(笑)

 

大きく当てると何か形に残す習慣を続けており、昨年末のホープフルSは、PS5を買い、我が家では「サンライズジパング」と呼んでいますが、今回はどうしますか。

 

本当に予期せぬ当たりだったので残りの療養機関でじっくり考えたいと思いますが、少なくとも、キャロの追加出資には行きませんので、それだけ自ら肝に銘じて締めたいと思います。

 

それでは。