この鳥、飛び立つちょっと前に茶色い塊をクチバシでくわえていたんです。
この木の股あたりに、ヨイッショっとのっけて、飛んでいってしまいました。
━─━─━─━─━─これから先、やな感じになると思います。━─━─━─━─━─
苦手な方は読み飛ばしてくださいませ。
なんかいやな感じがして、木の近くに行くと、
茶色い塊に見えたものは絶命したヒナすずめちゃんでした。
これは噂に聞く『百舌のはやにえ』かも。
木に捕食した獲物をいったん蓄える習性があるモズのしわざかな。
「北海道の野鳥」を見るまで、北海道にもモズがいるなんて知りませんでした。
そういえば写真の鳥の配色が図鑑で確認したモズにそっくりです。
このまま木にヒナすずめをのっけたままにしておくか、
木から下ろして埋葬してしまうか、
悩みましたが、辺りにはヒナも含めて何羽もすずめさんがいますので、
あまりモズにも来てほしくなく、何よりそのままではヒナすずめちゃんも可哀相で、
下ろして埋葬することにしました。
自然の仕組みを壊してますよね。
この木がうちの庭木じゃなかったら、放置していたと思います。
越権行為のような気分で、下ろしにかかると、
木の股にのっかっているだけかなと思ったら、
やっぱり枝に刺さってました。
モズの食料を横取りしているような気分。
すずめさんが好きなので、
どうもすずめさん目線になってしまいますが、
モズだって生きるためには仕方のないこと。
わかっているけれど、モズには申し訳ないけれど、
ヒナすずめの可哀相な姿をさらしておくことができなかったんです。
ヒナすずめちゃんは庭に埋葬しました。
その後、モズは見ていません。