Mr.MisterとRichard Page②『go on…』 | すねーくおるふぇのくの あくまでおっさんの独り言

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80年代をこよなく愛するオッサンの独り言。新しい話題にはついていけません。

実は今回で終わりにしようとしたこのシリーズ。

最も好きな3rdアルバム『go on…』

これを含みその後のことまでまとめて語ると、

あまりに長くなりすぎ誰も読んでくれない。

と思い今回はこの3rdアルバム限定で一記事にしようと思います。

 

という訳でオープニング。

①Stand And Deliver

乾いた感じのドラムから入る。

前半地味な印象だが、後半にいくにつれ音もコーラスも厚くなってくる。

最後は完全に別な曲のよう。

この曲を聴いただけで前作の『Welcome~』とは全然違うアプローチだってのが分かった。

音的な事は全く知識無いのですが、

前作がエレクトロニック寄り(?)だったのに対し、

今作は生音重視といった感じでしょうか。

 

 

③Dust

尺八の様な音から入るシリアスな曲。

 

④Something Real

まずはこちらを。

 

 

なんと永ちゃんに曲提供していたのです。

どういう経緯があったのか分かりませんが、

永ちゃんの事もあんまり詳しくはないんですが、

何か音楽性とかも全然違う気もするんだけどね。

 

 

⑥Bare My Soul

①に似た感じの展開ですね。

 

⑦Control

これも最初静かな感じかなって思わせといて、

サビになるとスピード感もアップする。

アルバムクレジットにポリスっぽいって書いてるんだけど本当にそんな感じ。

終わり方もいい。

 

⑨以降はスピリチュアルなものを感じずにいられない。

曲の良さ、リチャードの歌の巧さが浮き彫りになります。

 

⑨Power Over Me

 

 

⑩Man Of A Thousand Dances

 

 

ミント·コンディション辺りがやっても良さそうな感じ。

ブラックとロックの融合という雰囲気。

 

 

そして、そして、

アルバムのラストを飾る名曲。

この曲は彼らの曲で最も好きなばかりでなく、

ワシのこれまで生きてきた中で最も重要な曲。

美しいメロディー、

最高のアレンジ、

切ないリチャードの歌声。

 

売れたとか売れなかったかだけでアルバム、又はアーティストの価値を判断する人は多い。

実際このアルバムはかなりこけた。

あのビッグヒットの後でプレッシャーもあったのは確かだろうが、

一過性の流行りの音楽だけ追及していてもアーティストの価値は高まらない。

それが分かっていたからこそのこのアルバムの内容。

ワシにとっては凄く響いたのですがね、

世の中がそういう流れではなかった。

この頃は徐々にHR系とブラック系にトレンドが絞られてきていた時代で、

彼らのような音楽が売れにくくなっていたのもあっただろう。

 

でもその曲の良さは変わるものじゃない。

この曲があったからこそ今でもMr.Misterを聴いてるといっても過言ではない。

それぐらい大事な曲です。

 

レコードで聴いたことは無いけれど、

前にも書いたけど、

こういう曲がラストに流れて、

針が戻って、そして余韻に浸りたい。

また一曲目とかに戻らないで欲しい。

 

長くなってきたけどこれだけ言いたい。

自分の人生の最後にも流れて欲しい曲です。

 

The Border