こんばんは。

 

先週末から1箇月間限定で、半分サッカーブログと化したこのブログですが(笑)

昨夜行われた、アジア杯男子サッカー日本VSベトナムは、4-2で日本が快勝。

 

前半早々に先制点を挙げるも、セットプレイ2本で逆転される場面が有りましたが、後半ロスタイム直前から2本決めて逆転、後半は危ない場面もなく、追加点を奪い、終わってみれば2点差での勝利でした。

 

対戦国のベトナムは国内のサッカーファンの割合も、サッカーの競技人口も日本を上回る隠れサッカー大国。

育成世代からの強化が着実に実を結ぶ中で、その監督は、父がベトナムにルーツを持つ、2002年のW杯で日本を率いたあのフィリップ=トルシエ氏。

 

試合前は、またフラット3をやるのかと冗談半分で言っていましたが、それを更にブラッシュアップさせた昨日のサッカーに、日本は序盤、本当に苦しめられました。

 

日本でフラット3をやっていた時は、高いラインに3枚フラットにDFを配置、相手が攻勢になっても、DFラインは絶対に下げてはいけないのが彼の哲学でしたが、この日はサイド2枚も下げた5枚でDFラインを組み、戦況に応じ、引いて下げることも選択肢に入れた戦術、これが見事にハマりました。

 

ここ半年、日本の両翼、三笘と伊東純也にボールが入ったら無双状態でしたが、5バックで、しかも中央に固めず、両翼にワイドに常に1人ずつ置くことで、伊東純也の縦突破を許さず、中央のバイタルエリアに切り替えてドリブルを仕掛けると、そこには、中盤が2枚、3枚下がって潰しに行く。

 

ボール奪取後の、ネガティブトラジション(ネガトラ)も、遠藤、守田のWボランチのポジショニングが中途半端だったことから機能せず、その上で、ベトナムの選手のボール保持能力がなかなか高かったことから、ボールポゼッションも五分の時間も多く、しかも、ボールが軽く、日本の選手たちが慣れるまで時間が掛かり、考えられないようなミスキックが多発したこともあり、前半の終わりくらいまでは、地に足の付かない時間帯が続きました。

 

そんな中でセットプレイから2失点。

それぞれのマークが甘かったというのは、初戦でフワッと入った気持ちの部分も有りますし、2点とも再現性に乏しい、素晴らしいゴールでしたから、こういうことも有る、で済ませられるレベル。

 

2失点目のGKの彩艶に批判が集まっていますが、あれだけ手前でバウンドしていたら、あの選択肢しかないでしょう。

ランのマークが甘かったことの方が問題で、GKはノーチャンスだったと思います。

 

そんな中ですが、今回も、ピッチ上で選手たちは自己解決してくれました。

ネガトラ時の2列目が足りないと見るや、遠藤と守田で自主的に話したのだと思いますが、遠藤を下げてピボーテにし、守田と南野をインサイドハーフにすることで、縦の関係にしたことで、サイドとの関係性を再構築。

 

守備に切り替わった時のボール奪取が上手く行く様になり、その好循環から、2,3点目が一気に決まり、後半は相手にチャンスらしいチャンスも作らせず、いつもの強い代表のサッカーとなりました。

 

相当なオーバーペースでベトナムは入っていましたので、後半残り30分は完全にバテていましたが、いつもの様に点差が開かなかったのは、これが7試合続く「トーナメント」の初戦だからでしょう。

 

明らかに後半は運動量をセーブしつつ、効率的にサッカーをしていましたし、2点差ついた時点で、露骨に無理に点を取りに行かなかったのは、消耗を極力避ける意味合いも大きかったでしょう。

 

そして、「トーナメント」と称したのは、全勝優勝すると、FIFAランキングが一気に11位まで上がる可能性があるからです。

本大会以外で唯一ジャンプアップが期待出来るのが、ポイント制度の関係でアジア杯のみ。

 

次回のW杯から、参加国が48か国に増える関係で、最も組合せが有利なポッド1が、一気に12チームに増える為、開催国の話しは有るものの、FIFAランキングトップ10に近い位置にいれば、そのポッド1に入る可能性も出て来る訳で、その為にも、このアジア杯は優勝、しかも120分で決着をつける全勝優勝が求められますから、昨日の後半の様なサッカーも必要でしょう。

 

攻撃面でも守備面でも、南野が昨日最も目立ちましたし、5年前の同大会はエースとしての期待が高過ぎて攻撃面ばかりに気を取られて不発に終わり、その悪い流れがリヴァプールに戻っても続き、W杯での沈黙、そして半年以上の代表不選出が続きましたが、モナコ2シーズン目の今年は、攻撃面でも勿論、リヴァプールの「ゲーゲンプレス」を思い出したのか、ネガトラの動きが素晴らしく良くなり、その良い流れを十二分に発揮してくれました。

 

本来であれば、スペースがあるところでより強みを発揮するタイプですので、入って1分で結果を出した久保建英には及びませんが、トーナメントが上がった際、その強みがより生きる場面が多々有りますので、建英とのポジション争いの激化も含め、今後が楽しみです。

 

