20世紀において、最強のヘッジファンドマネージャーと言われた、ジュリアン・ロバートソン。
2000年に引退したわけですが、今でも投資を行っています。
保有株総額は748Mドルもあるものの、年間リターンは-10.84%です。
9月30日現在の保有株が以下です。

企業名、ファンドの中での比率、リターン
JD.COM 8.88% 2.44%
NETFLIX 7.10% 27.62%
DELTA AIR LINES 6.00% 79.06%
BLACKSTONE GROUP 5.82% -10.17%
FACEBOOK 5.73% 54.25%
APPLE 5.44% 11.90%
ALPHABET 5.41% 34.35%
GILEAD SCIENCES 4.62% 43.78%
CITIGROUP 4.51% 7.54%
COMMSCOPE HOLDING 4.17% -8.22%
DEVRY INC 4.01% -28.72%
ILLUMINA INC ILMN 3.72% 0.29%
MACQUARIE INFRASTRUCTURE 3.38% -10.50%
SEAWORLD ENTMT 3.27% -3.57%
PANDORA MEDIA 3.16% -26.84%
GRUBHUB 2.74% -16.41%
ALLERGAN 2.17% 9.97%
IAC/INTERACTIVECORP 2.03% -7.72%
CHENIERE ENERGY 1.70% -39.84%
AMERCO 1.31% 8.22%
NXP SEMICONDUCTORS 1.23% -13.89%
MACROGENICS 1.15% 16.73%
NIVALIS THERAPEUTICS 1.13% -42.64%
SONY 1.06% -14.68%
RYANAIR HOLDINGS 1.04%  239.93%

いやーIT系企業多いですね!
引退の原因にもなった、IT系企業に投資するとは…
パンドラが入ってることも興味深いですね。

デルタ航空を入れてるあたりが、ジュリアン・ロバートソンっぽいですね。
シティグループとソニーも地味に入っていますね。

あと、超分散させてますね。
これ、面白いから他のヘッジファンドマネージャーも調べてみよう!
「東京放送HD」って聞くと

「どこじゃそれ?」

ってなるけど、TBSの親会社なんですよね。

村上ファンドの代表だった村上世彰氏のyoutubeのビデオを久しぶりに見てってブログを前にも書いたわけですけど、TBSってどうなったんだろうって思って久しぶりにir資料を見たので、まとめてみました。

時価総額 3639億円

売上 3478億円
営業利益 157億円
当期利益 128億円

保有資産
建物及び構築物 1969億円
土地 840億円
投資有価証券 2763億円

負債
有利子負債 550億円

これをどう思うかですよね。

ちなみに投資有価証券は以下
ビックカメラ(3.5%)
電通(1.3%)
WOWOW(14.5%)
歌舞伎座(1.2%)
東映(8.2%)
東宝(2.3%)
松竹(1.8%)
スカパー(5.3%)
新潟放送(8%)
RKB毎日放送(4.5%)
パスコ(1%)
東京エレクトロン(4.2%)
イマジカロボ(0.7%)

ちなみに、CVC経由の投資有価証券だと以下
データセレクション(2.7%)
アイリッジ(1.2%)

ちなみに東京放送HDの参加には、スタイリングライフHDっていうのがあって、これは「プラザ」を運営していますと。
このスタイリングは、もともとソニーの子会社で、それを日興プリンシパル・インベストメントが買収し、さらに東京放送HDが300億円で2008年に51%を取得した形ですね。

他のテレビ局も意外に資産持ってますよ。笑
フィリップ・フィッシャー特集、パート2です。笑

「最高の株を選び出すポイント」はわかったけど、そんな会社どうやって探せばいいんだよ!
っていうのが正直なところだと思います。
僕もそう思います。笑

フィリップ・フィッシャー本人も生前、何度も聞かれたようで、初版には書かなかったものの、それ以降に発行された版では最終章に探し方について、まとめられていました。

でもこの答えは、自分のような貧弱な学生投資家には難しいものでしたが…

彼は、大きく2つの方法で調査対象とする企業を探しています。

1つ目は、企業の幹部や科学者から聞いた企業
2つ目は、優秀な投資家から聞いた企業

どちらから聞いた企業の方がより多く、実際に調査対象となり、投資に至ったと思いますか?

