狭義の肩関節である「肩甲上腕関節」

一般的に肩関節という場合は肩甲上腕関節のケースが多いです
「肩が痛い」という場合に「胸鎖関節」を指す人はほとんどいないでしょうね^^;
さて、肩甲上腕関節の特徴だが上腕骨頭を凸、肩甲骨の関節窩を凹とする典型的な「球状関節」です
ですが、同じく球状関節である「股関節」と大きく違う点は「適合が非常に緩い」ことで、ほとんど完全に関節窩に覆われる股関節の大腿骨頭と違い上腕骨頭はその3分の1が関節窩に覆われるに過ぎないというところです。

言うなれば、ティーの上に乗ったゴルフボールの様な状態でしょうか?

肩甲上腕関節は可動性が大きい同じく球状関節の股関節とは違い、適合性の緩さゆえに安定性に不安があるために、動き過ぎが原因で不具合が出やすい所と言えると思います。
そんな肩甲上腕関節の安定性は股関節のように骨性のものへの依存は少なく、関節周辺の結合組織によってもたらせられる「他動的緊張」と筋による「自動的緊張」により主にまかなわれています
他動的緊張を与える結合組織としては緩く連結する関節包、それを補強する靭帯として前面を「関節上腕靭帯」上面を「烏口上腕靭帯」が補強します。
自動的緊張を与える筋は肩板筋(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)があります。

肩甲上腕関節の動きの無い時の安定性、すなわち静的安定性は肩甲骨のアライメントとも関係が深く
ティーの上に乗ったゴルフボールの様な上腕骨頭ですが、ティーである肩甲骨の関節窩が真横を向いているのではなく、やや傾斜している事で結合組織と重力によるベクトルがちょうど関節窩に上腕骨頭を圧迫するように働くのです

ですので、安定性を考える時には後述します肩甲胸郭関節にも十分に配慮する必要が出てきます。

一般的に肩関節という場合は肩甲上腕関節のケースが多いです
「肩が痛い」という場合に「胸鎖関節」を指す人はほとんどいないでしょうね^^;
さて、肩甲上腕関節の特徴だが上腕骨頭を凸、肩甲骨の関節窩を凹とする典型的な「球状関節」です
ですが、同じく球状関節である「股関節」と大きく違う点は「適合が非常に緩い」ことで、ほとんど完全に関節窩に覆われる股関節の大腿骨頭と違い上腕骨頭はその3分の1が関節窩に覆われるに過ぎないというところです。

言うなれば、ティーの上に乗ったゴルフボールの様な状態でしょうか?

肩甲上腕関節は可動性が大きい同じく球状関節の股関節とは違い、適合性の緩さゆえに安定性に不安があるために、動き過ぎが原因で不具合が出やすい所と言えると思います。
そんな肩甲上腕関節の安定性は股関節のように骨性のものへの依存は少なく、関節周辺の結合組織によってもたらせられる「他動的緊張」と筋による「自動的緊張」により主にまかなわれています
他動的緊張を与える結合組織としては緩く連結する関節包、それを補強する靭帯として前面を「関節上腕靭帯」上面を「烏口上腕靭帯」が補強します。
自動的緊張を与える筋は肩板筋(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)があります。

肩甲上腕関節の動きの無い時の安定性、すなわち静的安定性は肩甲骨のアライメントとも関係が深く
ティーの上に乗ったゴルフボールの様な上腕骨頭ですが、ティーである肩甲骨の関節窩が真横を向いているのではなく、やや傾斜している事で結合組織と重力によるベクトルがちょうど関節窩に上腕骨頭を圧迫するように働くのです

ですので、安定性を考える時には後述します肩甲胸郭関節にも十分に配慮する必要が出てきます。