こんばんは。

 

「明けない夜はない」

 

そう思いつつも、現在、馬に関する全てのことが絶賛絶不調中。

 

一口については、今日の負けで20連敗。

過去最長は、足掛け1年2か月の48連敗なのでまだまだ序の口ですし、昨年の年間12勝で、多くの馬が勝てるところまで勝ってしまっている一方、明け3歳馬が故障等で全滅に近い状況なのが祟っていますから、そう悲観する内容ではないものの、この20連敗の内、馬券圏内も僅かに1(しかも単勝1倍台での敗戦)と、惜しい競馬すら殆どない状況は流石に堪えます。

 

馬券も年が明けてからボロボロで、今日は辛うじて複コロを回避出来たことくらいが収穫。

勝負をしようと思っていたレースが中京3レースで、そこだけ川田騎手が圧倒的人気で4着でしたので、他場、重馬場は手を出さずの法則に従って本当に良かったです。

 

AKBでお馴染みのボーラー産駒さんが、馬券が確変機に入り、一口も今年4戦4勝、しかも人気馬でのものではないと来ていますし、あーるさんも中山記念で特大馬券を的中と、景気の良い話に囲まれると、流石に焦ります。

 

その焦りが空回りし、この週末は在宅でもあったので、馬券的には結構最悪な展開でした。

 

印は出しませんでしたが、マーチSは置きに行った本命のブライアンセンスが飛び、まさかの相手3頭決着。

ブライアンから3連単マルチが勝負でしたが、BOXなら軽く10万馬券、これは勿体なさ過ぎました。

 

その10分後の高松宮記念。

昨日のブログの印をご覧の方はズッコケると思いますが、こちらも、軸のルガルが飛び、まさかの印上位3頭で決着。

ママコチャ以下しっかり切っているのに、この仕打ちは…

 

こちらは辛うじて縦目の3連複は抑えたものの、100倍では全く妙味無し。

 

あまりにショックで、中山最終にラヴォルタが出走していることも危うく忘れるところでしたが、阪神最終も除外による返還分しか返って来ず、ラヴォルタは後で触れますが不完全燃焼、最後の中京12R、無駄に手を広げず、指数的に抜けた2頭を軸に薄めに流したら…

 

 

ようやく、ここで今日初めて浮きの出る的中。

メインは100.2倍、最終は101.4倍と、ギリギリの万馬券でしたが、これで辛うじて今日はプラスに。

 

土日トータルではしっかりマイナスでしたが、最後が無ければ全治2か月の重傷で、来週はドバイどころではなかったので、良しとしましょう。

 

それでは、気を取り直して、G1回顧だけでもしましょう。

 

昨日の昼過ぎくらいまでは、日中の降雨も無さそうな予報でしたが、昨夜の段階で1日中雨が確定。

逃げ馬も揃っており、どれだけの消耗戦になるかと思いましたが、モズメイメイ、テイエムスパーダが行き脚がつかず、香港のビクターザウィナーが楽にハナへ。

 

前後半、34.9-34.0の、馬場関係なく、スプリントG1では余程有り得ない超絶な後傾ラップとなり、しかも、埒沿い1頭分は伸びる馬場だっただけに、脚質、枠順が大きく影響する形に。

 

ただでさえ、フジキセキ魂の強いウインマーベル辺りは、外差し馬場の可能性も見越して印を残しましたが、これではレース前からどうしようもなく、ただえさえ陣営のトーンが上がらなかったママコチャはやはり競馬にならず。

 

印を打った、トウシンマカオ、ビッグシーザーのビッグアーサー2騎は枠が向きましたが、ビッグアーサーが種牡馬として少し軽いイメージが有る分、馬場も合わなかったと思いますし、格の壁にも阻まれた印象。

 

そんな中、番手から粘ったウインカーネリアンは流石でしたし、一昨年の重馬場の中2着に突っ込んだロータスランドが僅差の5着まで詰めたのは立派でしたが、上位3頭は抜けていましたね。

 

3着ビクターザウィナーは、鞍上のリョン騎手が埒沿いを選んでいたら、おそらく勝ち負けでっただけに勿体ない。

 

左回り未経験等が関係ないのは過去の歴史どおり、良馬場では出番がないですが、道悪になれば、このクラスの馬は勝ち負けになって当たり前です。

 

