通常、オブジェクトのプロパティを変更する時
[ツール] → [オブジェクトプロパティ管理]でオブジェクトプロパティ管理を使用します。
オブジェクトの色や線種を変更するマクロを作るには
CHANGE/CHPROPコマンドを使用します。
まずは、CHANGEコマンドを実行してみましょう。
CHANGEコマンドでは、オブジェクト自体の変更と
オブジェクトのプロパティの変更が可能です。
●オブジェクト自体の変更
例)線分オブジェクト↓
コマンド: change
オブジェクトを選択: 認識された数: 1 ←オブジェクトを選択
オブジェクトを選択: ←エンターを押す
変更位置を指定 または [プロパティ(P)]: ※下図参照
←変更位置を指定 |
←指定した位置の長さに変更 |
ただし!!
オブジェクトによっては、上記方法が出来ないオブジェクトもあります。
●オブジェクトのプロパティ変更
コマンド: change
オブジェクトを選択: 認識された数: 1 ←オブジェクトを選択
オブジェクトを選択: ←エンターを押す
変更位置を指定 または [プロパティ(P)]: p ←"P"を記入し、エンターを押す
変更するプロパティを入力
[色(C)/高度(E)/画層(LA)/線種(LT)/線種尺度(S)/線の太さ(LW)/厚さ(T)]: c
↑色を変更する時は"C"を記入し、エンターを押す↑
新しい色を入力 <7 (white)>: red
↑変更したい色の名前もしくは色番号を記入し、エンターを押す↑
変更するプロパティを入力
[色(C)/高度(E)/画層(LA)/線種(LT)/線種尺度(S)/線の太さ(LW)/厚さ(T)]:
↑エンターで終了↑
例)線分オブジェクト↓
↓
これをマクロにすると・・・
^C^C_select;\_change;p;;p;c;RED;^M
または・・・
^C^C_select;\_change;p;;p;c;1;^M
こうなります。
CHPROPコマンドは、オブジェクトのプロパティを変更するコマンドです。
その為、CHANGEコマンドでの
変更位置を指定 または [プロパティ(P)]: p ←"P"を記入し、エンターを押す
↑この部分が不要となります。
●CHPROPコマンド
コマンド: chprop
オブジェクトを選択: 認識された数: 1 ←オブジェクトを選択
オブジェクトを選択: ←エンターを押す
変更するプロパティを入力
[色(C)/画層(LA)/線種(LT)/線種尺度(S)/線の太さ(LW)/厚さ(T)]: c
↑色を変更する時は"C"を記入し、エンターを押す↑
新しい色を入力 <7 (white)>: red
↑変更したい色の名前もしくは色番号を記入し、エンターを押す↑
変更するプロパティを入力
[色(C)/画層(LA)/線種(LT)/線種尺度(S)/線の太さ(LW)/厚さ(T)]:
↑エンターで終了↑
例)線分オブジェクト↓
↓
これをマクロにすると・・・
^C^C_select;\_chprop;p;;c;RED;^M
または・・・
^C^C_select;\_chprop;p;;c;1;^M
こうなります。
この様に、CHANGE/CHPROPコマンドを使うと
オブジェクトの色や線種や画層等を、マクロで変更することが可能です。
覚えておきましょう。
■主に使われる"色番号"と"色の名前"表
1 2 3 4 5 6 7 | RED YELLOW GREEN CYAN BLUE MAGENTA WHITE(BRACK) | 赤 黄 緑 水 青 紫 白(黒) |
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