こんばんは。

大分間が空いてしまいましたね。

 

月曜日午後からの大雪で、火曜日の出勤は災害対応で5時台に出発。

 

自宅も職場も、周辺は10cm以上の積雪でしたは、幸い、水分の多い雪で、かつ、気温がそこまで下がらずに、凍結しなかったお陰で、始発からの電車の遅延は殆どなく、除雪もスムーズに終わり、事なきを得ましたが、その日のダメージが多過ぎて、咳喘息と身体中の痛みが、酷く、おまけに職場は感染症の大温床に。

 

積雪同日に持病の発作発症で救急搬送された職場の職員は入院時にコロナ感染が判明、それがトリガーになったかどうかは分かりませんが、持病持ちの無症状感染のおそろしさを改めて味わいましたし、インフルはB型が猛威を震い、子育て世代の家庭内感染が深刻。

 

明日は、上司と相談して、自身の体調もそうですし、家庭内感染者がいる職員は、仕事も落ち着き始めたところなので、職場の集団感染を防ぐべく、強制休暇に。

 

昨日は、オンラインでの後遺症外来受診日でしたが、まさかの院長先生がコロナ罹患…何処まで逃げ切れるか…と思いつつ、早く体力だけは戻して行きたいものです。

 

さて、昨日準決勝が終わった、サッカーのアジア杯。

日本はベスト8で散りましたが、その事実上の決勝戦を制したイランは開催国のカタールに負け、4度奇跡を起こした韓国も、格下ヨルダン相手に枠内シュートゼロで抑えられ敗戦。

 

決勝は、カタールVSヨルダンの中東勢対決になりました。

 

この1週間弱、様々な日本の敗因を考えていましたが、戦術面、監督の力量、選手のコンディション等のディティールは色々有りますが、大会全体を通しては、冨安が言っていた熱量の差、これが1番最終的にはしっくり来ましたね。

 

その要因は、サッカー大国にとっての、アジアカップのプライオリティの下落。

 

W杯以後の日本サッカーの状況を考えれば、この大会は、如何に省エネで、ターンオーバーを敷きながら勝ち上がれるかだけが焦点となり、そこで勝ち抜いて得られるものは殆ど無く、観ている側も、勝つかどうかより如何にして楽に勝つかが焦点となっていました。

 

韓国も、ソンフンミンとイ・ガンインの能力の高さだけで何とか切り抜けてきましたが、ヨルダンの玉砕覚悟の展開には手も足も出ず、イランも、日本相手に勝ち切ったことで成し遂げたムードになり、前半早々に試合を決められる展開だったものの、その後はベスト8の日本戦の様なサッカーで、カタールの推進力に破れました。

 

サウジ、オーストラリアも早々に敗退、前者はW杯で優勝国アルゼンチンを倒し、後者もベスト16まで行ったチームです。

 

同時期に行われているアフリカ・ネーションズリーグも、決勝には、W杯出場国5か国の姿はなく…

 

同大会で大旋風を起こしたモロッコはベスト16は消え、グループリーグでは赤道ギニアに、ナイジェリア、コートジボワールが、エジプト、ガーナはカボベルデに後塵を拝するなど、アジア杯以上に酷い状況です。

 

次回からW杯の出場国が一気に32か国から48か国に拡がることで、本大会への出場のハードルが下がることになり、アジア、アフリカでの地域での大会の優先順位が下がることは勿論、それぞれの地域のサッカー大国が、主力選手の多くを欧州に選手を輩出している昨今、シーズン真っ只中、しかも、チャンピオンズリーグを筆頭としたカップ戦も佳境に入る中で、選手のモチベーションを保つのは、なかなか難しいでしょう。

 

前述のとおり、日本にとっては、大会で優勝したとしても優勝したという事実以上に得るものが少ない中、選手自体は、負けた悔しさこそ残るものの、チームに帰れば、アジアカップ以上の舞台がすぐ待っている訳で…負けた後の選手たちに涙が無かったことは、不完全燃焼ということ以上の意味もあったでしょう。

 

ハイプレス、ロングボール対応については、やり方ひとつのところが有りますし、イラン戦については、戦前の記事で書いた、3バックを後半頭から使えていたら展開も変わっていたでしょうし、ベンチワークの拙さは、選手選考時からの誤算も有りましたから、これが糧になればくらい。

 

もっと心配なのは、涙が無かったことの理由に、選手の自尊心が満たされないチームである状況。

今や、世界でも5本指に入る評価を得ている久保建英を、W杯時と同様、ここからというところで何の躊躇いもなく替えてしまうこと。

 

