コントの難しさと、絶妙な夢物語 | totorovaさんのブログ

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好物はあらゆる創作物。少々好き嫌い多め。
子供の頃からドラマっ子。役者挫折の戯曲書き。
万葉時代劇やらコメディやらいろいろ挑戦しつつ
救われない心に寄り添う芝居を書きたい思いは常に。

 

バジル。

 

 

 

 

 

 

 

 

買って忘れてた種があったので

蒔いてみました。

 

生えてきました。

 

葉っぱにちょこっと触れるだけで

 

ん~~~

 

イタリアンのかほりチュー

 

使い方は

トマト味の何かにちぎって乗せる

ぐらいしか思いつかないけど・・・

 

でも、収穫が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キングオブコントの会

楽しみにしてたんですが

 

まあ・・・うん・・・

難しいんですね~コントって。

 

 

 

何となく

コントが大好きで、コントに飢えていたコント師たちが

一堂に会しすぎたような

 

はしゃぎっぷりと楽しさは伝わったんだけど

逆にそればっかり伝わって

コントそのものが生み出す笑いはそこまで・・・

 

ゴールデンタイムで3時間

人気も実力もある芸人がいっぱい出て

松ちゃんを頂点に

微妙な先輩後輩とかあって

参加できて最高です!

みたいな感じがなぁ・・・

贅沢なサークル活動でも見ているような

参加してる人たちが一番楽しいんだろうなぁ、みたいな。

 

何が足りなかったんだろう?

ピリッと感?

ハングリー感?

 

うまく言えないけど

どっか少し哀しみが漂ってるような

色々な満たされなさをまとった芸人のコントが

すごく面白かったりするんだよな・・・

 

ま、そんなこと言ったら元も子もないけども。

みんな売れたくて頑張って

売れたから出れたわけで。

一握りの「売れっ子」になれた芸人はとてつもない。

すごいことなんだよね。

 

売れっ子ならではの余裕のオーラが

溢れすぎてて笑えないのは

こっちに問題があるのかもうーん

 

 

 

 

しかし

オーラの塊のようになってしまった松ちゃんのコントが

中では面白かった!

大御所感がありすぎて

もう笑えない気がしてたけど

そんなことはないのだった。

 

特に最後の、小峠と2人でやった管理人のコント。

爆笑したわけではないんだけど

ああ、松ちゃんのコントだなぁ、と。

芝居で言ったら、ウェルメイドなものから一番遠い

ストーリーどうこうじゃない、感覚、感性頼みの一作。

 

髭ヅラのまま、聖子ちゃんカットみたいなカツラをかぶり

女装した松ちゃんが

明太子を持ってきてくれた管理人の小峠と

マンションの扉を隔ててひたすら同じやりとりを繰り返す。

一旦、扉を閉めてチェーンを外しますね、と言って

閉めたら開けない(笑)

なぜ開けますと言って開けないのかわからない小峠は

ひたすらピンポンを鳴らし

松ちゃんは怯えた様子を見せる。

 

この不条理感みたいなのが懐かしい!

あと、人に対する不信感、警戒感を演じさせたら

松ちゃんはどんどんノッてくるウシシ

 

でもここまでなら、まぁ普通。

扉を閉めた松ちゃんが、カギをかけないので

小峠がそっと扉を開けて覗いてみると

後ろ姿で手紙をしたためている松ちゃん。

何事もなかったかのように(笑)

 

何やら訳あり風の古めかしい手紙の内容・・・

書き終わり、シャワーを浴びるお色気シーン・・・

ムキムキの体をバスタオルに包んで出てきて小峠と目が合い

ギャー変態!と通報するのが

布のカバーのかかった黒電話・・・

 

もうねぇ

いろいろクスクスして見てた。

くだらなくて、でも独特な味わいがあるのがいい。

 

おとなしそうで、でも自意識過剰で、自己陶酔気味の

年齢不詳な女。

いそうでいない、否、いなそうでいる!

 

というわけで

ごっつええ感じのビデオテープが未だに捨てられないワタクシには

この一作があったのが嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大豆田とわ子が終わりまして

ふむ・・・このドラマは夢物語だったんだなと

改めて思ったわけですが

 

もちろん、ヒロインが人魚でした・・・とか

そういう夢物語じゃなくて

バツ3女性が3人の元夫たちに大事にされながら

自分でやりたいことを掴むため

今日も明日も元気に頑張っていく

元夫たちにいつも構われながら

孤独にならずに自由に生きる

そんなヒロインの物語。

 

暗いドロドロ、男女のグチャグチャとは無縁の

お洒落でハッピーで少し切ない

こんなドラマが観たかった女性は

多分たくさんいるでしょう。

 

ワタクシも楽しみました。

コロナが関係あるかわからないけど

ドロドログチャグチャをがっつり観る気力は

今はないかな・・・

元夫たちが妖精みたいに

自由なヒロインの周りを飛んでいるような、夢物語。

インテリアや衣装のオシャレ感。

エンディングのラップを含め、音楽のオシャレ感。

べたっとしてない映像のオシャレ感。

 

オシャレ感だらけの夢物語なんて

しゃらくせえ、と思いそうなところを

なんだか絶妙に回避したドラマでした。

 

そもそも

松たか子が毎回、最初と最後にカメラに向かって

「大豆田とわ子と三人の元夫!」

「大豆田とわ子と三人の元夫、また来週!」

と言うドラマなのだ。

演技を中断してこっちを向き、タイトルを言う。

つまりもうこれは

お話ですよ、ドラマですよ宣言。

 

どんなドラマも、当然そうでありながら

さも本当のことのように作るわけで

主人公が開き直ってカメラに話しかけるなんてのは

なかなかやらない。

古畑任三郎しかやらないにやり

 

最初は松たか子と目が合うと気恥ずかしく

それをやっていいのは古畑だけだよ~

と思っていましたが

全話観てみれば、なるほどな・・・と。

現実みたいな顔した夢物語の始まりですよ

こんなご時世だし楽しんでね!

というメッセージだったのかな・・・

 

でも

夢物語をバカバカしく思わせないのが

ドラマの力ですね。

脚本、演出、演技。

主人公がカメラに向かってタイトルを言っても

視聴者がしらけないという自信。

なんか色々、納得しかねることも無くはなかったんだけど

最終的には、観てきてよかったと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春ドラマが次々と最終回を迎えていきますが

絶対チェックしようと思っているのは

 

「コントが始まる」

「コタローは一人暮らし」

「生きるとか死ぬとか父親とか」

「ソロ活女子のススメ」

 

 

忘れなかったら観ようかなっていうのは

 

「リコカツ」

 

かなぁ。

 

 

あ、そうだ

「ドラゴン桜」の東大受験結果は見届けなければ!

誰が受かるかな?キョロキョロ