立位で前方から患者を観察する際

正常であれば

 

①つま先が5〜18度、外方を向く※

②膝蓋骨が前方を向いている

③左右の内果・膝の内側がぴったりとつく

④理想的なアライメントからの大きな変位がない

 

 

このように観察される。

 

※つま先の開きは一般にの数値であり、前捻角(大腿骨遠位に対する大腿骨頸の捻れ角)と脛骨の捻転角度(脛骨近位と脛骨遠位の捻れ角の差)により決定される。

 

前捻角についてはこちらをご覧ください

『整形外科的検査法の紹介 『クレイグテスト』』

http://ameblo.jp/totalconditioning/entry-12082391903.html

 

脛骨の捻転角度とは、脛骨近位と遠位の捻じれの角度の差を示したものである。12〜18度/22度外捻が正常値とされている。この脛骨の捻転角度は出生時において、約30度ほど内捻している。約3歳までに正常な外捻角となる。

 

 

また、下肢のアライメントをを検査する際には、この他にも

膝のQ角・大腿骨頚角も検査することができる。

こちらをご覧ください

『膝関節〜正常な骨の配列とQ角〜』

http://ameblo.jp/totalconditioning/entry-12032947784.html