■基本 6.ByLayerとByBlock | AutoCADマクロ屋本舗
"ByLayer"と"ByBlock"について・・・

現在の色や線種・線の太さには

"ByLayer"と"ByBlock"と言うものがあります。
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"ByLayer"とは・・・

オブジェクトが描かれた画層の、色や線種・線の太さ等によって
描かれたオブジェクトの色や線種・線の太さ等が決定される状態のコトです。


メニューバーから【形式】 → 【画層管理】を選択し、
画層プロパティ管理ダイアログを開き
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右上【新規作成】ボタンで、画層を作成してください。

この時、作成された画層の色を"赤"、線種を"Center"にして閉じます。
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その後、現在画層を作成した"画層1"にし、
現在の色や線種を"ByLayer"を選択し
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オブジェクトを作図すると

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画層に割り当てられた、色や線種等で作図します。

これが"ByLayer"です。




次に、"ByBlock"とは・・・

オブジェクトがブロックとして挿入された時
ブロックの状態のまま、色や線種・線の太さ等を変更可能な状態のコトです。



ブロック図面を作成する時に
全てのオブジェクトの色や線種を、実線"Continuous"等で描いた場合
ブロックとして挿入した後、分解しない限り
ブロックの色や線種を変更出来ませんね。


この場合、ブロック図面を作成する時に
全てのオブジェクトの色や線種を、"ByBlock"で描くと
ブロックとして挿入した後、ブロックのまま色や線種を
変更することが可能になるわけです。


もちろん、ブロックの色や線種を変更しない場合は
"ByBlock"で作成する必要は有りませんが
必要な用途に応じて、使い分けると便利です。


覚えておきましょう。


by totthi


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