正解は…
「優秀な投資家から聞いた企業」
です。
それも圧倒的に。

彼は、実際に投資対象になった企業は
2割は「企業の幹部や科学者から聞いた企業」
8割は「優秀な投資家から聞いた企業」
だったようです。

そしてもっと驚いたのが、調査対象になった企業の内、実際に投資に至った企業です。
1/6は「企業の幹部や科学者から聞いた企業」
5/6は「優秀な投資家から聞いた企業」

では、アナリストや証券会社が書いたレポートが書いたものはどうなのか。
フィッシャーは一応、優秀な若手が投資の世界に入ってくることを見逃したくないので、会うことはするが、疑ってかかることの方が、彼らの進める企業について調査する時間を大幅に減らすことができるので、効率よく仕事を進めることができるといいます。
レポートは、書かれていることが誰でも知っていることしか書かれておらず、、あた誤ったことしか書かれていないと、バッサリ切られています。
しかし、コンサルティング会社のレポートは、使い方がまだわかっていないが、有益にな情報源にはなると言っています。

このようにして、フィリップ・フィッシャーは、調査対象を探していたようです。
しかし、これでもまだ調査対象を探しただけです。
ここから実際に調査し、投資をする。
莫大な時間がかかりますが、そうやって彼は成功してきたのです。

自分も優秀な投資家ともっと会えるよう、頑張ろう。
最近、投資家の本を読むことにハマってまして…
その中でもフィリップ・フィッシャーによって書かれた『フィッシャーの「超」成長株投資』。

「超」がかっこの中に入ってますね…笑

どうやら、絶版になってしまったようですが、大学の図書館があったので読んでいます。
中でも「最高の株を選び出す15ポイント」という章があり、それをまとめてみました。

どれもどの数値がどのくらいあったらいい!というものではなく、抽象的ですが、ものすごく的を射ていることだなと思いました。

1:その企業は、少なくともあと5~6年の間、企業全体の売り上げを大きく伸ばすには十分な市場が見込める製品またはサービスを有しているか
→10年間伸び続けている企業は、「運と実力を兼ね備えた」企業と「実力で幸運を呼び寄せる」企業に分けられますが、どちらも優秀な経営者がいないといけないと言っています。

2:その企業の経営者は現在の人気製品が市場を開拓し尽くそうとする時点で、その後も全体の企業の売り上げを伸ばしていけるように、新製品や新製法を開発していこうという決意を持っているだろうか

3:研究開発の規模と比較して、どれだけの成果が表れているか
→売上の何%を研究費に使っているかを確認し、そこから一株あたりの研究費を知り、競合と比較することが大切だと言っています。

4:その企業の営業部門は平均以上の力を持っているか

5:その企業は投資に値するだけの利益率を確保しているか
→数年間の利益率の推移を見ることが大切だと言っています。

6:その企業は利益率を維持し、改善するために何をしているか

7:その企業は良好な労使関係を築いているか
→同業他社との転職率の比較や賃金体系に注目するよう言っています。

8:その企業は管理職の能力を引き出すような環境を作っているか

9:その企業は管理職レベルの優秀な人材が豊富にいるだろうか

10:その企業は、しっかりとしたコスト分析と財務管理を行っているか
→この時、数字を手に入れることが大事なのではなく、十分に信頼できるものかどうかということが大事だと言っています。

11:その企業は、他者との競争を勝ち抜くために企業運営の面で必要な業界特有のスキルを十分に備えているか
→スキルとして、製造技術、販売網、サービス組織、得意客、消費者に関する知識として挙げています。特許も挙げていますが、これに頼るようになっている大企業は危険な兆候と捉えたほうがいいと言っています。一方でベンチャー企業であれば、特許がないと大企業にパクられてまずいので、持っていたほうがいいと言っています。

12:その企業は収益に関して長期的な展望を持っているか

13:近々その企業は成長のために増資をする必要がないかどうか。その増資に伴う株数の増加によって現在の株主の利益を大きく損なう恐れはないだろうか

14:その企業の経営者は事業が順調な時には投資家に気軽に口を開くのに、困難な状況に陥ったり市場の期待を裏切るような出来事が起こったりすると、貝のように口を閉ざしたりはしないだろうか

15:その企業の経営者は本当に誠実だろうか
→良くない例として、ストックオプションの乱発している場合を挙げています。

この本、1958年が初版ですが、今でも通じてしまうという…
自分も頑張ろう。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ03HSY_T01C15A2MM8000/

