前回は梨状筋症候群の解剖学的内容についてご紹介させていただきました。

 

今回は、その問題に対しての徒手療法についてご紹介をします。

 

まずここでポイントになるのが、筋と骨どちらの要因が強いかによります。

 

まじは骨盤の問題であった場合、骨盤の歪みがどうかを確認します。

 

骨盤の前傾または後傾についての評価についてです。

 

骨盤の基本は上後腸骨棘よりも上前腸骨棘の方がに2横指程度下方になります。

 

 

もしも、必要以上に上前腸骨棘が下がっているなどの場合は骨盤の変位を疑うことができます。

 

筋の場合はボンネットテスト陽性または、内旋・内転運動を行った際の筋緊張が高いまたは可動域制限などがある場合は筋の問題を疑うことができます。

 

もしも、骨盤の問題であれば、骨盤の回旋テクニックを用いることができます。

 

 

また、筋の問題であれば、ホールドリラックスなどを用いることで、シンプルアプローチを行うことができるかと思います。

 

※改訂第2版 関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション 下肢より引用

 

梨状筋症候群に悩まれている患者様がおりましたら、ぜひ実施してみてください。