遠藤、冨安が絶対の存在なら、このチームでは彼が絶対的な存在になるのは必然の状況にもかかわらず、今回も勝負どころでことごとく、交代に。

 

前述の韓国のソン・フンミンが、どんなにコンディションが厳しくても出続けているのは、絶対的エース所以。

 

ターンオーバー制で数チーム分つくるのは悪いことではないですが、あの試合は事実上の決勝戦でもありましたし、そこであのクラスの選手が、出来が悪くなかったにもかかわらず、戦術的な確たる理由もなく替えられ、その後チームが崩れて敗戦をベンチで見届ける時の感情とその行き場は…チームに対する忠誠心、献身性、そして熱量を持てというのも無理があるかなという気が、他の不遇を被った選手に対しても思いました。

 

前述のプライオリティの低下は決定的なものではなく、熱量に欠けた決定的な原因は、ボトムアップを満足に出来ず、人心掌握が出来なかった、チームづくり、選手へのマネジメントの問題、これが致命的なものだったと思っています。

 

選手ファーストでそのマネジメント面を評価されてきたチームだったのが、伊東純也選手に対しての処遇も含め、かなり根深いレベルでその信用を失墜しただけに、このチームを立て直すのは相当大変なことになりそうですが、最長8年の長期政権、ここで膿を出せたことが良かったと思える日が来ることを、今は祈るばかりですし、選手たちは所属チームに戻り、この悔しさをまずはプレーにぶつけて欲しいと思います。

 

それでは、本題。

 

木曜日ということで、JRAの出走馬確定ですが、今週の愛馬の出走はなし。

 

有力馬が思い通りにレースを使えなかったり、故障をしたりと、年明けから流れにのれない中ですが、唯一、この馬だけは何とか…と思っているのが、我らがエースのレッドルゼル。

 

夏負けが尾を引き、昨秋は武蔵野S1戦しか消化できない中、とうとう8歳、7シーズン目に入った同馬。

来週のフェブラリーSへの出走が叶えば、4年連続同一G1レースへの出走、クラブ馬でこれは、なかなか出来ない快挙ではないでしょうか。

 

無事に特別登録を完了し、昨日、無事に1週前追い切りを終えました。

 

 

2024.01.24
栗東:安田隆行厩舎
本日は坂路で追い切りました。
坂路 54.4-39.7-26.0-13.1 馬なり

助手「今朝(水)は坂路で追い切りを消化。かなり元気で抑え込むのが大変な状態なため、馬の少ない時間帯を狙って馬場入りしました。秋と比べると息遣いも走りのバランスも非常にいいと感じましたし、持ち前のパワーが伝わってくる中でも体が楽なせいかうまくコントロールすることもできました。引き続き脚元の違和感もないことから、このままフェブラリーステークスを目標に進めていけそうです。来週から調教の強度を高める予定です」
※2月18日(日)東京11R・フェブラリーS(G1・ダ1600m)を予定。

2024.01.25
栗東:安田隆行厩舎
本日は乗り運動をおこないました。
助手「追い切り翌日ですが、今朝(木)はEダートコースで軽めの調整をおこないました。硬さといった反動は気にならなかったですし、適度に気持ちも乗っていて、いい雰囲気でしたよ。秋とは比較にならないほどコンディションは良さそうです。脚元については注意深く観察していますが、昨日(水)診てくれた獣医師によると『脚元の状態に異常はない』ということで、しっかり攻めていけそうです

2024.01.31
栗東:安田隆行厩舎
本日は坂路で追い切りました。
坂路 51.4-37.6-24.6-12.4 一杯

助手「2週前追い切りは坂路でしっかり目に動かしました。先週までのペースでは余力十分といったところだったのですが、これだけのペースとなるとラストの動きや息遣いに物足りなさは感じていて、脚捌きにみられた若干の硬さも気になりました。それでも今日やったことであらゆる面においてもう一段良くなり、来週の1週前追い切りではもっと余裕が感じられるはず。1週前追い切りについては、追い切り前日まで良化度合いを確認し、その状態に見合った負荷を掛けるつもりです
※2月18日(日)東京11R・フェブラリーS(G1・ダ1600m)を予定。