東芝と富士通のパソコン事業とVaioが合併するかも知れないらしい。
いやー
あきまへんなーこりゃあ…笑

日本のパソコンのシェア 2014年
NECレノボ 26.3%
富士通 18.8%
東芝 12.2%
デル 10.9%
HP 10.7%
アップル 5.2%
ASUS 2.7%
パナソニック 2%
Acer 1.8%
エプソン 1.7%

世界のパソコンのシェア 2014年3Q
レノボ 20%
HP 18.9%
デル 13.3%
Acer 8.4%
アップル 6%

これ以下のシェアは、業界地図にのってますんで、帰ったら追加しますね。
単純比較はできないですが、まぁこんな感じ。
昔は東芝も世界では長らくシェア5位だったんですけどねぇ…
ちなみにラップトップPCを世界で初めて作ったの、東芝なんですよー

んまぁそれは置いといて…
三社を足した日本におけるシェアは31%ちょい。
大企業としては、赤字部門を切り離せてありがたいですよね!
でもこれってユーザーファーストじゃないですよね笑
んまぁシェア首位だから、なんとも言えないけど。笑

それに、どうせ組み立ててるのは、台湾のホンハイ。
規模の経済働かないやん笑

なんかエルピーダメモリ臭するなぁ…
破綻しないように、頑張って欲しいですね。

ちなむとVaioの親会社は、日本産業パートナーズ。
ようやく日本のPEも再編のためのM&Aに動き出しましたね。
いいことやいいことやー!
自分、結構日本産業パートナーズ好きなんですよね。笑
もっと頑張ってほしー
先日、村上世彰氏の出演する動画を見ていた時のこと。
すごく記憶に残ったことがあります。

それが…
「何のために上場してるんですか?」

自分としても最近、ものすごく上場に対して疑問に思ってます。
いわゆる上場ゴールとか。

そもそも自分は、上場ゴールって言葉、大っ嫌いなんですけどね。
バカなんじゃないないかと。笑

上場後株価が下がるってあるあるだろと。笑
たかだか1年で判断するんじゃないよ。
GMOペイメントゲートウェイだって暴落してから、今がある。
そもそも株価だけなんですか指標って?

他にも役員が株を売ってるだとか、個人株主が損しているだとか。
確かに、役員による売りすぎは良くないけど、その会社についてわからずに買う方が悪いと思います。

んまぁ投資家が少ないっていうのが、問題なのかもしれない…
日本であると、
VCが出せる投資額は二桁億が限界。
PEも安定収益源がある企業でないと投資できない。
資産運用会社は基本的に銀行系でリスクを取らない。

PEとVCの間が圧倒的に足りてないと思うんですよね。
そこがないからマザーズに上場するしかない。

でもそのマザーズは、取引の8割以上が個人で、よく分からない理由で売買されていると。
例えばバイオや医療業界だから買うとか。
そもそもとして一般的な投資家は、営利や経常、純利の率と伸びを重視している。

一方でベンチャー企業といえば、利益より売上の伸びを重視している。
それは、そもそも売上が伸びなければ、利益を出す土壌がないから。
なのに理解してもらえらなくて、利益が出る予定でしたが出なさそうですって発表した瞬間、株価は暴落。
経営者は、株価が下がったことでメンタルもやられるし、投資家を説得しなければいけないから、そっちに力を取られるようになる。
それは成長しないよね。笑

そりゃあマザーズで株価も業績も上がってる企業もあるけど、それはごく少数。
多分50社くらい。

だったら、十分に成長させてから上場すべきなんじゃないですかね。
そのために、もっと金を出せる投資家を増やさなければいけない。

でも出せたら出せたでアメリカのユニコーンみたいになってしまうんかなぁ…
むずい。笑

とりまVCとPEの間のファンドか、バークシャーみたいな会社、増やさないといけませんね。笑
友達に、facebookの時価総額ってどのくらいか知ってる?
3000億ドルだよ!ドヤ
ってしてたんですけど、他のIT企業ってどうなってるんだろうって思って調べてみました。

1位 Apple 6595億ドル
2位 Alphabet 5308億ドル
3位 Microsoft 4307億ドル
4位 Exxon Mobil 3381億ドル
5位 Berkshire Hathaway 3313億ドル
6位 Amazon.com 3155億ドル
7位 General Electric 3069億ドル
8位 Facebook 2982億ドル
9位 Johnson & Johnson 2832億ドル
10位 Wells Fargo & Company 2829億ドル

