Mary J. Blige『My Life』① | すねーくおるふぇのくの あくまでおっさんの独り言

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80年代をこよなく愛するオッサンの独り言。新しい話題にはついていけません。

ここのところネットニュースのトップに佐々木朗希投手と白井審判の件ばかり上がってる。

(白井かずゆきって言うから、一瞬「え?元日ハムの?」って思ったら“ゆき”違いだった。白井一行審判ね。白井一幸じゃなくて。アラフィフにしか通じない野球ネタ。)

元野球選手の解説者や芸人、現役メジャーリーガーのダルビッシュまで、

それぞれがいいだの悪いだの言って、まあダルビッシュは別として、

ここぞとばかりに持論展開で注目を浴びようとしてるのか?分かりませんが。

もうええよ、ってのが正直のところ。

別に答えがあるもんでも出すもんでもなし、

ネットに流すほどの事言ってないんだから。

 

 

という訳で、本日の内容とは一切関係ございません。

 

少し前に書いた「Bad Boy Records」の時に触れたかったんだけど、

そこまで触れちゃうと終わらんと思って別で書こうと思っていた件です。

その時書いたBad Boyを立ち上げたショーン“パフィ”コムズが、

元いたUptown RecordsのMary J. Bligeの為に全面プロデュースした作品であり、

ワシがBlackstreetからBlackにはまった時期辺りに、やはりオンタイムで聴いたのがこのアルバムでした。

恐らくFemale Singerで最も聴いたアルバム。

これ久々にクレジットを眼鏡外して(老眼ね)じっと見て、

「おー、そーだった」か「え?そーだったっけ?」などと思い出したことが沢山あったので、

アルバム単体で語っていきます。

そもそも彼女のアルバムも最初の4~5枚ぐらいしか聴いてないんだけど、

やっぱりこの2nd.『My Life』を越えるものはないなーと思ったものです。

というくらい、この時のメアリーとパフィの音楽的相性がぴったりだったのでしょう。

そして当時の自分の波長ともぴったりだったのでしょう。

 

 

まずイントロから続く

Mary Jane(All Night Long)

 

 

これオリジナルのMVって無いのかな?

こんな後年の(いつ頃だろ?)ライブ・バージョンがvevoであったんで載せちゃいました。

最前列の日本の女子高生の制服風の集団はなんなんだろ?コスプレ?

プロデュースはチャッキー・トンプソン&パフィで、

もちろんリック・ジェームズがプロデュースした妖しいお姉さま方

Mary Jane Girlsの「All Night Long」をサンプリング。

というかリメイク?

もうアーティスト名と曲名がややこしいよね。

 

 

これに関する記事は過去に何回か書いてますが、

この曲のベースラインは相当サンプリングで使われまくっています。

LLクールJの「Around The Way Girl」での

「♪You got me shook up shook down shook out On your lovin'」

のコーラス部分の使い方も印象的。

ずっと「You got me sugar sugar sugar on your lovin'」だと思ってました。

意味など考えたこともございません。砂糖、砂糖、砂糖…おかしいだろ

 

続くのが「You Bring Me Joy」

 

 

若い!細い!踊ってますよ!

ちょいホイットニーに似てる?

プロデュースはチャッキー&パフィ。

ソングライトに上記2人にメアリー本人とJodeciのJoJoが!

そうだったっけ。忘れてた。のやつです。

この位のBPM(Beats Per Minute 1分間当りの拍数)が当時の流行りでしたね。

大体ダンス系とかは120~150とかが普通なのかな?

この曲調べたら98だって。

100を切るとミディアム・バラード系のBPMと言っても良いのかもしれないけど、

この頃のアップテンポの曲って大体これくらいだと思う。

 

で、これはなんとバリー・ホワイトの曲をサンプリングしてる。

Barry White「It's Ecstasy When You Lay Down Next To Me」(なげーよ)

 

 

この曲は今回初めて聴きました。

そもそもバリー・ホワイトなんてクインシーのアルバムで名前見た事あるぐらいで、

曲を聴いてみようと思った事もありませんでした。

で、出だしがまんまっすね。

これは1977年リリースで、彼にとって最後の全米トップ10曲だそうです。

まさか90年代に再び注目されるとはこの時思わなかったことでしょう。

 

 

続く「I'm The Only Woman」

 

 

