こんばんは。
先程帰宅し、手短に夕飯を済ませ、確認し忘れていたクラブ更新を確認すると、嬉しい更新がチラホラと。
その中で、最後に見た更新に心震え、思わず筆を執りました。
と言うことで、早速本題に。
2戦連続の1,400m戦となった多摩川Sは、4着と健闘も、最内枠で不完全燃焼だったレッドイグニス。
全開のレースではなく、レース後のダメージも少なかったようで、続戦の気配が濃厚でしたが、その選択肢は…
レース選択はギリギリ想定内でしたが、鞍上は想定外でした。
2020.06.24 : 美浦:鹿戸雄一厩舎
厩舎周りを曳き運動。鹿戸調教師「レース後なので厩舎周りを曳き運動で調整しています。出掛けの歩様も問題なかったですし、脚元に違和感も出ていません。体調もしっかりしています。今後のプランについては、もうしばらく様子を見てから決めたいと思いますが、大丈夫そうなら続けて使うことも考えています」2020.06.25 : 美浦:鹿戸雄一厩舎
北の角馬場で運動。
鹿戸調教師「昨日の午後も歩様に硬さはなかったです。レース後でも元気があるので今日から乗り出していますよ。少しピリピリしている感じはありますが、脚運びは問題ありませんし、ケアしていけば続けて使えそうです。このまま在厩させて続戦の方向で考えています」2020.07.01 : 美浦:鹿戸雄一厩舎
Aコースを半周後、ウッドコースで追い切り
ウッド 43.7-14.6 馬なり鹿戸調教師「ウッドコースにて3コーナーから15-15を切るくらいのペースで追い切っています。フットワークは軽快ですし、暑さに負けず体調も維持できています。ここ2走は短い距離を使っていますが、ブリンカー効果もあって前に行く競馬ができています。このあたりで距離を戻しても前で運べると思いますし、本来はもう少し距離があった方がいい馬なので、次回は距離を延ばすことにしました。来週11日の阪神11R(マレーシアC/芝1800)を武豊騎手にお願いしています。レースを使っている馬なので、今週末、来週の2本追い切れば態勢は整うと思います」
前回の更新では、3択としたものの、現実的には、昨年出る筈だった函館の五稜郭Sか福島の阿武隈Sの2択が濃厚か…と思っていましたが、まさかの関西遠征となりました。
関西の競馬は、2018年6月の三木特別(4着)以来、実に2年振り。
そして、このマレーシアCは、一口歴でも指折りの想い出のレース。
今から5年前の2015年の同レース、本来の中京芝2,000mで行われたこのレースの勝ち馬は、イグニスと同い年の愛馬リアファル。
デビューから半年で6戦、全てダート戦で6戦2勝2着2回3着1回の戦績、OPに入ってから、伏竜S2着、兵庫CS2着、鳳雛S3着と勝ち切れない競馬が続き、目標だったJDDには出走出来ず。
心機一転、鞍上を北村友騎手から、この年JRAの騎手となったC.ルメール騎手に変更し、初の芝のレースへの挑戦となった1戦は、5番人気の低評価ながら、スタートから先頭を1度も譲らずに優勝。
秋には、神戸新聞杯で、リアルスティール、トーセンバジルを全く寄せ付けずに優勝し、菊花賞1番人気で出走しますが、ダービー終了時点で芝を走ったことがない馬が、僅か3か月ちょっとで夢の舞台に1番人気で立てるとは…
そんな夢を叶えるきっかけとなった舞台に、同期で当時未勝利を勝ったばかりのイグニスで、実にあしかけ足掛け5年で臨むことになるとは、それこそ夢にも思いませんでしたし、その時の長さと想い出の深さに、暫く浸ってしまいました。
そして、鞍上は、1年振りの再会の武豊騎手。
愛馬出走約300戦にして、初めて悲願が叶って彼を鞍上に向かえたのが、昨年のダービーDAYのむらさき賞。
ゴール前で先頭に立ちかけたところで外から交わされ惜しくも2着。
リベンジを期して、狙いを次走を函館の五稜郭Sに定め、鞍上続戦で臨もうとしたところで、3度目の骨折。
実は、前述のリアファルも、再起を賭けた金鯱賞出走の最終追い切りで武豊騎手が乗ったものの、坂路登板後下馬、2度目の腱鞘炎を発症し、鞍上武豊での出走が叶わなかっただけでなく、彼のキャリアに決定的なダメージを与える結果となった、苦い想い出があります。
そんな2013年産の愛馬2頭と武豊騎手の物語が、まだ続くとは…一口冥利に尽きますね。
来週は、確勝を期したモントライゼとプロキオンSで悲願の初重賞挑戦となるレッドルゼルと楽しみなレースが続きますが、その前の大一番が加わりました。
改めて、やっぱり、現地に行きたかったなぁ…(笑)
それでは、おやすみなさい。