あれ?
写真が小さいね・・・
ま、いいか
もう梅が咲き出しました。
梅はちょうど今頃の季語。
春だけど寒いこの時期
美しい季語が沢山ありますね。
春遅し、春動く、春きざす
牡丹雪、涅槃雪、淡雪
冴返る、寒戻る、寒明
薄氷、猫の恋、雲雀笛
などなど・・・
今日あたりは少しあったかくて
晴れてるけど何か白っぽい感じなので
春淡し
かなぁ・・・
前回の緊急すぎ告知を
気にかけていただいた方がおられましたら
ありがとうございました。
20年以上前の拙作「ほどける双子」
公演は無事終了。
長いこと一緒に
クレネリの作家と演出家として並走してきた
若月さんと一緒に
クレネリ主宰の真弓ちゃんの演技を
客席から観てきました。
今は芝居から離れてる若月さんですが
驚くほど変わってない(笑)
今回の青山勝氏によるドラマチックな演出に
おお~!とか思いながら
新鮮に楽しめました。
まぁ
お話としては楽しい感じじゃないんだけど・・・
真弓ちゃんがヒリヒリズキズキ
演じているのを
お客様が同じように
ヒリヒリズキズキしてくれたらいいなぁと。
しかし
一人芝居って大変だね~
自分でやった経験は無いけど
演劇科の実習発表会か何かで
一人で一場面を演じるのはやったな。
って
いつの話やねん!
白い着物におでこに三角の白い布
つまり死に装束の衣装だった
ことは覚えてる。
唐十郎だったか
清水邦夫だったか
アングラなホンで
・・・なんだっけなぁ
何にしても
小娘がやれるようなものじゃなかった。
無謀の一言。
でも学生だしね
なんも分かってなくても
勢いでやっちゃうんだよね
た~まや~
か~ぎや~
っていう
花火の掛け声が台詞の中にあった
それだけやけにはっきり覚えてる。
おっと
急に昔話になっちまった
お年寄り現象・・・(笑)
昨日・・・
読売新聞の歌壇に
ワタクシの短歌が掲載されてました~
何と何と・・・
俵万智先生の選で・・・
ありがたや・・・
読売歌壇は
一人の選者が十首選び
その中の三首に評が付けてもらえるんだけど
ギリギリ三首目に滑り込み
評を付けていただけました
セロファンとリボンを剥けば花たちは力を抜いてやや生臭い
という歌でした。
花束をいただくと
まず包装を解いて
長い茎や多すぎる葉を落とし
水の中で茎を水切りし
入る花器を用意し
長持ち剤があれば溶かして
それから活ける・・・
という結構大変な作業になりますよね。
ブーケとして完璧な姿だった花たちが
改めて活けられるまでは
キッチンとかで
ばらけてあられもない姿に・・・(笑)
ブーケは花だけが見えてるけど
茎の下の方は
意外と無骨だったり青臭かったり
時間が経ってると
水分が腐り始めたような
生臭いにおいがしたり
切られてるんだけど
まだ植物としての生気が
逞しく、生々しく。
そんなことを詠んでみました。
俵万智先生の評は
勝手に丸々載せたらダメな気もするので
ちょこっとだけ・・・
そこはかとないエロスが・・・
と評していただきました。
ありがとうございました
NHK短歌テキスト2月号は
一首のみ佳作入選。
岡野大嗣先生の「着る/脱ぐ」という
なかなか難しいテーマでした
「すぐ出る」とコート着たまま座るきみの前でゆっくりカーディガン脱ぐ
・・・怖(笑)
何がすぐ出るやねん
こっちは話あんねん
ゆっくりじっくりいかしてもらうわ
覚悟しいや
と
なぜか関西弁で解説したくなる一首でございました
そして俳句。
サンデー毎日にて
「人」入選いただきました
兼題は無季の「海」
五年ぶりの賀状海辺の住所より
季語は賀状。
ほぼ実話。
え~、海のそばに引っ越したの?って。
選者の堀本裕樹先生が
そんなシチュエーションを
豊かに肉付けして解説してくださり感激
ありがとうございました。
通販生活の「俳句生活」では
またまた「人」。
サンデー毎日の「人」は二人ですが
通販生活の「人」は山っっほどいます
兼題は「山茶花(さざんか)」
山茶花の啄まれては震へけり
山茶花と言われても
大川栄策とか童謡しか浮かばず(笑)
困っていたところ
大きな公園に山茶花の木が沢山あり
やったー!と近寄って
写真撮ったり
めっちゃ観察
そしたら大きな一本が
小刻みにフルフル揺れてて
風もないのに不思議だなぁと。
よぉーーーく見たら
ものすごく小さい鳥が
木の中に入り込むようにして
忙しく花をついばんでいたのです
ウグイス?
