今日は毎日展の表彰式が、プリンスパークタワー東京でありました。
表彰式の前には、例年講演があります。
今年は、特別企画「今こそ臨書」に合わせ「臨書を語る」という演題で石飛博光先生と五島美術館副館長の名児耶明氏、台東区立書道博物館主任研究員の鍋島稲子氏の三名の特別鼎談でした。
今回の
ーー毎日展を築いた先人の書ーーから
それぞれお気に入りを二点ずつ選ぶとしたら…
壁面には27点、ガラスケースには25点が展示されています。
三名の先生方が選ばれたものは、
金子鴎亭の「屏風」 造像記から唐の楷書が並ぶ。その違いを観察。
松井如流「張遷碑」ぬくもり、深さ、ねばりのある線が魅力。
熊谷恒子仮名「紀貫之 寸松案色紙」 仮名の流れや息づかいを捉える。
上田桑鳩 「鄭長猷造像記」 北魏 龍門の荒々しさがよく出ている。
種谷扇舟 「雁塔聖教序」唐の時代の一番美しい頂点の楷書 落款がまた良い!
先生方が選んだ臨書…もう一度じっくり見てこよう‼️
最後に、臨書の意味、魅力をお話ししておりました。
拓本を見て、それを蘇らせる→生きた線になる→動きを盛り込む、心を盛り込む→創作への力になる
仮名の場合は肉筆が残っている→何度も観察しているうちに、その古典のキーとなるところを発見出来るようになる→見方の学びになる
結論として、やはりいい古典をしっかり見て臨書を繰り返すこと。それが原点!
ですよね〜
はい、ガンバリマス!
気持ちの高揚した受賞者の皆さんを見ていると、
昔の事を思い出し、また感動を共有しました〜^_^
皆さんおめでとうございます。