銀河系29億人の肉ファンのみなさま！
お待たせ致しました！
第二回妄想超人タッグトーナメント、本日はCブロックの二回戦が行われます。
本日の対戦カードは、
プラネットマン＆ブラックホールの「デビル・ユニバース」
ｖｓ
バッファローマン＆ザ・魔雲天の「ザ・マンハッタンズ」
という悪魔超人同士の対戦であります。
デビル・ユニバースは一回戦でキン肉マンビッグボディ＆レオパルドンの「パーフェクト・ボディーズ」を破っての二回戦進出です。
乗りに乗っていたパーフェクト・ボディーズを下した宇宙殺法は見事でありました。
一方シードされたザ・マンハッタンズは、
第一回大会ではそれぞれウォーズマン、テリーマンをパートナーに善戦致しました。
今回は七人の悪魔超人の中でも巨漢の2人がタッグを組み、
コンビネーションの点でも期待が持てそうです。
ただ、デビル・ユニバースのチート技には気を付けたいですね。
全く何が起きるか分からないコンビですからね。
さあ入場です。
赤コーナーよりプラネットマン、ブラックホールのデビル・ユニバースの入場です！
SUGIZO フューチャリング グリム・スパンキーの「めぐりあい」で入場です。
神秘的なイントロから徐々にステージにせり上がってくる2人。
そしてゆっくりと歩を進めます。
あっと、一回戦の活躍のお陰か場内のあちこちから声援が聞こえます。
プラネットマンを応援する声が多いですねー。
これは次回の超人総選挙で期待が持てますよ。
さあ、前回同様、花道の途中まで来るとフワリと宙に浮きリングに向かいます。
そして対面のコーナーで両手を広げ、二人でリングを囲むような恰好で、
なんですかね？スペース（宇宙）パワーを溜め込んでいるとでも申しましょうか。
もう宇宙は俺達の手の中にあるぞと、そう宣言しているかの様な儀式です。
そして静かにリングに降り立ち対戦相手を待ちます。
続いて青コーナーよりバッファローマン、ザ・魔雲天のザ・マンハッタンズの入場です。
モトリー・クルーの「Dr. Feelgood」で入場です！
大きい！いや、改めて彼らの大きさが際立って見えます。
250cm、220kgのバッファローマンと、
285cm、1トンの魔雲天。
歩を進める度にズシンズシンと地震の様に会場が揺れます。
そして、二人共トップロープを跨いで、
あ、いえ、魔雲天は足が短かった。
セカンドロープとサードロープの間から身を屈めてリングイン。
あっと、岩ですが心なしか頬が赤らんでいる様に見えます。
あっと、睨まれました！
さ、魔雲天も迫力の入場でありますー、はいー。（やすこ風）
さあ、先発はどちらで…
ああっ！プラネットマン、ブラックホール、ゴング前の奇襲！
いきなりダブルの延髄斬りだ！
準備が出来ていなかった両者ダウンだ！
さらにプラネットマンが魔雲天にエプロンでのスタナーを決める！
場外に落ちる魔雲天。
リング上はブラックホールとバッファローマンだ。
グラウンドでヘッドロックを極めるブラックホール。
BH「バッファローマン、この日を待ってたぜ。7人の悪魔超人リーダーを決める戦いの場をな。」
バッファロー「何！？同じ悪魔超人同士でそんな事が！この試合は運命の悪戯と割り切っていたが…」
BH「カーカカカ、だから甘ちゃんだって言うのだ。お前は既に悪魔じゃない！そんなお前にリーダーの資格などない！」
バッファロー「お前！そんなつもりだったなんて…」
BH「いい加減その間抜けな顔をどうにかしないと秒殺だぜ！」
あっと、ブラックホール、バッファローマンの頭を持ったままリングの影にダイブ！
BH「影法師フェイスクラッシャー！」
なんと、ブラックホールが影に全身が入った瞬間影は無くなり、バッファローマンは顔面をマットに叩き付けられました。
さらに別の場所の影から飛び出すとバッファローマンの背中にフットスタンプ。
そして腕に足を引っ掛けクルッと引っ繰り返すとジャパニーズレッグロールクラッチに極める。
しかしバッファローマンも足の力で強引に跳ね飛ばす。
しかしブラックホールも空中で体を回転させ体勢を整えると、
コーナーポストを蹴る。
