足関節と足部を構成する骨として

脛骨
脛骨の遠位端は、足関節を越えて伝達される荷重に適応するために広がっている。
成人では、脛骨の遠位端は長軸の周りで、近位端に対して約20~30°ねじれている。自然なねじれは立位の際、足部がわずかに外旋していることでわかる。

腓骨
腓骨は脛骨に平行で外側に位置する。腓骨の細長い骨体は下腿にかかる荷重を一部伝達するが、荷重の大部分はより太い脛骨へと伝わる。

足根骨
距骨
距骨は足根骨で最も近位に位置する。距骨頭はわずかに内側で前方に張り出しており、成人では距骨頚の長軸は矢状面に対して内側に約30°に距骨頭を位置づける。
小児では
距骨頭は内側に約40°~50°張り出しておりこれが小児の足部を内反位にさせる原因の一つとなる。

踵骨
踵骨は足関節で最も大きく、歩行中の踵接地の際の衝撃を受け入れるように適している。大きく、ざらざらした踵骨粗面にはアキレス健が付着する。

他、舟状骨、内側・中間・外側楔状骨・立方骨がある。


左足 上面(背面)



足関節は解剖学的視点からは、一つの関節、つまり距腿関節が含まれる。距腿関節の動きは脛腓関節の近位と遠位にわずかな動きを引き起こす。この機能的な連携により3つの関節(近位脛腓関節・遠位脛腓関節・距腿関節)は足関節に含まれる。

◯近位脛腓関節は
膝の下ですぐ外側に位置する滑膜関節である。この関節は前後の靭帯によって強化されている。堅固な安定化は近位脛腓関節には不可欠であり、その為、膝の外側側副靭帯と二頭筋内に生じた力は腓骨から脛骨へと効果的に伝達させる。

◯遠位脛腓関節は
ごくわずかな運動しか起こらず、関節内はぶ厚い不規則な結合組織で満たされている為、不動結合としている。
骨間靭帯は脛骨と腓骨の遠位端の間に強力な結合性を供給する。脛骨遠位端と腓骨遠位末端との安定した結合は距腿関の安定性と機能には不可欠である。

◯距腿関節は
内外の両果と脛骨の遠位端によって形成された四角の腔所と距骨側面および滑車面との間の連結によって形成される。
距腿関節の内側側副靭帯は三角靭帯と呼ばれている。この三角靭帯の主要な機能は、距腿関節、距骨下関節、距舟関節による外がえしの制限である。三角靭帯の捻挫は、強靭な靭帯の為、そして外果が過剰な外がえしに対して骨性の制限などがあることなどにより比較的めずらしい。


左足 外側面

内果が十分に距骨の内側壁をブロックすることが相対的にできない為に、足部捻挫の大部分は過剰な内がえしとその結果の外側側副靭帯の損傷をもたらす。


左足 内側面