映画「MY DOG SKIP」を観終えて | totoroのブログ

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 犬大好きな私の目に留まった、この1枚のDVD。軽い気持ちで見始めましたが、最後には感動の涙でした。

 

 1942年と言えば、まだ戦争の最中です。

主人公のウイリー少年のお隣さんは、有名野球選手です。そんな彼が戦争に駆り出され暫しのお別れのシーンから始まります。

 

 ウイリーは一人っ子で同年代の友達がいなかったのでウイリーにとってお隣さんは、唯一の友人だったので、、独りぼっちになってしまいました。

それを心配した母親がウイリーの9歳の誕生日に、1匹の仔犬をプレゼントしてくれた。名をスキップと名付ける。

 

内向的なウイリーは、スキップのお陰で友達もでき、彼女もできた。

ウイリー少年の成長に欠かせないスキップの存在。

そんな二人を日常を通し、彼らに関わる人々との変化をとても上手に織り込んだ作品だと思います。

 

戦争で怖くなりかえってきた隣の元、野球選手。尊敬していたのに皆は彼を悪く言う。が、スキップが居なくなったことから、その理由を知ることが出来たこと。そして大切な友人を失う悲しみを嫌と言う程、知らされたウイリーは少年から青年へと変化していく。

 

 最後のシーンは、ウイリー少年が大学に進むため、地元を離れるシーンです。スキップは既に11歳。そしてこの別れがスキップとの永遠の別れとなってしまいます。

 11歳で命の灯を消してしまったスキップに、思わず「まだ早いよ!まだまだ生きられる。」と思わず我が愛犬との事を思い出し泣けた。

 犬って、人間の一番の友達と言います。

この映画は、そんな犬と人間の関係をとても分かりやすく、しかも面白く表現されていて、微笑ましいシーンばかり。

 

 ウイリーのお父さんの一言も胸に残る大切な言葉です。

戦争で片足を失ったウイリーの父親は、足が見えない仕事に付いた。が、人は自分が思っているほど、観てはいない。この言葉って確かだと思う。最初の内だけで、日が経つにつれ忘れてしまう。

 格言となる、良い言葉が所々に織り込まれていて、為になる内容です。

 

 最後に私の愛すべき愛犬を紹介させて下さい。今年2月に亡くなりました。17歳8カ月で病死で亡くなったMダックスの女の子。闘病生活1年7か月でした。最後は癌が肺に転移して息ができずに苦しんでいました。

 これ以上苦しませたくなかったのと、私自身が辛かったこともあり、最後は健やかに息を引き取らせたいと「安楽死」をお願いしました。

点滴をして直ぐに息を引き取ってしまいました。私の腕の中で死なせたかったのに…それが一番の心残り。一人で死なせてごめんね。