下部交差症候群
(LCS=Lower Cross Syndrome)
まず、
こちらをご覧ください。
腰椎の前弯が亢進した状態を側方から観察すると
機能亢進した筋と機能低下した筋とが
対角上に位置するのがわかる。
対角に位置している筋を線で結んでいくと、✕ができる。
その為に、下部交差症候群(LCS=Lower Cross Syndrome)と呼ぶ。
腰椎の後部・大腿の前部の筋:機能亢進/短縮
腰椎の前部・大腿の後部の筋:機能低下
を起こすのである。
これにより
- 骨盤前屈亢進
- 仙腸関節伸展変位
- 腰椎関節伸展変位
- 椎間板への荷重増加
- 腰仙関節屈曲変位
- 股関節内旋変位
が起こる
こうした姿勢の変位は
機能異常/機能低下
↓
構造的変位
↓
機能障害
という悪循環を起こす。