プロデュースはチャッキー&パフィ。

さっきの「You Bring Me Joy」にも参加していたけど、

バック・ボーカルで彼女の姉ラトーニャ・ブライジが参加。

メアリーが1971年1月11日生まれ、ラトーニャが1970年1月12日生まれらしいです。

元々会社勤めをしてたらしいけど、メアリーと一緒に住んでいて、

そこからバック・ボーカル、ソングライト、さらにマネージャーまでやっていたそう。

その後フェイス等他のアーティストの曲も書いたりしていて、

実はソロ曲もあるらしい。フューチャリング Maryで。

でもアルバムはお蔵入りになったとか。

ついでなのでどうぞ。

LaTonya Blige feat. Mary J. Blige「It's Coming」(2009)

 

 

やっぱり声はそっくりですね。

 

話を戻します。

この「I'm The Only Woman」でサンプリングされているのはカーティス・メイフィールド。

Curtis mayfield 「Give Me Your Love」

 

 

映画「Superfly」サントラより。

ファルセットヴォイスを駆使し、ギター他マルチプレイヤーでもある。

全然詳しくないけど、彼の曲からは最も“黒さ”が感じられる。

インストかと思われる曲の印象的なフレーズが使われています。

 

 

キース・マーレイのインタールードを挟んで、

タイトル曲「My Life」

 

 

プロデュースはチャッキー&パフィ。

ここでもお姉さんバック・ボーカルで参加。

これは…Love Song?

My Lifeかぁ…こっちのMy Lifeなんて「見て」なんて言えないなぁ。

おっと、こんなとこで感傷的になっちゃいかん。

いい曲です。

これジャズミュージシャン、ヴィブラフォン(鉄筋)奏者のロイ・エアーズの曲をサンプリング。

Roy Ayers 「Everybody Loves The Sunshine」

 

 

ロイ・エアーズさんの事もよく存じ上げません。

ただ、度々こうしてサンプリング素材のアーティストとして名前を見掛けるので名前を知ってる程度。

どうも90年代のDJやらプロデューサー達から相当リスペクトされていた様です。

で、たまたまこんなカバーを発見しちゃったんで貼っておきます。

D'angelo「Everybody Loves The Sunshine」

 

 

カ、カッコいい…

これっていつどこでカバーしたやつなんだろ?

 

 

次の曲もスローの良曲。

「You Gotta Believe」

 

 

これにはサンプル表示が無いので完全なオリジナル?でいいのかな?

ただこのクレジットが超豪華過ぎて!

プロデュースはハーブ・ミドルトン、チャッキー&パフィ。

ソングライトが上記3人に加えメアリー、フェイス、K-Ci、Big Bub.

バック・ボーカルにフェイス、K-Ci&JoJo。とっても分厚い。

ごちそうさまでした、って感じ。

ハーブ・ミドルトンはちょいちょい名前見たけど…あんまり記憶ないな。

SWVのアルバムで見たような…と思いクレジット見たら、

インタールード専門のプロデュースしてた。何で?

 

Big BubはTodayなるグループの元メンバーで、後にソロデビューもするんだけど、

これ思い出があって、当時よく行ってたCD屋さんがあって、

ビルの一角にあるちっちゃい店だったんだけど、

狭い店内に結構びっしり洋楽だけあって、割とBlack強めな感じでした。

で、自分より年上の男の人(多分店長さん)と女の人の2人でやられていて、

ちょいちょい話したりしてこっちの趣味も分かってもらってたんだけど、

ある時そのお姉さんがBig Bubのカセットテープ(プロモ用かな?)を「良かったらどうぞ」ってくれたんですよ。

このお姉さんがさあ、綺麗で優しそうで、日曜日の午前中に静かな窓辺でお紅茶を一人で飲んでいそうな(すんごい妄想)雰囲気の方で、

正に当時のワシの憧れのお姉様だったんですよねー…

当然それ以上何かあるでもなく、お姿を見てお話しするだけでも幸せな気分に浸っていたんですけど、

何年かしてそのお店が無くなってしまって、

その頃はもう通っていない頃だったのでいつの間にかって感じで、

どんな経緯でお店閉めるとかの話も結局分からないままで…

ああ、今日は感傷に浸ってしまう。

 

 

でさ、ここまで全曲紹介してる上に脱線もしまくり、

全然進まないので終わりが見えない真顔

という訳で今日はとりあえずここまでにして、

次回完結(予定)にしようと思い、タイトルに①と付けておきます。