こんにちは
TC研究会代表の奥川洋二です。
さて、以前にTC研究会で筋膜アプローチの年間セミナーの講師を務めてくださっていた宮井健太郎先生
理学療法士であり、ロルファーであり、非常に経験豊富で、講師としては難しい内容を分かりやすく説明頂き、助かっておりました。
その宮井先生にTC研究会の無料メルマガ会員向けに執筆頂きましたコラムをこちらのblogにも転載させて頂こうと思っております。
施術家でなくとも、運動指導に携わる人なら全ての方に読んでいただきたい素晴らしい内容だと思います。
数回にわたり掲載していく予定ですので、よろしくお願い致します。
コラム 臨床を楽に過ごせる考え方
- はじめに
私が身体に関わる仕事を始めたのはもう、今から20年位前の事になります。
理学療法士として活動し始めたころはあちこち色々な分野に手を出しました。
急性期、慢性期、高齢者、小児にスポーツ整形、入院も外来もやりました。
セミナーやワークショップも出られるものはなるべく参加しました。
あれが良いと聞けばあれを、これが良いと読めばこれをやりました。
ところが、数年が過ぎても何をやって良いかわからず不安を抱えながら臨床を行なっている自分がいたのです。
ところが、目指すべき方向「良い状態」と解決法が見つかりはじめたことで、ふと気づくと、不安が薄らいでいたのです。
どの様な患者さん、クライアントが来てもおおよそ良好な関係性が築ける様になっていました。
今思えば、不安が薄らいで行ったのは広く知識を得るというより、何か一つのことに没頭する期間があったことにあるように思います。
系統発生(進化)を学ぶことで目指すべき人の動きや構造を、筋膜(Fascis)を学ぶことで柔軟性やつながりを、ボディワーク(ロルフィング)を学ぶことでムーブメントの教示法を身につけた様に思います。
今からお伝えする内容はリハビリやコンディショニングといった体に関わるお仕事をされている方を想定したものです。
中でも「どんなクライアントが来ても大丈夫!」という方というより、「どうして良いかわからない」とか「上手くいっている実感がない」とか迷いや不安を持っている方への方向性の提案です。
細かく評価して、それに個別に対応する様な具体的なテクニックではなく、人であれば大概の方に当てはまる、当たり前で、誰しもが知っていて良い普遍的な考え方です。
- 目次
Ⅰ 目指すべき方向「良い状態(Well−being)」とは
1.動きに多様性がり、体全体がチームとして働いている
2.痛みや不快感が無い
Ⅱ 「良い状態(Well–being)」に近づく
1.「動きに多様性があり、体全体がチームとして働いている」状態に近づく
- 硬い場所を柔らかくするには
・筋膜(Fascia)
- 動きを学ぶ
・どの動作を扱うか
・どの順番で扱うか
・何が良い動作か
・何をやっているのか
・動作習得のコツ
・効果の判断
2.「痛みや不快感が無い」状態に近づく
- 疼痛緩和の鍵
Ⅰ 目指すべき「良い状態(Well–being)」とは?
ここで言う「良い状態」とは、
・動きに多様性があり、体全体がチームとして働いている
・痛みや不快感が無い
状態とします。
このコラムでお伝えするのは、この「良い状態」に近づいていく為の提案です。
Ⅰ 目指すべき「良い状態(Well–being)」とは?
ここで言う「良い状態」とは、
・動きに多様性があり、体全体がチームとして働いている
・痛みや不快感が無い
状態とします。
このコラムでお伝えするのは、この「良い状態」に近づいていく為の提案です。
続く…
【執筆者紹介】
宮井健太郎先生
1977年生まれ
2001年 理学療法士資格取得
以後、老人総合病院、老人保健施設、老人ホーム、小児病院、スポーツ整形外科、一般整形外科にてリハビリテーションに関わる
2006年 ロルフィングプラクティショナー認定
2010年 フランクリンメソッド エデュケーター認定
2014年 ロルフィングムーブメントプラクティショナー認定
現在、東京 有楽町線・副都心線 小竹向原駅近く、東久留米市内にて、ロルフィングとボディーコンディショニングを行う
日本ロルフィング協会会員