と同時にプラネットマンも飛び出すとダブルのドロップキックをバッファローマンに放つ！
胸元にジャストミートしましたがバッファローマンも倒れずに堪える！
すかさずデビル・ユニバースの二人はサンドイッチ延髄を放つ！
しかし！なんとバッファローマン二人の足首を掴んだ！
そして頭の上で鉢合わせにする！
リングに落ちた瞬間に魔雲天がマウンテン・ドロップを二人に決めたー！
これは苦しいプラネットマンとブラックホール。
さらにバッファローマン、ブラックホールを超人十字架落としでリングに串刺しにする！
そして魔雲天はプラネットマンをコーナー近くから巴投げで投げると、
反対のコーナーからジャンプしたバッファローマンが空中でキャッチし、
バッファローボムだーーっ！！
これはマンハッタンズの超爆撃連携が決まっているぞ！
これでデビル・ユニバースKOされてしまったのか！？
プラネットマンの頭を掴んで起き上がらせる魔雲天。
STM（スペース・トルネード・マウンテン）を決める！
さらに連発だ！
グロッキーのプラネットマンを尻目にトップロープに上る魔雲天。
これは、止めのマウンテン・ドロップを放とうというのか！？
プラネットマン目掛け魔雲天ダイブ！
プラネット「宇宙地獄！」
なんと！プラネットマンの宇宙地獄でリング上が無重力空間になった！
魔雲天は宙に浮いたままだ！
魔雲天「うおっ！こ、これは…」
宙に浮いた魔雲天をプラネットマン捕まえ、
これはブレーンバスターの体勢。
プラネット「宇宙地獄、解除！」
重力が元に戻ると同時にブレーンバスターが炸裂！
この技はかつてテリーマンにやられた、魔雲天にとってはトラウマの技だ。
ダウンした魔雲天に今度はプラネット・リングを手に持って切りつける！
魔雲天「ゲヘヘ、その程度で削っても堪えませんぜ。」
魔雲天立ち上がってプラネットマンに迫る。
プラネットマン、後ろに下がりながらジャンプする。
そして今度はプラネット・リングを投げつける。
首の辺りを削る！
そしてブーメランの様に戻ってきてまた削る！
魔雲天「何度やっても同じだぜ。」
あっと！
プラネットマン、突如魔雲天の顔面にドロップキックか？
いや、丁度削られた部分に足を絡め、
これはスタンディングで氷点下首四の字だ！
徐々に凍ってくる魔雲天の顔面。
プラネット「！！」
魔雲天「ゲ、ゲヘヘ」
プラネット「何だと！？」
魔雲天「山をなめてもらっちゃ困るぜ。ゲヘヘ。山のてっぺんというのは寒くてなー、雪や氷には耐性があるんだぜ。」
そういうと魔雲天、そのままプラネットマン諸共後ろに倒れ込む！
プラネットマン、後頭部を強打！
そして魔雲天はバッファローマンにタッチする。
バッファローマン、プラネットマンをフルネルソンに捕らえ動きを封じ込めます。
そしてこの体勢は息をするのも辛くなってくるぞ。
ブラックホール、たまらずカットに入ろうとします。
が、気付いたバッファローマン、プラネットマンを振り回しブラックホールにぶつける！
そしてそのままプラネットマンもフルネルソン・バスターで叩き付ける！
更に丁度頭をリング中央辺りで倒れている二人に対し、まとめてギロチン・ドロップ！
そして魔雲天もリング内に入ってきたぞ。
バッファローマンがプラネットマンを、魔雲天はブラックホールをそれぞれ肩に担いだぞ。
そして両側のコーナーからリング中央に向けて走る。
ジャンプした！
これはオクラホマ・スタンピードの鉢合わせだ！
バッファロー・魔雲天「マンハッタン・スタンピード・クラーッシュ！」
空中でデビル・ユニバースの二人が衝突し、これは大ダメージだー！
バッファロー「BHよ、最初の威勢の良さはどうした！歯ごたえが無さすぎるぞ！」
BH「ま、まだ終わっちゃ、いねーぜ。」
バッファロー「そんなフラフラでどうする？プラネットマンも悪魔六騎士の割に手応えが無さすぎだ！」
プラネット「カカカーッ、う、宇宙の、す、凄さを、まだ、お前らは、見ちゃいない…」
バッファロー「では、見せてもらおうか！」
バッファローマン、コーナーの位置に立ち、右足を後ろに蹴っている。
これはハリケーン・ミキサーの序章か！？
