迷走！？小４娘空手道(5)
みなさん メリークリスマスです
わが家にもとりあえず サンタがやってきましたよ
さてさて久々のシリーズもの。
なんで絵日記から遠ざかっていたかわかりました。
これ長くなる！収拾つけられるかしら？
って思いが根底にあったからなんだよね
今日でラストです！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「黒帯取るまでは空手辞めない！」
その気持ちを応援したい
そう思いうるさいく言い続けたが
もういい
本当にもういいや
空手をスッキリ辞めさせよう
ココロの底からそう思った。
実は数日前
仲良しママ友に空手のことでぼやいた。
「小４の今どきね・・
うちのお姉ちゃんもさ ピアノそっくりおんなじだったよ。
あまりにも練習しないから辞めさせようとすると泣きながら
辞めたくない！っていう
でもやっぱりやらない。その繰り返し。
でさ もういいやって思ったの。
どんなに泣いてやりたい！と叫んでも辞めさせるって決めた。
一度思い切って辞めさせたんだよ。
でも数か月たってから 「やっぱりやりたい・・・」ってずーっと言い続けてね。
先生にも事情話してさ
結局復活させた。
本当の意味でようやくやる気になれたんだよ。
それからは自分から進んで練習するようになったよ」
へぇ～あのＢちゃんにそんな時代があったんだ・・・
中３女子Ｂちゃん
中学に入り運動系部活動に燃えに燃え
そのスポーツでトップクラスの高校進学を目指し頑張っている。
今みーは 正直お粗末すぎるけれど
これから どう変わっていくかはわからない。
空手がもしかしたらＢちゃんのピアノのようになるかもしれないし
Ｂちゃんにとっての部活のようなものが今後出てくるかもしれない。
これだけ拒絶しきっている空手
たとえやめたくないと口にしたとしても
本当の意味でやりたいわけじゃないんだ。
だから今やれないんだ。
もういい
解放してやった方が ほんとにいいのかもしれない。
特にこの数日間 空手練習するしないうんぬんで
親子関係に強烈なヒビが入り続けている。
この状態は絶対によくない。
もとはというとなのだけど
もう黒帯なんか取れなくていい。
明日で空手とサヨナラ それでよし。
「みー 怒っているわけじゃないからね・・・
もうさ空手やめていいよ。
いやあなたが続けたい！といっても一度辞めてもらう。
準優勝以上だったらまた話は別だけど
とにかく これだけ言っても練習できない
自分で決めたのに自分からやれない空手を続ける必要はこれっぽっちもない。
明日の試合が最後の試合だから・・・
そういうことで まあせいぜい頑張って・・・」
「じゃぁ 一度辞めてまたやりたい！って気持ちになったら
やってもいいの？？」
私が本気であることを感じ取ったらしい。
「まっ ずーーーーっとその思いが続くかだけどね。
とにかく明日で終わりだから・・・
うちは空手の忘年会とか 空手のみんなとの旅行とか
そうしたものとかももうナシだからね。」
ちょっとばかり目が泳ぐ１０歳。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしていよいよ大会当日。
県トップレベルの子がいない初級・中級者向けの大会。
午前中の形。
とりあえず試合経験が他の子より多い娘は３連勝。
ベスト８を決める位置まできた。
相手は男子。
彼は難易度が高く見栄えのする自由形で勝負。
この自由形を試合でうつことが当初の目標だったのに
練習嫌いの娘はこの自由形の練習まで持っていけず基本の基本形で勝負。
結局２対３
接戦で敗れた。
仕方ない
練習しないものには 空手の神様は微笑まないのである。
涙を流すみー
そしてその後私たちの顔色をみまくる
「まっ自分が一番わかってるでしょ。
怒る気とか全く起きない。
悪いけどお母さん悔しくもないし悲しくもない。
まっ 午後の組手。
これがあなたにとって空手の最後の試合だから思い切ってやっておいで。
一回戦目にあたる子 初心者の子っぽかったから一回くらいは勝てるかもね」
いつも試合会場で情熱丸出しの自分だが
私の顔色をうかがうような娘に
淡々と
どこまでも淡々と言葉を伝えた。
そして会場に来ていた空手ママたちにも報告した。
「今までありがとう・・・
かくかくしかじかでね・・・
うち次の組手の試合で空手最後だから・・・・」
「えっ？ みーちゃん勿体なさすぎる！！
あんなに蹴りもうまいし突きも早い
形もキレがあるのに勿体ないよ！！」
「いいのいいの
本人が本当にやる気がないのにこれ以上無理・・・」
何人にこうご挨拶しただろう・・・・
ほとんど無言でお昼ご飯を食べ
午後組手試合。
２０人ほどが出場する３，４年女子の部。
練習しない娘
練習したとしてもここ数ヶ月は形が８割 組手２割。
「空手の大会の空気
しっかり味わっておいで・・・」
そう送り出しいざ試合開始。
私同様 娘の不甲斐なさに怒りと悲しみを抱え続けていた夫。
まっ もういいでしょう・・・
同じ気持ちの夫婦二人で
娘の最後の姿を見届けることになった。
するとどうだろう・・・
一回戦・二回戦・三回戦・・・
レベルがそこそこの大会と言えども動きがいい。
いつもは格上相手に怯えて
距離を縮められずなかなかポイントが取れないのだが
悔し涙を過去に流してきたことが功を奏してか
気づくとベスト４。
準決勝までコマを進めてしまい
あとひとつ勝てば 黒帯ロードの準優勝以上が決定
空手引退がせまる小４娘に声を張り上げ大声援
なっなんと
勝ててしまったのである。
トーナメント方式。
娘と同じ毎度毎度レベルの高い試合で涙を流している子同士が数名
片方の列で潰し合い。
ある意味ラッキーだったのだ。
その大会名物。
決勝残し。
各部門の決勝戦を参加者全員で応援するというもの。
娘みーは ２００人だか３００人近くの観客の中
県大会でもある程度コマを進めている女の子。
頭ひとつ分大きく
手足のリーチが長い。
回し蹴りであっさりと勝ち続けしまう女の子の蹴りを大舞台でうまくかわし続け
審判に旗も何回かあげてもらえるほどの善戦。
負けてはしまったけれど
今までのモヤモヤを全て吹き飛ばすくらい動きがよかった。
「もうこれで辞めなくてよくなったね！！！」
はいはい
辞めなくてよいです
緊張の決勝戦が終わり表彰式。
すっかりドヤ顔の娘は
「頑張って準優勝できたお祝いに王将連れてって！」
試合に勝つために
毎日地道に努力し続ける・・・
そうした機能は我が娘には残念ながらついておりませんが
基本 人のお世話をすること
面倒をみることが好きな子。
試合会場や普段の練習で
下の子たちに空手を教えている時は とっても生き生きしてるんですね
うちの場合
それで十分なのかな なんて思います
空手を通して
年齢や学区の枠を超えた仲間と共に汗をかく。
あと２年
がんばろっと
これでおしまい！と閉めたいところですが
空手を辞められないトンデモナイコトが起きてしまいました
土曜日の空手の忘年会で
小４娘みー
ＢＩＮＧＯでイルカのサウンドバックと
子ども限定のくじ引きで
忘年会で一番の目玉
なっななななんと！！！
ニンテンドースイッチ獲得！！
