僕は確信しています | けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

けいせつ基金 〜空の下でハミング♫〜

茨城県を犬殺処分ワーストから脱却させるために立ち上げた基金です

こちらは
アルマの代表のブログです。
https://ameblo.jp/alma-soulmate/entry-12765743502.html


この当日、この時間に、僕もこの情報をアルマ代表から得ていましたが


残念ながらこの日、僕は現場に行くことが叶わず、代表が電話で発見者(相談者)との対応にあたってくださいました。

ありがとうございました。


この件で、改めて痛感するのは


「子犬が産まれて困ったら

  けいせつ基金にまず相談」


を、急いで浸透させないといけないということです。


箱に入っていたということは、人が関与しています。


野良犬が産んだ子を、わざわざ箱に入れたという可能性もゼロとは言えないものの


状況的には、飼い犬が産んだ子を捨てたと考えるのが自然でしょう。


子犬が産まれて困った時点で、けいせつ基金に連絡をくれていれば


こんな乳飲み状態で母親から引き剥がしません。


しかるべき期間は母親の元で、子犬にとって必要な健康と教育と愛情を受け


歯が生えてきて、母犬が子犬にお乳を吸われるのを嫌がり始める頃に、子犬を保護する。


(だから授乳のお世話が不要であり、保護する側にとっても、この点は好都合なのです。またこの時期であれば、捕獲にも難しさがありません。)


母犬は、けいせつ基金が責任を持って、不妊手術までをフォローする。


これができれば、今回を最後に、少なくともここの蛇口は確実に閉まるはずでした。


今回の事件は


・母犬の手術ができていないから、また繰り返す恐れがある。

・子犬の命も楽観できなかった。

・運良く生き延びた場合は、鉾田の新しい野良犬となる可能性が高かった。


…と、全くいいことがありません。


かつてのような

保健所やセンターに依頼すれば、原則、引き取ってくれる

…という時代ではなくなっていることを、ここ数年で市民の多くも学んでしまっていますから


今は逆に、センターに引き取りを依頼して断られる人なんて、むしろ少なくなっているんじゃないですか?


依頼する前に、そんなことしてもムダだと知っていますから。


こうなると、4つのコースしかありません。


① 殺す

この田舎でもさすがに少なくなりましたが、土に埋めたり、川に流したり、ということが本当にあります。


② 捨てる

もう「殺す」と同じ意味ですが、その後に待ち受ける、あらゆる不幸を思えば、①よりも罪深いとすら思います。


③譲渡する

引き取りを断る際に、行政の窓口でも

「里親さんを探してください」

と指導することと思いますが


これは、一見正しいようで、実は僕


これがあまり良くないのではないか?と疑っているんです。


一般の人たちが「誰かもらってください」的な方法で貰い手を探すと、ほぼ高確率で不妊手術が施されず、ほぼ高確率で外飼いです。


不妊化されてない犬が、外で飼われる。


もしその地域に、一頭でも野良犬か、放し飼いの犬がいたとしたら…


せっかく飼い主がいる、係留された飼い犬だとしても


結果的には、野良犬が一匹増えたのと同じような繁殖リスクが発生します。


つまり雑な譲渡は、むしろ、リスクを拡散させてしまっている恐れがあると思うのです。


① 捨てる

② 殺す

③ 譲渡する


①も②もできるほど悪魔になれない

でも③も上手くいかずに失敗した


となれば、最後の4つ目は


④ 多頭飼育崩壊

のスタートラインに立つことになります。


(③は上手くいったらいったで、雑な譲渡をすると、また別の問題が発生します)


僕は、確信しました。

今やらなければないのはこれです。


子犬が産まれて困っている人の情報を

必死で集める必要があります。


そうしなければ

「さあ、①②③④のどれを選びますか?」

ということになります。


どれを選んでも不幸しかないのは明白です。


なのに今の現実の状況は、まさに

「どのタイプの不幸を選びますか?」

になってしまっているのです。