茨城県民の皆さん 知ってください | けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

茨城県を犬殺処分ワーストから脱却させるために立ち上げた基金です

茨城県動物指導センターのウェブページです。

https://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/hokenfukushi/doshise/index.html







このウェブページの中に

成犬153頭

というPDFがあります。


そこをタップ(クリック)して、中をご覧いただきたいのですが


特に、何に注目していただきたいかを、先にお伝えしておきます。


すでに一度ご覧になったのでしたら、お手数ですが、以下の点に注目しながら、もう一度ご覧いただけましたら、大変嬉しく思います。


ご覧いただきたいポイント


①26ページ153頭


随時更新されますので、その都度変わると思いますが、このブログを書いている時点では、このPDFは26ページもあります。まずこのことに驚いてください。


6月27日現在で、153頭。


皆さんに「ご覧ください」とお願いしておきながら、隅から隅までご覧くださいとまでは、とても言えない数です。


斜め読みで結構ですので、ぜひ最後の26ページまで開いてご覧ください。


②職員さんのお世話は斜め読みのようにはいかない


皆さまに「ご覧ください」とお願いするにも、その数の多さから「斜め読みで結構です」などと、つい遠慮してしまうほどの頭数です。


この、読むだけでも大変な頭数を、センター職員の皆さんは、毎日毎日、1頭1頭、お世話してくださっています。


そのお仕事がいかに過酷かを想像してみてください。


③これだけの頭数がいて、全て情報を開示し、頻繁に更新するセンターがあるだろうか


毎日毎日のお世話だけでも、壮絶と言ってよい激務の中で


これほど詳細な情報を、管理し、公開し、頻繁に更新するセンターが他にあるでしょうか。


いえ、情報開示に大変積極的なセンターが他の自治体にもあるのは承知しています。ありがたいことです。


しかし153頭です。

お世話だけでも、とっくに限界を超えているのに、その上で、この情報の管理、情報の公開、情報の更新。


普通はできないことだと思います。


他県で新しい動物愛護センターができるというようなニュースがあり

「新しいセンターでは、最大50頭の犬の収容が可能!」

というような記事を読むと


この「153頭」という数字の異常さがおわかりいただけるでしょう。


いえ、160頭以上が常態化していた時期もあったし、200頭を超えることもありました。


(↓アルマ代表ブログ)


④やはり、ホットスポットがある


きちんとカウントしなくても、ざっと見ただけで

小美玉市、茨城町が多いことはすぐに伝わってきます。

鉾田市も相変わらず多いです。


神栖市もまだ多いですが、神栖市の場合、OHANAさんのご尽力で、センター収容は激減しています。

かつて神栖市は、県内でぶっちぎりのワーストワンでした。



そして⑤


僕が一番伝えたいのはこの⑤です。

ぜひもう一度PDFを見返してみてください。


⑤全ての犬に名前がついている


番号ではありません

名前です。

僕はこれを見るたび涙が出そうになります。



センターの職員の皆さんには心から

「ありがとうございます」

と言いたいのですが


職員の皆さんは

「ありがとうございます」

なんていう言葉を期待してはいないでしょう。


僕ら県民がするべきことは、この事実を自身が知り、1人でも多くの県民にこの事実を伝え、県民としてできることをすること。


ただちにです。


茨城県動物指導センターは、今、犬の殺処分をしていませんが、その表面だけを知って安心してはいけません。


満身創痍で立ち続けている職員さんがいます。


それはまるで、もう何年も、傷だらけで血まみれになり、膝をガクガクいわせながらも、守るべきもののために必死で立ち続け、戦い続けているかのようです。


戦い続けながら、いつ来るかわからない「援護」を、ずっと待っているのではないかと、感じませんか?


まだ遠くから見守りますか?

見てるなら、まだ良い方です。

無視しますか?


「援護」とか「協力」「お手伝い」なんていう言葉は、正しく言えば大間違いです。


愚かな僕たち県民の、尻拭いのために、ボロボロになって立ち続けているのだと思いませんか?


最後に


これを最後にするのは大変失礼なのですが、今回は茨城県動物指導センターの話を書こうと思いましたので、最後になってしまいました。


県内外の動物愛護団体の皆さん

個人ボランティアの皆さん


満身創痍のセンターから命を救い出してくださっている皆さんも、すでに何年も前から、ボロボロの満身創痍であることを承知しています。


本当に申し訳ありません。

本当にありがとうございます。