後、後半落ち着いた要因として、堂安の存在も大きかったです。

W杯での2発ばかり目立ちますが、彼の長所は、正確なキック、サイドチェンジ、そしてフリーラン。

4点目の出した後のランも素晴らしかったですし、見た目は「やんちゃ」ですが、プレイは背番号10らしかなぬ、献身性に溢れた素晴らしいサッカーをしますので、彼は20代後半になったら凄い選手になると思います。

 

強烈な個性を持ったタレント揃いの中では、どうしても控えに甘んじる場面が多くなりますが、W杯時よりひと回り大きくなった彼が、何処かで大仕事してくれると思います。

 

次のイラクのサッカーを観たことは有りませんが、ベトナム程組織的にサッカーは出来ないと思いますし、選手のコンディション、モチベーションも一段上がると思うので、安心して観ていられるサッカーが観られるでしょう。

 

金曜日は残業予定ですが、何とか早目に切り上げて、キックオフに間に合わせたいと思います。

 

それでは、本題。

 

重賞3勝、海外G1、2着2回の輝かしい戦績を挙げてくれているレッドルゼルも、気付けば明け8歳となりました。

コンディション不良の中で走った武蔵野Sは、斤量を背負う中、大健闘の3着と好走。

 

早々に目標を、昨年2着だったフェブラリーSに定め、今週いよいよ帰厩しますが、年明けから1週間は、実は肝を冷やしながら過ごしていました。。。

 

 

 

2023.12.22
山元トレーニングセンター
担当スタッフ「15-15を開始してからも不安なく進めることができています。元気なのは相変わらずで、この中間も引っ張り切れないくらいの行きっぷりを見せていますけど、暴走している訳ではなくコントールはしっかりできていますのでご安心ください。乗り手は大変でしょうけどね。この調子で年末年始と休まず乗り込んで、好気配のまま送り出せるよう準備を整えていくつもりです。馬体重は524キロ。ここから調整面についてはジワリとギアを上げていきますので、汗をかきにくい時期ではありますけど、身体はいい具合に締まってくるでしょう。ここまでの調整過程に注文や不安点はありません」

2024.01.05
山元トレーニングセンター
担当スタッフ「年末に坂路で3ハロン40.9-13.3のタイムで1本いきました。飼い葉の食いも良くて、馬体のハリ・ツヤも変わらず上々。いい追い切りが消化できたので、次の1本も楽しみといった状況だったのですが、年が明けてからの調整後に歩様が悪くなってしまって。気になるのは右前で、すぐに撮ったレントゲンでは骨折等の異常は確認できなかったのですが、いまは角馬場で軽く動かす程度の調整で経過をみているところです。時間経過とともに表面化してくるものもありますので、改めてレントゲンを撮って確認しますが、歩様を含め脚元に異常がないことが確認できれば予定通り1月中旬にトレセンへ送り出そうと思っています。調整面で少し狂いは出ましたが、馬自身の雰囲気は変わらず良好。こちらでの予定本数は消化できないですけど、年末まで休まずに乗れていましたし、大きな影響はないと思います。馬体重は527キロ」

2024.01.12
山元トレーニングセンター

担当スタッフ「先週末に改めてレントゲン検査を実施。歩様はいつも通りに戻って腫れなどもなかったので大丈夫かとは思っていたのですが、今回の検査でも異常は確認されませんでした。獣医師の許可も下りたことから、坂路調教を再開。水曜日には3ハロン51秒ほどのところを消化しており、昨日は本数を増やして元気に2本登坂しています。馬体重は530キロ。少し楽をさせた分の増量で見た目はやや立派ですが、身体は緩んでいないですし、登坂時も左右差などはなく動きも問題ありません。ご心配をおかけしてすみませんでした。交突でもしたのかな…と見ているところで、今はとにかく大事に至らなかったことにホッとしています。予定通り来週の検疫でトレセンに戻しますが、この中間のトラブルや調整過程などはすべて厩舎に伝えていますので、帰厩後も念のために右前の様子は注意深く確認しながら進めていってもらえればと思っています」

 

右前の脚部不安。

 

前走以降、1年振りに本当に順調に来ていたので、ここでの頓挫か…と冷や冷やしていましたが、何とか大事には至らずに済んだ様で、心の底からホッとしています。

 

今年も前哨戦は使わず、来月18日の本番1本になります。

 

年齢的にもここが最後になる可能性は十分有りますし、一方、昨日の京成杯で、典ちゃんと安田翔先生のタッグで重賞を勝った様に、息子の厩舎への転厩も考えられる状況にはあります。

 

馬体からも衰えた感じは全くないので、個人的には何とも言えない感じではありますが、まずは悲願の中央G1制覇に向け、全力を尽くして欲しいところです。

 

昨年の覇者レモンポップはサウジカップへ行きますので、ルゼルがいつもの力を発揮出来れば、目立ったライバルらしいライバルは、今週の東海Sに出走するオメガギネスと根岸Sから始動のドライスタウトくらいでしょう。

 

層の厚いダート路線の重鎮の1頭として、まだまだ負けていられませんから、まずは両トライアルを、本番へ向けた意識をもって、見守りたいと思います。

 

それでは。