と思ったけど
メジロでした。
調べたらメジロは山茶花の蜜が好きで
山茶花の方も受粉してもらい
WINWINということみたい。
というわけで
発見をそのまま句にしました。
俳句は映像・・・と
通販生活と同じく
ウェブで夏井いつき先生がやられている
俳句ポスト365。
兼題「セーター」で
は、は、初めて「並選」から「佳作」に
上がれました~~
いや~
これはなかなか大変で
嬉しかったなぁ。
夏井いつき先生には
熱心なファンも当然多く
いつもすごい激戦だから
ブローチに刺されセーター覚醒す
冴えないタンスの肥やしセーターに
ブローチでも付けてみるかと・・・
すると
なんということでしょう
(劇的ビフォーアフターの曲)
古くて地味なセーターが
一気に輝きを増し
もうタンスの肥やしとしまい込むことも
なくなったのです
みたいな一句でございます
ま、実際は
ブローチって流行ってないし
オバ感マシマシになりがちだし
あんまり付けないけどね
でも
アンティークなブローチが流行った頃のやつ
まだ持ってるから付けてみたい気もする。
それから
世にも奇妙なことが起きたのが
NHK俳句テキスト2月号・・・
本屋さんでチェックしたら
夏井いつき先生の「おでん」の佳作に
ワタクシの名前を見つけ
大喜びで買おうとしたところ
・・・ん?
これ
知らん。
これ
アタイの句じゃない。
ど、同姓同名?
まさか
自分で自分の句を忘れてる?
じゃあ病院行かなきゃじゃん
どゆことーーー
大混乱で帰宅しましたら
テキスト編集部からお電話が・・・。
なんと
佳作の中の三人だけ
名前と句が入れ替わってしまったとのこと・・・
入れ替わってるうー
(前前前世@君の名は)
・・・というわけで
奇妙なミスに巻き込まれ
他の方の句の下にワタクシの名前があり
ワタクシの句の下に他の方の名前がありましたとさ
お電話でも謝罪をいただきましたが
もちろん3月号に
お詫びと訂正が載るみたいです。
こんなこともあるんですねぇ
最後に・・・
告白です。
NHK俳句の夏井先生の「氷」で
「凡人句」としてワタクシの句が
放送されてしまいました~~
夏井回は
いかに凡人を脱出するかというのがテーマで
類想類句というもののダメさを学ぶため
凡人ピラミッドというボードに
ダメ句をずらりと並べて検証します。
その類想類句の例として
見事、マイ俳句が並べられました・・・
しかも最下層に
こちらです・・・
割られたる氷点々通学路
「割る」「通学路」が
氷のお題で誰もが考え付く類想ワード
とのことでした
氷と言っても
これまた何も浮かばず
何とか記憶をたどって
目にした光景を詠んだのですが
まさかの
みんな同じ記憶だったとは
これだから俳句は難しい。
ようやく一句できても
人と同じ発想してないか?を
客観的にチェックしなきゃいけない。
17音しかないから
ワードが被ると似てしまうんだよね・・・
勉強になりました
そんなこんなで
早くも今年の一ヵ月が
過ぎようとしています。
こうしてビュンビュン月日が流れ
気づけば真夏なんだろうな
いや
年末か・・・
今年は元日からとんでもないことが起き
胸の痛い一ヵ月となってしまいました。
この前、東京も久々にかなり揺れ
すぐ収まったものの恐ろしかったです。
能登の皆さまのことを
心にとめて日々を送っています。
芸能界も相変わらず
隠れていたことが噴出してますね。