2着のナムラクレアは、右鞭で寄れたのが本当に勿体なかったものの、浜中騎手が枠なりの進路を拘った好騎乗。

前日の日経賞の失態をリカバーしましたが、それでも、僅かに及ばず。

馬自体に衰えはないですから、秋のスプリンターズSに期待しましょう。

 

そして、勝ったマッドクールは、未勝利勝ちの際、愛馬のホートンプレーンズが出走していたので、その圧勝を見届けた際は、これはG1まで行くと思いましたが、あれから2年弱、本当に勝ってしまいました。

 

父ダークエンジェルは全体的に欧州色の濃い血統ですが、母父マキャベリアンが和合性十分で、日本で走れた理由はここでしょう。

 

スプリンターズSで証明した内枠巧者ですが、今日はこの進路取りをした坂井瑠星騎手のファインプレイ。

これでサンデーRは、ダート、障害を含めた、JRA・G1完全制覇、凄すぎますね。

 

1戦して3着1回ですが、540㎏の馬体は、ダートでも面白い筈なので、個人的に海外を目指すのであれば、ダート短距離でも面白いかなと思っていますが、昨年のスプリンターズSも1:08.0と時計が掛かった中でしたので、今後も、馬場状態には注意が必要です。

 

最後に、本命で10着に敗れたルガル。

唯一の懸念であるゲートは抜群に出ましたし、直線の進路を、ビクターのインを選んでいたら…というのもありますが、それでも、坂でパッタリ止まっただけに、今日は完敗でした。

 

敗因らしい敗因が現段階で見つかりませんが、最近、中間の稽古抜群馬が飛ぶケースが多く、ピークアウトしていた可能性もありますし、上位馬は斤量経験有りましたが、同馬はt58㎏初でしたし、色々と影響しましたでしょうか。

 

ここまでも気分屋の様な側面も有りましたから、これが力負けではないことは確かですし、秋、そして来年の巻き返しに期待です。

 

それでは、本題。

 

中山12R、2勝クラス芝1200m戦に出走したラヴォルタ。

クラブ馬の6歳3月ということで、ここが引退レースになると戦前から分かっていただけに、悔いのないレースを…と願っていましたが、最後まで悔いの残るレースとなりました。。。

 

 

24/3/24  引退
24日の中山競馬でスタートで後手を踏み徐々に上げて中団やや後方の位置から進める。動かしながら直線へ向くがジリジリとした伸びに留まり9着。「馬の状態、気配が良く、最後ですけど良いところを見せられるかもしれないと期待して送り出しました。しかし、ゲートが決まらなかったですね…。ジョッキーも“あれが痛かったですが、僕も少し引いたところがあっただけに上手く導けず申し訳ありません”と言っていました。それもあったかもですが、内からも来られていましたし、致し方ないところはあります。スタートさえまともなら6番の位置につけられていたでしょうから、そうするとまたちょっと違ったかな…掲示板はあったかもなと思えますよね。タラレバになってしまいますが、最後の競馬だっただけに悔しいです。それでも、長い間よく頑張ってくれました。悩み、考えさせられることも多かったですが、そんな中で勝ってくれたときは本当に嬉しかったですよね。ようやく充実してきたなと思えたのが去年の暮れから今年に入ってなのでこれで終わりなのが残念ではありますが、ラヴォルタの頑張りに頭が下がりますし、会員の皆さまも最後まで応援してくださって誠にありがとうございました」(田村師)育成時代は、調教こそできていたものの体質面の弱さが垣間見られ、入厩までに時間をかけることになりました。初入厩は2歳11月となりましたが、大事に接してきたこともあって初出走まで比較的順調に行くと、3歳1月の東京開催でデビューするといきなりから勝利を挙げてくれました。しかし、その後は競馬へ向かおうとしたところでダメージが出てしまい、立て直しに時間を要すことになり、2走目は夏の終盤戦となりました。その復帰戦を含めて3戦続けて2ケタ着順となり、次も8着でしたが、4歳夏の札幌開催で2着と復調の兆しを感じさせる走りを見せてくれました。その後はまずまずの競馬をすることもありましたが大きく負けることもあり、脚質転換も試みていくと5歳の暮れの中京開催で見事に2勝目を挙げてくれました。陣営の取り組みが実った結果でもありましたし、馬の調子がここに来て良くなってきていたのも結果につながったのでしょう。残された期間はわずかで、2月の東京戦を経て今回のラストランへ向かいましたが、残念ながら結果は伴いませんでした。それでも幼いころは体質面の弱さを抱えていた馬が6歳の3月まで元気に走り抜けてくれたことに感慨深い思いを抱くとともに、携わってくださった方々の尽力に頭がさがる思いです。このあとは無事を確認してからになりますが、今月いっぱいで牝馬の引退期限を迎えることからここで現役続行を終え、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様には長い間ご声援いただきまして誠に感謝申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 

