Mr.MisterとRichard Page③ | すねーくおるふぇのくの あくまでおっさんの独り言

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80年代をこよなく愛するオッサンの独り言。新しい話題にはついていけません。

ご無沙汰です。

いつもの如く余裕無いっす。

そうは言いつつシリーズものの記事書いた手前気になっちゃって。

今日でやっつけちゃいます。

あ、やっつける言っちゃった(^^;

 

でMr.Misterですが、

前回ご紹介した『go on…』をレコード会社に全くプロモートしてもらえず、

起死回生を誓って作ったアルバムが『PULL』でした。

ところでこのアルバム製作前に既にギターのスティーブ·ファリスは脱退しており、

三人体制となって作り上げた意欲作でした。

スティーブの穴を埋めたのはイエスのトレバー·ラヴィンやバジー·フェイトンら。

 

で、出来上がった音が、

何度も言いますがワシは楽器や音の知識はまるで無いので感覚の話しか出来ないのですが、

何というか、プログレ?

2ndとも3rdとも違う肌触り。

音もコーラスもグッと厚くなった印象。

 

アルバムのオープニングを飾る

「Learning To Crawl」

 

 

極めつけはアルバムラストを飾るほぼインストの

「AWAYA」

 

 

これ聴いてMr.Misterだって分かる人どれだけいますかね?

ラストに持ってくる辺りも唸らされます。

 

いずれかなりレベルの高い作品であったにも関わらず、

何とレコード会社が発売拒否。お蔵入りしてしまいます。

そこから20年近く経った2010年にリチャード·ペイジが自主レーベルを立ち上げ、そこからリリース。

レコード会社は何を考えているんでしょうか?

 

リチャードとスティーブはそれでもミュージシャン仲間からは信頼されていましたから、

ちょいちょい裏方の仕事で名前は目にしました。

二人がコーラスで参加した

TOTO「How Many Times」

 

 

リチャードがパトリック·レナードと作ったマドンナの名曲

「I'll Remember」

 

 

この後そのパトリックとサード·マチネーなるグループを結成しアルバムも残したとのこと。

それは知りませんでした。

 

3rd Matinee 「I Don't Care」

 

 

Mr.Misterとはさらに違う音という感じ。

評判はかなり悪かったようですね。

 

ところで以前の記事の通り、この頃スティーブはケニー·ロギンスの重要なブレーンとして活動しております。

 

そしていよいよリチャードのソロ作が完成します。

『Shelter Me』と題されたこのアルバム。

ヒットチャートとか気にしない姿勢、年齢になっていたのでしょう、

アコースティックな雰囲気を醸した、

大人の落ち着いた音楽を聴かせてくれます。

癒されたい方におすすめなアルバムですね。

リチャードの声が好きな方、十分堪能出来ますよ。

 

「Shelter Me」

 

 

という訳で駆け足で彼らの足跡を辿りましたが如何でしたでしょうか?

何で今頃?という感じですが、

だって思い出しちゃったんだもん。

今からでも遅くないので再評価をして欲しいなぁ。