フラフラ立ち上がるデビル・ユニバースの二人。
あっと、急にブラックホールが素早い動きでプラネットマンを捕まえる！
BH「吸引ブラックホール！」
なんと！ブラックホール自らプラネットマンを顔面のブラックホールに吸引してしまった！
バッファロー「！！構わん！BH覚悟！ハリケーン・ミキサー！」
BH「惑星直列ハイパーミサイル発射ーっ！！」
ああっと！
ブラックホールの顔面から、惑星直列となったプラネットマンが物凄いスピードで飛び出し、
バッファローマンに当たったー！
パキーン！
そして、何と右のロングホーンが一本折れてしまったー！！
BH「どうだ、わたしがMAXパワーで吐き出すタイミングでプラネットマンも中で勢いを付けて飛び出した、ハイパーミサイル攻撃は！」
バッファロー「くっ！」
魔雲天「替われ！バッファローマン！力を蓄えておくんだ！」
今度は魔雲天がブラックホールに襲い掛かる。
しかしブラックホールは影に身を潜めます。
そして、影が分裂した！
8つの影から8人のブラックホールが現れた！
そして同時にドロップキックを放つ！
しかしこれは効かない！
魔雲天「ゲヘヘ、この俺にそんな軽い攻撃が通用すると思ったか？」
魔雲天は8人を片っ端から一本背負いで投げ飛ばしていきます。
とうとう本物のブラックホール1人になってしまった！
魔雲天「覚悟しな、BH」
BH「吸引ブラックホール！」
ああっと！
ブラックホール、今度は魔雲天をそのブラックホールの中に吸い込んでしまおうというのか！？
しかし1トンの魔雲天も必死で堪える！
頭の先が吸い込まれているが！？
なんと魔雲天！
パワーで吸い込まれるのを防いで！
そのまま頭を上に振り、ブラックホールが上空高く飛ばされてしまったー！
BH「ま、まさか！このわたしの吸引ブラックホールに吸い込まれないものなど無いはずなのに！」
魔雲天「今だ！バッファローマン！」
そう言うとバッファローマンがリングに入ると同時に、魔雲天がその足を掴みバッファローマンをジャイアントスウィングの様な要領で振り回し始めたぞ。
そして手を離す！
まさかこれは！
ハリケーン・ギガブラスターか！？
4本のコーナーポストをロングホーンを使い旋回を続け、
これはリング上物凄い台風の様な渦が出来上がっている！
そしてブラックホール目掛け飛び上がったー！
更に自らの体の傷をロングホーンに移動させ、
ロングホーンがデビルソードになったぞー！
バッファロー「ハリケーン・ギガブラスター！」
プラネット「宇宙地獄」
な、なんと！
またもや宇宙地獄で無重力状態になってしまった！
BH「赤き死のマント！」
パキーン
な、な、な、なんと！
ブラックホール、赤き死のマントでデビルソードを切断してしまったー！
これでバッファローマンの命とも言えるロングホーンが二本共無くなってしまった！
プラネット「魔技・グランドクロス！」
BH「吸引ブラックホール！」
あっけにとられる魔雲天を今度はいとも容易く吸い込んだ！
そして上空へ舞い上がるブラックホール。
プラネットマンはバッファローマンをグランドクロスにのせて上昇！
バッファロー「う、動けんっ」
ブラックホール、上空まで舞い上がったところでなんと魔雲天を吐き出した！
そしてこれは！
フォーディメンションキルの体勢に固めたー！
フォーディメンションキルと魔技・グランドクロスの合体だー！！
プラネット・BH「ビッグバン・クラーーッシュ！！」
決まったー！
デビル・ユニバースの至高のツープラトン、
ビッグバン・クラッシュが決まってしまったー！
これは、
何と言う…
あのバッファローマンがノックアウトされてしまいました！
カンカンカン
勝ったのはプラネットマン、ブラックホールのデビル・ユニバースだーーーっっっ！！！
BH「とうとうやっちまった…わたしが、わたしが、バッファローマンに勝ったのだ！」
プラネット「おめでとう、BH」
BH「いや、あなたのお陰さ」
これには場内静まり返っています。
まさかまさかの結末！
デビル・ユニバースが二連勝でベスト4に進出です！
今日はこの辺で失礼します。
さようなら！