足部~下腿部(前額面)

下肢が真っすぐで、下腿中心線と足部中心線がほとんど一直線になるのが理想的なアライメント

まっすぐ後足部

外反した後足部

外反後足部

足部~下腿部(矢状面)

立位において通常だと脛骨は地面に対してやや前傾し、大腿部は地面に対して垂直になる、骨盤は足部の真上にある
脛骨が地面に対して垂直で、大腿が地面に対して前傾、骨盤が足部より前方に移動している場合には膝関節の過伸展、足関節の背屈制限などが考えられる。






膝部

Q角
上前腸骨棘と膝蓋骨の中心を結んだ線と、脛骨粗面と膝蓋骨の中心を結んだ線が交差する角度を、角度計を使って計測する

Q

男性で13~15°、女性で18~20°が正常である

Q角が正常より大きい場合には、外側大腿四頭筋の機能亢進と内側大腿四頭筋の機能低下を起こしやすく、結果として、膝蓋骨は外方に引っ張られ、変位や膝蓋大腿トラッキング症候群などの病変がおこりやすくなる。
Q角増大の原因として、足部回内、足部縦アーチの減少、外反膝、脛骨捻転増加、大腿骨前捻、横に広い骨盤などが考えられる

外反膝(X脚)内反膝(O脚)は構造的または後天的障害のどちらかである
膝関節の過伸展を伴って股関節の内旋を呈している場合は、内反膝(O脚)があるように見えることがある。
外反膝(X脚)において問題が股関節内旋のような後天的障害であるならば、足部は回内しているはずであり、股関節の回旋を修正する事により足部の位置も修正される。
足部が中間位または回外しているならば、大腿骨の回旋は恐らく構造的なもの(すなわち大腿骨の前捻)である

参考文献
「図解姿勢検査法」
「運動機能障害症候群のマネジメント」
股関節屈筋群

主な股関節屈筋は、腸腰筋・縫工筋・大腿筋膜張筋・大腿直筋・恥骨筋、長内転筋である。
股関節屈筋の補助筋は、短内転筋・薄筋・小殿筋の前方繊維である。

股J
骨盤前傾は大腿骨上の骨盤の股関節屈曲ということもできる。
骨盤前傾は股関節屈筋群と脊柱伸筋群のフォース・カップル(力の対)によって起こるものであり、最も重要な点は腰椎前彎の増強と関係することである。


骨盤上での大腿骨屈曲は股関節屈筋群と腹筋の共同作用で起こる。
例えば、下肢進展挙上運動を行う際、腹直筋の十分な固定なしでは、股関節屈筋群効率が悪く、骨盤は前傾してしまう。



股関節内転筋群

股関節内転の主動筋は、恥骨筋・長内転筋・薄筋・短内転筋・大内転筋である。
補助筋は大腿二頭筋(長頭)、大殿筋(とくに下部繊維)・大腿方形筋である。

内転筋群は3層に分かれる。
表層 :恥骨筋、長内転筋、薄筋
中間層:短内転筋
深層 :大内転筋

大内転筋以外の股関節内転筋は股関節肢位次第で屈筋、または伸筋となる。
例えば、股関節屈曲が少なくとも50°~60°からの場合、長内転筋は大内転筋の後頭と同様に伸展させる肢にある。しかし、屈曲60°以下では長内転筋は、大腿直筋と同様に屈曲させる肢位にある。





内旋筋

解剖学的肢位では、股関節内旋トルクを発揮する水平面状の最適な位置に筋がない。
そのため、内旋の主動筋はない。
補助筋は、小殿筋と中殿筋の前部線維、大腿筋膜張筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、内側ハムストリングスである。

股関節周囲筋

股関節屈曲90°に近づくほど、内旋トルクは劇的に増加する。例えば、中殿筋前部線維の内旋モーメント・アームは屈曲0°から90°の間で8倍増加する。
梨状筋のようないくらかの外旋筋では屈曲90°でてこ効果が内旋方向に転換する。

歩行時の立脚相において、相対的に固定された大腿骨上で内旋筋により骨盤は水平面で動く。右股関節回りの骨盤回旋は左腸骨稜を前方へ回転させる。
よって、右股関節内旋筋は左の下肢の振り出し動作に作用する。比較的早い歩行速度で、反対側下肢の歩幅を延長する為に内旋筋は重要な役割を担っている。


外旋筋

股関節の主な外旋筋は、梨状筋、内閉鎖筋、上・下双子筋、大腿方形筋、大殿筋、縫工筋である。解剖学的肢位で外旋の補助筋は、中殿筋の後部線維、小殿筋、大腿二頭筋の長頭、外閉鎖筋である。

外旋筋の機能は大腿骨上の骨盤回旋である。右下肢をしっかりと地面に接触させると、右外旋筋の求心性活動により骨盤前方と体幹は加速し、固定された大腿から離す。足を接地させ反対側へ方向を変える水平面での作用は走行時に急に方向を変える自然な方法である。もし必要なら、内旋筋の遠心性活動がこの作用を減速させるかもしれない。