ダウンタウンファンだったワタクシ
どうなっちゃうのこれ・・・
と暗い気分。
品行方正を期待してたわけじゃないけどさ。
遊びたきゃ遊べばいいけどさ。
もっと綺麗にスマートに遊べなかったかね・・・。
人は長年王様でいると
色々分からなくなってしまうのかな。
そして
ついこの前ドラマ化された
原作を描いた漫画家さんが
自ら命を絶たれたとのニュース。
なんかとてもショック・・・。
ドラマ化においては
原作者の意図を尊重してほしいと申し入れていたのに
叶わなかったらしく
こんなことになるならと
最後の二話は原作者自ら脚本を書くことになったとか。
その経緯をSNSで説明してすぐに
謝罪してそれを消し
亡くなってしまった。
・・・こんな悲劇があるだろうか。
あっていいんだろうか。
ワタクシはずっと
漫画家って凄すぎる!と
リスペクトしています。
クリエイターはみんな凄いけれど
漫画家がゼロから生み出した作品を
ドラマクリエイターがお借りするなら
原作者の意図を壊さないのは
最低限のルールだろう。
おいしいとこだけいただいて
後はこっちで好きなように変えさせてもらいます
みたいなのは無くなればいい。
製作陣のどこらへんで
原作者の願いが踏みにじられたのか
我々には見えないけれど
これだけドラマ界が
漫画家の作品を使うのを当たり前にして
オリジナル脚本が珍しいみたいな現状も
そろそろ変えたらどうなのか。
もちろん
漫画原作のドラマで大好きな作品もあるし
漫画家もドラマスタッフもキャストも視聴者も
みんな幸せになったドラマもあるだろう。
けど
そうじゃない例が沢山あると
この事件で改めて知りました。
ドラマを
何もない所から
ゼロから作ればいい。
漫画家がしてるように。
どんなに大変なことか分かるのでは?
どんなに捻じ曲げられたくないか分かるのでは?
伝えたかったことを尊重されず
登場人物、設定、タイトルだけ使われて
お茶の間に流されることを思うと
いたたまれない。
現場のキャスト、スタッフは
渡された台本を大事に頑張るだけ。
まぁ要するに上の人達?
漫画をドラマのタネかなんかと勘違いしてる人達?
が、いるんだろう。
ゼロから生み出した人の作品は
お金払ったから変えていいとかじゃない。
ドラマ化するためのタネでもない。
原作者が頑張って抵抗してたらしいのに
誰が跳ね返したのか?
じっくり話し合えなかったのか?
あまりにも悲しい結末で
心が痛い。
これを機に、なんて言いたくないけど
変わるべきじゃないかなぁ
日本のドラマも・・・。
って
偉そうだったらすみません。
漫画もドラマも大好きなのに
なんでこんな結末なのかと
悲しくて。
ただただ
ご冥福をお祈りします。
あ、今のところ
1月スタートのドラマで
様子見しつつ観てるのは
『不適切にもほどがある!』
『さよならマエストロ』
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
『グレイトギフト』
『婚活1000本ノック』
『Eye Love You』
『光る君へ』
ぐらいかな?
『春になったら』は
初回よかったんだけど
今は脱落ギリ・・・
始まったばかりなので多いけど
どんどん観るのが減ってしまうのが常・・・
でも
深夜帯含め
これからスタートするドラマで
面白そうなのもあるので
もしかしたら増えるかも?
いいドラマが観たいなぁ