2024.02.01
栗東:安田隆行厩舎
本日はEダートコースで調整しました。
助手「今朝(木)はEダートコースでハッキング調整をおこないました。厩舎周りでの運動だと危険が伴いますし、昨日(水)の追い切りで硬さも感じたので、ほぐす意味で乗っておきました。運動後の計量で馬体重は512キロ。先週が520キロあったので、追い切りでしっかり負荷を掛けたことで体は引き締まってきましたね。フェブラリーステークスのジョッキーについては、調整を重ねた結果、ルゼルに騎乗した経験や実績のある北村友一騎手に委ねることになりました。このレースに全力を注ぐべく、来週はジョッキーを乗せて坂路で4ハロン50秒台の時計を出すなど目一杯やるつもりです
※2月18日(日)東京11R・フェブラリーS(G1・ダ1600m)を北村友一騎手で予定。

2024.02.07
栗東:安田隆行厩舎
本日は坂路で追い切りました。
坂路 52.4-38.0-24.5-12.2 一杯

安田隆行調教師「レースで騎乗する北村友一騎手を乗せて追い切ることも考えましたが、気合だけ乗せて空回りさせたくないですし、順調に来ている今、これまでと調整パターンに変化をつける必要もないと判断して、いつも通り調教助手を乗せて追い切りました。先週より前半はうまくコントロールが利いていましたし、終いも目一杯ではない中で12秒前半の時計でまとめられたように動き、雰囲気ともにすごく良かったですよ。去年の秋と違い、適度に気持ちは入っているうえに馬体にも張りがあり、コンディション面に不安はありません。週末は4ハロン55秒くらいのところを、来週の最終追い切りも今日と同じくらいの負荷を掛けてレースに臨むつもりです」
※2月18日(日)東京11R・フェブラリーS(G1・ダ1600m)を北村友一騎手で予定。

2024.02.08
栗東:安田隆行厩舎

本日はEダートコースで調整しました。
助手「今朝(木)はEダートコースでダクとハッキング調整をおこないました。追い切ってから素軽さが幾分増した気がしますし、適度にピリッとしたところも見せていたように雰囲気はすごく良かったです。馬体重も510キロまで絞れていて、太くは見せていないことからも、1週前としてはちょうどいいのではないでしょうか。明日、明後日と普通に乗って、日曜日に坂路で速めの時計を出す予定です」

 

山元TCでモヤっとした脚元ですが、もう心配は要らなそうです。

 

入厩後の速めの時計は3本。

 

若い頃の様に、OP馬らしい目立った時計は出ていませんが、1週前追い切りも、しっかり加速ラップを刻めていますし、陣営の手応えも上々、ここまでは言うことない状況で来られたと思います。

 

鞍上については、横山典騎手の継続騎乗と思っていましたが、師の最後のG1競走での1戦は、弟子の北村友一騎手とのコンビとなりました。

 

彼とのコンビは、2020年6月の天保山S(2着)が最後。

 

デビューから1年半で8戦、主戦騎手として乗り続けて来ましたが、勝ち切れないレースが多く、出しては引っ掛かり、控える競馬を憶えてからは出遅れ…と、その後の主戦の川田騎手との相性の良さとは雲泥の差だっただけに、他の馬での経験も有りますが、一口でG1で勝ち負けする馬には、正直乗って欲しくないと思わざるを得ない、そんな印象の騎手ではあります。

 

コンビ解消後に、ルゼル自身は、半年で重賞制覇、そして1年後にG1制覇を果たし、もうコンビ復活は無いと思っていましたが、その中でも、ドバイ遠征時には彼が稽古をつけたり、彼自身も大怪我が有りながらも、復活を遂げたことで、師の安田隆先生も、最後の舞台は彼でということになったのではないでしょうか。

 

乗り替わりとは言え、彼の背中を知っている騎手という点では、中途半端な乗り替わりよりは全然良いです。

 

特別登録がされ、有力馬の多くが海外を目指す中、かなり手薄なメンバーとなることを見越し、スプリンターや芝の重賞実績馬、そして地方馬と、別路線、別カテゴリからの参戦が多く、その多くが逃げ、先行馬か、砂を出来るだけ被りたくない馬達ということで、ルゼルにとっては、いつもどおりの競馬をすれば、展開的に相当恵まれることになるのは間違いなさそうです。

 

それを見越してか、ギャロップの印では、1番人気に推された一昨年に並ぶかそれ以上の印が付いていますから、メディアの注目度も、去年とは比べ物にならないところです。

 

8歳での挑戦なのに本当に有難いことです。

 

出否が未定の馬も多いので、まだ全貌を見通すまでには至りませんが、まずは週末の追い切りと最終追い切りを無事に終え、臨戦態勢を整えて欲しいものです。

 

それでは。