いやー
トップ3がITっすね笑
ってか10位中5社がITっすよ笑
もっと言うと、IoTやーソフトウェア大事やーって強化してるGEもITに入れようと思えば入れられるし、
ウェルズファーゴもショッピングセンター運営会社のスケジュール管理ソフトの改良やったり、「金融資産は全てデジタルだ」という認識を持ってらっしゃるのでITに入れようと思えば入れられる。

ってかアマゾンとアルファベットの躍進ぶりが半端ないですね。
こないだまでアマゾンは、1500億ドル、アルファベットは、3600億ドルぐらいだったのに…

一方で日本だとバンドエイドやリステリンのイメージしかないJ&Jすごいですね。
ここ数年ずっとトップ10入りし続けてます。
あと、アップル、意外に停滞しています。
PER意外に低いんですよー笑

http://www.corporateinformation.com/Top-100.aspx?topcase=b
このサイト、面白いので是非使ってみてください!
GMOペイメントゲートウェイが、GMOインターネットを超えてきたわけですけども
他にもGMOグループの企業って上場してたよなーって。

親子上場はあかんで!とか言いつつ、どんどん上場させているGMO。
自分的には、親子上場させるぐらいなら全部売ったほうがいいんじゃないかなーなんて。
別にアメリカでもないわけではないんですよね。

デルが買収したEMCの子会社にVMウェアっていう会社がありまして。
こちら、上場されています。

そんでもってGMOインターネットがもってるグループ会社の評価額ってどんなもんなのかなーって思って調べてみましたと。
GMOペパボ 71億(最近調子いいですよね)
GMOアドパートナーズ 47億(GMOインターネットとGMOアドHDの持分を足して)
GMOテック 27億
GMOクラウド 46億
GMOリサーチ 12億
GMOクリックHD 940億(四季報にのっている持分が98%)
GMOペイメントゲートウェイ 1136億
GMOメディア 40億(50%と仮定して)

合計2319億円

GMOクリックHDだけ四季報には、持分98%って書いてあってどうしようかと思ったんですが一応それで計算。
メディアもまぁ他のグループ会社も51%ぐらいしか持ってないからこのぐらいになるんじゃね?って思ってそれで計算しましたと。

GMOグループ全部で9つ上場していますと。
日立製作所みたいですね。笑

あれ、GMOインターネットの時価総額いくらでしたっけ?
GMOインターネット本体ってほぼ価値ないってなってない?

批判じゃないですよ。
個人的には、熊谷さん好きなので!
最近、気になっていることがありまして…

それが…
「GMOペイメントゲートウェイとGMOインターネットの時価総額の推移」

GMOペイメントゲートウェイは、今年の1月には744億円しかなかった時価総額が、今では2000億円を超えてきたと。
業績も良くてずっと右肩上がりっていうこともあるけど(売上90億円営利29億円)、フィンテック文脈なのかなと。
だけど、GMOペイメントゲートウェイの親会社といえば、GMOってついてるので、もちろんGMOインターネット。
だから、なんとなく比較したくなるんですよねー笑
そんでもって昨日、GMOペイメントゲートウェイとGMOインターネットの株価を見てみると…

「PG、インターネット超えとるううううう!」

実際の時価総額⇩
GMOインターネットの時価総額→2146億円
GMOペイメントゲートウェイの時価総額→2217億円

一時期は63億円ほどにまで下がったGMOペイメントゲートウェイの時価総額。
それが今では、2217億円…
すごいですね。笑
でもそろそろ限界なんじゃないかなーって思ってます。
一旦下がってまた、ぐいーんって上がっていくんじゃないかなーって思ってます笑
今後絶対伸びていく市場だからね!
楽しみー

業績推移



株価推移
東インド会社
といえば、世界初の株式会社として有名ですが、その後どうなったのかをご存知の方は、少ないかもしれません。
実は現在でも残っていて、その名も、

ジャーディン・マセソン

設立当初は、アヘンの密輸と茶のイギリスへの輸出を目的としていましたが、現在では、日本でも展開しているマンダリン・オリエンタルホテルやシンガポールにおけるセブンイレブン、香港やマカオにおけるスターバックスを展開しています。

一応、ロンドンやシンガポールにも上場しているんです…笑

なんかすごいですよね。笑

ちなみに、世界最初の企業は、日本企業(!)で、金剛組というゼネコンですが、バブル期に規模拡大によって経営危機に。現在は、髙松コンストラクショングループの一角となっています。

ちなみに、財閥の世界最古の企業も、日本企業で、住友財閥。
え、財閥って日本だけなんじゃないの?

財閥についてはまた次回、お話ししましょう。笑