あまりに予想通りに事が進んだため、阪神JFは特に感想は無し(笑)
予想時に言及した1800m経験馬3頭が1~3着を独占する、順当な結果になりました。
時計も同日の古馬1000万下より今年も速いですし、レースレベルに関しては水準以上にあると思いますので、ここの上位馬がそのまま桜花賞でも着順上位を形成していくことでしょう。

ただ懸念があるとすれば、こちらも予想段階で言及したアパパネの母系の早熟+ダート色が強いことが、トライアル以降の成長力と春の阪神コースへの適性という点でどうかということですね。
私的には、アニメイトバイオの逆転は充分にあると思いますし、外から追い込んできたシンメイフジとタガノの逆転も充分にあるかと思っています。

それでも、一競馬ファンとしては、ここで本命打った縁で、来春も応援したい気持ちで一杯ですけどね。
今まで有りそうで無かった金子真人オーナー所有だった父、母によるG1制覇、おまけに主戦も同じ蛯名騎手、同じ調教師の国枝先生…図式としては単純だけど、それぞれのコメントの行間を読むと凄く心温まる、良い結果だったと思います。

カペラSは、これだけスローではどうしようもないという結果。
荒れるならこの展開!という中山ダ1200mお決まりのパターンでの狙いなので、続けて狙って行けばいつかは大きい当たり目に出会えるでしょう。

香港国際競争は、いずれも内容の濃いレース。
ジャガーメイルは去年以上のパフォーマンスを見せただけに、何とか勝たせてやりたかったですね。
レースレイティングはそこそこの数値が付くと思いますので、まだ先の話ですが、賞金加算できなくても、来年のJCは出走できるのではないでしょうか?

最も感動したのは、月並みですがグッドババの3連覇。今年が1番苦しい展開だっただけに、新興勢力のハッピーゼロを差し切った瞬間は声が出ましたね。

香港はこれだけのメンバーが集まるとやはり面白いですね。
2004年に現地観戦をしましたが、サイレントウィットネスの初G1制覇を目撃できたり、中山の出走時とはまるで違う鋼の身体を手に入れていたファルブラヴがラクティ以下を抑えたカップ、全ての挑戦を終えて、感慨に浸るチーム・エイシンプレストンの面々等、少し思い出を辿るだけで、様々なシーンが克明に思いだされます。

好メンバーが揃ってこそ名勝負は生まれる訳ですし、ポスト・サンデーの過渡期である現在は、どのカテゴリーでも外国馬にチャンスが充分にありますから、様々な弊害を乗り越えて、JCの復権にJRAは本腰を入れて欲しいものです。