出遅れ、挟まれ、押して、引っかかり…完全にアンちゃんの玩具になっていましたが、前走の東京開催からの「泣きの1回」だけに、仕方有りません。

 

これからすぐに繁殖入りするので、ダメージは無いに越したことがなく、無事に帰ってきたことも含め、これで良かったと思います。

 

ラヴォルタが募集されたのが2019年夏。

キャロでは、アヴェンチュラ以来、10世代も未勝利が続いており、母馬優先の有るクラブですから、牝馬の層を厚くせねばと5か年計画を立てた初年度に、キャロで最優先を行使したのが同馬でした。

 

 

ちょうど、ディープ、キンカメが次々に急逝した時期では有りましたが、向こう10年は、この2頭の子供世代の種牡馬が席巻することは必至で、そうなると、特にディープ系を筆頭としたサンデー系種牡馬をつける際には、米色、欧州色のバランスの良い配合の繁殖を…という思いから、キンカメ×ストームキャットのカナロア産駒で、かつ、ダート色の強いフジキセキに、サドラーやヌレイエフとニアリーになる欧州馬のフェアリーキングを持つ同馬は最適ということで、最優先を行使しました。

 

募集時から450㎏を超える恵まれた馬体を有していたものの、馬体の緩さと、何より、慢性的な皮膚病という、内臓系の問題を抱えていて、デビューは3歳1月までずれこみました。

 

何とか新馬戦に間に合い、素質だけで快勝したものの、使っては皮膚病再発を繰り替えし、2走目は3歳9月、3走目は4歳2月、4走目は4歳5月と、徐々に出走間隔は狭まっていたものの、まともに使うことすら出来ませんでした。

 

仕上がりは決して遅かった馬ではなかっただけに、最も良い時期を棒に振ってしまったことは残念でなりません。

ただ、そこからはある程度数を使うことが出来、何とかキャリア16戦まで伸ばすことが出来、昨年暮れには、待望の2勝目を挙げてくれました。

 

2年11か月振りの勝利は勿論愛馬史上最長のもの。

そして、今回、クラブ牝馬の定年である6歳3月を迎えましたが、この仔まで出資した牝馬24頭で、実は定年まで頑張ったのは彼女が初めて。

 

とにかく私の出資馬は故障も多いですし、前述のとおり、まず勝ち上がるのがダメでしたから、屈指の体質の弱さを誇った彼女が、私にとって初めて、最後まで走りきってくれる馬になるとは…感慨深いですね。

 

アワブラの基準となる3勝には届きませんでしたが、人気のカナロア肌で、かつ、見栄えは姉妹の中でもピカイチですから、繁殖牝馬として重宝されると思いますし、産駒も毎年ではないにせよ、募集されるチャンスは有ると思います。

 

アワブラも丁度入れ替え期に差し掛かっているので、傾向も大きく変わる可能性も十分有りますし、個人的には募集されることを前提に待つつもりです。

 

配合相手ですが、個人的には、まず気になるのがドレフォン。

母系のフジキセキを活かすべく、ストームキャットとデピュティミニスターを持ったドレフォンは大きな魅力が有ります。

 

後は、普通に、アンブライドルズソング肌のサンデー系、コントレイル、スワーヴリチャードは良いでしょうし、個人的には、サンデー3×4、ストームキャット3×4、モネヴァシア=キングマンボの3×4となる、リアルスティール産駒は見てみたいところです。

 

後は、エピファネイア。

クロス自体は薄いものの、シンボリクリスエス≒ストームキャットとサドラー=フェアリーキングとそれぞれの良さを増幅する配合だけに、体質的には、これくらいの配合の方が安心出来るかもしれませんね。

 

何はともあれ、募集から4年半の長い間、本当にありがとうございました。

良いお母さんになって、良い産駒を沢山産んでくださいね。

 

それでは。